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2005年12月20日 (火)

幸せのポートレイト/笑って泣かせるストーンズ、「ザ・ファミリー・ストーン」(レヴュー)

2006年7月12日追記:
遂に今週末15日から夏の大作に囲まれて地道に公開。でも小粒でも中々美味しい映画ですのでどうぞ。デートに最適、でも男性にはちと怖い(笑)。サラ・ジェシカ・パーカーのこの次の新作「男を変える恋愛講座(フェイリヤー・トゥ・ランチ)」のご紹介はこちら

2006年4月21日追記:
日本公開が今年の夏にやっと決定・タイトルは「幸せのポートレイト」だそうです(日本公式サイト)が、このクリスマス気分100%の映画を夏に公開と言うのもなんだか不思議。で、宣伝が「ラブ・アクチュアリー」の記録を超えたって?で、なんだか30代女性の幸せ探し映画に化けてますが、基本はコメディなんですけど。

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●ポスターは左がドイツ版、右がフランス版
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個人的な意見ではありますが、世界最強の女性とはニューヨークに生息している30-40代の独身女性たち。なんたって世界中から選りすぐりのブランド物をさらりと着こなし、美味しいものに食べ飽きて、仕事をばりばりこなし、アートにもオペラにも造詣が深く、理想の男性に対するハードルは無茶苦茶高い。ついで書くと結構綺麗好き(別名・神経質)で、いつも携帯電話をかけまっくっていて、しゃべらせると自分の事ばかり延々と語るばかり。冷静で知的に見えながら、キレルと手がつけられない。とにかく我がままで、自己チューで、個性的で近寄りがたくって、でもちょっと魅力的な存在。

この「ザ・ファミリー・ストーン」はニューヨーク郊外の町に住む両親とその5人の子供たちのストーン一家(略すればストーンズ)に、がちがちのニューヨーカー、それも演じさせたらこの人の右に出る人無しのサラ・ジェシカ・パーカー(以下S・J・パーカー)が飛び込んでくる事によって、静かなクリスマスがぶち壊しになるコメディ&ファミリー・ドラマ。爆笑しながらホロリとさせるクリスマス向けの映画です。

平凡な家庭を築く長女(&その娘)、ちょっとルーズな次男(ルーク・ウィルソン)、反抗的、でも魅力的な次女(レイチェル・マクアダムス)、耳が不自由&ゲイな三男(&そのボーイフレンド)、そしてまじめで仕事はばりばりこなすが、婚期の遅れている長男(ダーモット・マローニー)とそのニューヨークのキャリア・ウーマンの婚約者(パーカー)、そして彼女が援軍を求めてより波乱を大きくしてしまう妹(クレア・デーンズ)と俳優陣が鮮やかなアンサンブルを魅せてくれますが、やはり落ち着いた“アメリカの両親”を演じるクレイグ・T・ネルソン(Mr.インクレディブルの声の人)&ダイアン・キートンが最強。

母親役ダイアン・キートンは、ケイ・コルレオーネ(「ゴッドファーザー」)から「ミスターグッドバーを探して」、「アニーホール」、「ファーストワイフ・クラブ(S・J・パーカーとここで対決済)」、そして一昨年の「恋愛適齢期」まで、知的で魅力的なニューヨーク女性の代表(S・J・パーカーの20年先輩)だった訳で、その残像をうまく利用しながらの演技には、まんまとやられたと思いながら、正直、泣かされました。

S・J・パーカーも現役のニューヨーカーの貫禄満点。急上昇中のレイチェル・マクアダムスとクレア・デーンズ(もう一本の新作「ショップガール」で、ニューヨーカーを演じています)もタイプの違った役で、それぞれ魅力的。この3人は今後主演女優として末永く活躍して行きそうで楽しみ。また女性陣に押されているようで、マローニー&ウィルソンも良い味を出しています。ある意味典型的なアメリカのファミリードラマ&コメディで、アカデミー賞を取るようなタイプの映画ではありませんが、これもまた愛すべき作品。アメリカ人にとってのクリスマスがどんな意味を持っているか、良くわかる映画です。

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・過去の紹介記事:ファミリードラマの構図4:プライム&ファミリー・ストーン 作品情報&別ポスターあり
サラ・ジェシカ・パーカー
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コメント

これとっても気になってたんです。
Ramblerさんのコメントをみて、
ますます見たくなってしまいました。
サラが映画ってはじめてでしたっけ?
彼女もポジティブで素敵な女優さんですよね。
(顔つきは賛否両論ありますが)
ダイアンキートンは、花嫁のパパの
ママ役でしたっけ?これまた魅力的な人です。
うーん楽しみー。早く見たいなー。

投稿: Tomoko | 2005年12月23日 (金) 00時16分

こんちわ。私もやっと観てまいりました。
ramblerさんのおっしゃるとおり、なんでこの映画を真夏に公開したのかは理解に苦しむところですけど・・・クリスマスシーズンに観たなら、もう少し印象が違っていたのかもしれません。
そうそう、サラが出てるからってやたらと30代女性の幸せ探しムービーっぽく宣伝しているところも違和感ありでしたね~。そういう映画じゃないですものね。
私としては サラの次回作に期待です!!

投稿: SHOKO | 2006年8月29日 (火) 11時19分

★SHOKOさん、コメントどうもありがとうございました。

どうしても”キャリー”イメージが付きまとってしまうS・J・パーカーですが(この作品はある意味半端に引きずってますよね)、このあたりで芸域を広げて頑張って欲しいものです。

その意味ではShokoさんには「恋愛講座」よりも「プラダ」がお勧めかも・・・

投稿: rambler | 2006年9月 3日 (日) 15時08分

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