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2006年4月23日 (日)

「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」The Sentinel レビュー

2006/8/6追記:
日本では「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」というタイトルで8月20日から公開との事です。

Centinel2_220大統領警護の為ならば弾丸を身に受ける男たち・シークレット・サービス・エージェント。レーガン大統領暗殺未遂事件で実際に銃弾を受けた伝説のエージェント・ピート・ギャリソン(マイケル・ダグラス)。迫る新たな大統領暗殺の危機。内通者の存在を感知して動き出した彼自身にかけられた疑惑。一転して追う者が追われる者へ。彼を追い詰められるのは、かつての親友であり、弟子でもあったデビット(キーファー・サザーランド)。苛烈なチェイスが始まります。

設定が思いっきり「ザ・シークレット・サービス(原題:In The Line of Fire・傑作)」+「逃亡者(映画版はハリソン・フォード)」。その意味ではちょっと古めかしい感じもしますが、ちょっとこの2本と違うのは大統領夫人のキム・ベイシンガーとサザーランドのパートナーを勤める新人女性エージェント・ジル(「デスペラートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリア)の存在。この二人の女性が彩り以上の意味合いを持っている所が今風な作りで楽しめる娯楽アクション映画です。

ちょっと文句をつけたいのはマイケル・ダグラスが追うもの(サザーランド)&そして徐々に正体を現す“悪”よりも強そう&賢そうで、あまり追い詰められているように見えないこと。その意味では「逃亡者」でハリソン・フォードをとことん追い詰めるトミー・リー・ジョーンズ(この役でアカデミー助演男優賞)、そして「ザ・シークレット・サービス」で、クリント・イーストウッドの常に一歩先を行く暗殺者・ジョン・マルコビッチ(この役でアカデミー助演男優賞ノミネートされたが、ジョーンズに敗れた)がいかに素晴らしかったかを思い出させてくれました。「24」では身体を張ってテロからアメリカを守り抜くサザーランドも、かつて「アメリカン・プレジデント」で大統領を演じたダグラスには貫禄負けしています。

CTUといいシークレット・サービスといいこうも内通者が多いのは、採用に問題があるのか、それとも労働環境に問題があるのでしょうか?

★4月15日・別ポスター追加しました。別ポスターを見るには”続き”をクリック。

Line500_1
以下、2006年3月9日の記事:「ザ・センチネル」The Sentinel プレビュー

thesentinel3センチネルとは見張り番。その昔同名のホラー映画がありましたが(あれは地獄と現世の扉を見張る人の話でした)が、こちらはこの4月に全米公開のアクション・スリラー作品。

大統領警護を務めるシークレット・サービス・エージェントの大ベテラン・マイケル・ダグラス(イメージは「シークレット・エージェント/In The Line of Fire」のイーストウッドですな)。しかしその彼がもし大統領暗殺を狙う側に回ったとしたら?本当に彼は裏切ったのか、それとも濡れ衣か?シークレット・サービスの全てを知り尽くした男を追っての大チェイスが始まります。

マイケル・ダグラスが追われる男、追うのはTVシリーズ「24」の大活躍で映画とはご無沙汰だった働き盛りキーファー・サザーランド★。更にこちらもTV「デスパレートな妻たち」で話題のエヴァ・ロンゴリアにキム・ベイシンガーが彩りを添えます。ハリソン・フォード、ブルース・ウィリス等の作品が沈む中、中高年の最後の砦(?)のマイケル・ダグラスには(奥さん、キャサリン・ゼタ・ジョーンズにも負けず)頑張って欲しいものです。全米4月21日公開。続きに予告編等の作品情報あり。
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「ザ・センチネル」The Sentinel
分野: アクション・スリラー
米国公開日: 2006年4月21日全米公開
米国版公式サイト: 予告編(Apple) 予告編:Yahoo Movies
米国流通会社: 20th Century Fox Distribution
日本公開日: 2006年
主演: Michael Douglas, Kiefer Sutherland, Kim Basinger, Eva Longoria, Paul Calderon
監督: Clark Johnson
製作: Adam Krentzman, Francois Lesterlin, Michael Douglas

★キーファー・サザーランド
名優ドナルド・サザーランドの息子にして映画界のサラブレッドだったはずが、ハリウッドでは中堅悪役に留まっていました。「フラットライナース」で共演したジュリア・ロバーツと婚約しながら結婚式の直前に逃げられる(11時間前にキャンセル!)という前歴あり(当時LAで働いていた私の職場からFOXの敷地内で結婚式の準備をしていたのが、見えたのですが)。それがTVシリーズ「24」の大成功によって脚光を浴び、再び映画界へ復帰。今年の12月で40歳という年齢はアクターとしてはこれからなので、頑張って欲しいものです。

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コメント

こんにちは。

ぼくは同じイーストウッド作品でも
なぜか『目撃』の方を思い出していました。
あの映画にもシークレット・サービス、
そしてファースト・レディが出てきたからでしょうか?

リンクの件、ありがとうございます。
アメリカから来ていただけるなんて
ほんとうに嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

投稿: えい | 2006年8月 7日 (月) 22時40分

★なるほど、「目撃」ですか。あの映画ではイーストウッドが攻める側でシークレット・サービスが守る側でしたね。

リンク、本日貼らせて頂きました。これからもよろしくお願い致します。

投稿: rambler | 2006年8月13日 (日) 11時53分

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» 『ザ・センチネル 陰謀の星条旗』 [ラムの大通り]
----『センチネル』って、昔ホラーになかったっけ? 「うん。マイケル・ウィナー監督のオカルトね。 でもこれはそれとはまったく関係なく シークレット・サービスのお話」 ----シークレット・サービスって大統領を警護する任務だっけ? 「そう。この映画は、 なんとそのシークレット・サービスの組織内部に、 大統領の暗殺に関与している人がいるというお話。 事態を重く観た上層部は、 その調... [続きを読む]

受信: 2006年8月 7日 (月) 22時40分

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