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2006年6月 2日 (金)

「ラッキー・ナンバー・7(スレヴィン)」Lucky Number Slevin

2007.1.10
 やっと日本公開になったと思ったら、2007年にちなんで、タイトルが変更されておりました。2005年に作られた作品なんですけど(笑)。でもこうした”中級”拾い物作品が日本公開されるのは良いことかと。ブルース・ウィリスは「ダイハード4」も含め、2007年は暴れてくれそうです。
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Lns_220思わぬ拾い物。

 「ユナイテッド93」を見に行く勇気がなくて、代わりに見た映画がこの「ラッキー・ナンバー・スレヴィン」。フィクションだとわかっていると人がばんばん殺されるのを見てしまってなんともなくなっている私。ああ、なんと罪深きことか(「ダ・ヴィンチ・コード」の影響で宗教がかってる?)。

 冒頭で過去・現在にまたがってたて続けに起きる殺人。ニューヨークの友人のアパートに転がり込んだばっかりに、その友人と間違えられて2つのギャング組織から借金の返済を求められる不運な男・スレヴィン(ジョシュ・ハーネット★)。不運中の幸いの隣人のチャーミングな女性(ルーシー・リュー)。対立関係にある組織のボスが、“ザ・ボス(モーガン・フリーマン)”と“ラバイ(ベン・キングスレー)”と呼ばれる豪華アカデミー賞受賞コンビ。二つの組織の間を行き来する凄腕の殺し屋(ブルース・ウィリス=「“ラストマン・スタンディング”=“用心棒”」を連想)。犯罪を追う捜査官(スタンリー・ツッチ)もこの混戦に参戦しての一癖・二癖どころではきかない曲者揃いの豪華な顔ぶれ。こんな中でいかにも気弱そうなスレヴィンは生き残る事が出来るのか・・・そもそもこんな不幸なスレヴィン君が「ラッキー・ナンバー」って何のこと?

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 時間軸を越えたエピソードに積み重ね、フラッシュバックの多用、ばらばらに進むそれぞれのエピソード(故に人間関係をわかりやすくする為に、記号として豪華な役者を使う)は音楽で言うハウスの手法(さまざまなサンプリング音・素材のコラージュ・2007.1追記:今考えるとマッシュですな)。やがてクライマックスで一気に“点”が“線”になる演出は、明らかにタランティーノ・ロドリゲス*に通じるニューウェイブ(この言い方はちょっと古いのですが。M:I:IIIにも似た“臭い”があります)。色々予測していましたが、後半はまんまと一杯食わされました、ということで楽しみが半減してしまうので、なかなか詳しくは書けないこの映画ですが、暴力的ながらも魅力的なエンタテイメント。力のない人がやると、何がなんだかわからない話になってしまうところをこの監督ポール・マクガイアンは鮮やかにさばいて見せました。これからが楽しみな監督。

★ブルース・ウィリス、ジョシュ・ハーネットはロドリゲスの「シン・シティ」で同一場面はないものの共演していましたね。「シン・シティ」、そしてやはりウィリスが出ているタランティーノの「パルプ・フィクション」に共通する感覚あり。ルーシー・リューは刃物を持ち出しませんが。

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コメント

TBありがとうございました!

今年もよろしくおねがいします☆

投稿: mig | 2007年1月22日 (月) 10時46分

TBありがとうございました!

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投稿: mig | 2007年1月22日 (月) 10時46分

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