2009年6月 3日 (水)

天使と悪魔/ANGELS & DEMONS

Angels_and_demons_ver2 ダン・ブラウン原作、ロン・ハワードが監督しトム・ハンクスがハーバード大教授ロバート・ラングドンを演じるという「ダ・ヴィンチ・コード」の第二弾(こちらの方が劇中年代も書かれたのも「ダ・ヴィンチ・コード」より先ですが)。

 法王の死去に伴う後継者選定儀式(コンクラーベ)が行われる中、誘拐された有力時期法王候補者達と盗まれた“反物質”を利用した恐るべきテロ予告。ちらつく秘密結社「イルミナティ」の影。仇敵ヴァチカンから事件解決に召還されたラングドン教授は誘拐された四人の候補者とヴァチカン自体を救えるのか?

 原作を可能な限り再現しようとして自爆した(笑・そんなひどい出来ではなかったのですが)「ダ・ヴィンチ・コード」に比べてストーリーを“追いかけっこ”に絞り込んだ脚本の勝利ではるかにこちらの方がエンタテイメント。ジャックバウアーかジェイソン・ボーンかという勢いで中年大学教授が美しいヴァチカンを駆け回り、上映時間が過ぎ去ります。

 しかし刈り込んでしまった分だけ歴史ロマンの深みと天使と悪魔、宗教と科学、物質と反物質、カソリック教会とイルミナティに代表される相対するものとその調和といった味付け*もきれいさっぱりなくなってしまった感あり。よって説明不足でそりゃないだろの突っ込み所多数。まあ立派なサマーシーズン娯楽作品に仕上がっているので、それはないものねだりなのかも知れませんが。

*この対立の妙を見るならば同じロンハワードの「フロスト/ニクソン」を是非。

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2009年3月28日 (土)

歯ごたえ満点の2時間43分「ウォッチメン」

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 ヴェトナム戦争でアメリカが勝ち、ニクソン大統領が3選を果たしているパラレルワールドの1985年。ソ連のアフガニスタン侵攻で核戦争の危機が現実化しつつある中、ニューヨークで一人の男が殺される。男の名前はエドワード・ブレイク、またの名を“コメディアン”。ウォッチメンと呼ばれるヒーローグループの一人であった。彼の死の背後には何があるのか、そして何が動き出したのか。これは「ヒーロー狩り」の一環ではと考えたトレンチコートに帽子、そして顔に変化する模様が浮かび上がるコバックス、又の名をロールシャッハはウォッチメンのメンバー、隠遁中のナイトオウルII、政府機関で働くドクター・マンハッタン(最も神に近い男?)と彼と暮らす女性シルク・スペクターII、引退して億万長者となったオジマンディアスを訪ね真相を追います。

昨年末の新聞記事(朝日)で2008年の映画界の回顧として「ハリウッド映画は安易なコミックの映画化や、続編、リメークの乱発で衰退している」との論調がありました。続編連発、リメークに関してはある程度理解できることもないのですが、コミックの映画化に関しては大いに反論あり。論者は多分昨年の「ダークナイト」「アイアンマン」は見ず、「ウォッチメン」もお子様ランチだと思って手をつけていないのでしょうね(きっと「ドラゴンボール・エヴォリューション」だけ見るでは?)。この「ウォッチメン」を昨今のアメコミ原作映画の進化は恐るべきものがあります。なんともったいない。

 「ウォッチメン」については、原作未読でその存在だけは知っていましたが、ヒーローが介在してちょっとだけ変って(狂って?)しまった世界の中で展開するそのハードボイルドな世界は監督ザックスナイダーの前作「300」よりも、どちらかというと「シン・シティ」に近い感覚。とにかく映像の中に注ぎ込まれた政治、哲学、道徳、心理学、サブカルチャー等の情報量が半端ではなく、また映画全体が巨大なロールシャッハ・テストになっているという罠。ちょっと気を抜くと振り落とされます。このあたりが熱狂的なマニアを生み出す原動力なのでしょう。歯ごたえ満点の2時間43分です。

・ロールシャッハ・テスト:インクの染みを「どのように見えるか」によって分類する人格検査。主に精神障害の診断に用いられる。
・監督によれば「映像で原作世界の再現にお金を使い切っちゃって無名の役者しか使えなかったそうですが(笑)、やはりジャッキー・アール・ヘイリーがさすが。面白いのは彼がアカデミー賞にノミネートされた「リトルチルドレン」でケイト・ウィンズレットと大胆な(浮気)ベットシーンをしていたパトリック・ウィルソンがここでも大胆に(笑)。「リトルチルドレン」でそのウィルソンの妻を演じていたジェニファー・コネリーと「Walking the Dead(ゾンビ映画ではありません)」で大胆なラブシーンをしていたビリー・クダラップが同じチーム。仲間割れしそう?

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2009年3月27日 (金)

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

 「指輪物語」は遠く伝説となり*、「ナルニア国」も失墜し**、「エラゴン」も「ライラ」も続く事は出来なかった今、ファンタジー界の最大のシリーズにして最後の砦はやはり「ハリーポッター」。最終章7作「死の秘法」***へ向けていよいよ最高潮へ。お馴染み英国最強演技陣+監督は「フェニックス」と同じデビット・イエーツ。日本公開は7月17日。最新の予告編は”続き”に。

* ピータージャクソン復帰で「ホビット」は順調に製作が進んでいるようですが。
** 第二作の興行がいまいち&金融危機でディズニーが手を引き、続編ピンチ。FOX製作に引き継がれて製作の見込みですが。
***最終章は全編・後編に別れ前作は2010年11月、後編は2011年5月公開予定。

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2009年3月17日 (火)

タランティーノの新作「イングロリアス・バスターズ/Inglourious Basterds (原題)」

 「グラインドハウス(日本ではロドリゲスの「プラネットテラー」とタランティーノの「デス・プルーフ」の2本に分割公開)」以来のクエンティン・タランティーノの新作はヒトラーの首を狙う複数グループの話が交錯するという戦争映画「イングロリアス・バスターズ(不名誉なろくでなし無し野郎共の意味・原題)」。ダーク・シュナイダーは出てきません。

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 「キル・ビル」の頃からこの作品の脚本に取り組んでいるのは知られていましたが、昨年来突如として浮上し、一気に撮ってカンヌで見せてアメリカでは8月公開。ちゃんと間に合うのか?とは心配になりますが、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」が素晴らしかったブラット・ピットとタラちゃんの顔合わせも楽しみな一本。唯一の誤算は「ワルキューレ」、「愛を読む人」など等のこの所のナチスブーム!?

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2009年3月16日 (月)

デップ!ベール!&マン!「パブリック・エネミー」

Public_enemies480 大恐慌期のアメリカで銀行を次から次へと襲いその名をはせた実在のアウトロー・ジョン・デリンジャーをジョニー・デップが、そしてそれを執拗に追うFBI捜査官パービスをクリスチャン・ベールが演じるという今が旬な役者が演じ、それを「インサイダー」「ヒート」「マイアミバイス」のマイケル・マンが監督するという“夢の顔合わせ”映画がこの「パブリック・エネミー(民衆の敵達=デリンジャー達の仇名)」。

 昔、昔、このデリンジャーとパービスをウォーレン・オーツとベン・ジョンソン(共に「ワイルドバンチ」のメンバー)が演じ、ジョン・ミリアスが監督するという“男臭い”映画がありましたが(B級だけどぴりりとした逸品)*、あの作品を越えることが出来るでしょうか。デップは「(海賊に続いて)この時代のギャングも一種のロックスターみたいなもの」と発言しているようですが。

 アメリカ公開は7月1日ですが日本公開は年末とか・・・(ブルーレイがでちゃうよ)。

*脇役で「ジョーズ」以前、「アメリカングラフィティ」と同じ頃のリチャード・ドレイファスが出てました。

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2009年1月25日 (日)

お腹一杯、「007/慰めの報酬」

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 ソニーがスポンサーになって(!)、新装開店した”007”シリーズの第二弾は前作を凌ぐアクションのてんこ盛り。

 アクション・シーンでは暗めの画面の中細かなカットを積み重ね、闘っている人(車)にカメラが密着して動きまくりリアリティを出すやり方(暗くて細部が見えない、カメラ酔いしかねない)で、「ボーン」シリーズの影響下にある*のは明らかですが、本家の意地を見せて21世紀型アクションの最高峰を見せてくれます。個人的には、復讐のオペラ「トスカ」をバックにしたアクション・シークエンスが「ゴッドファーザー」を思わせお気に入り。

 同時に「触れ行くものは全て消え行く定め」の人間ボンドの哀愁と成長のドラマは盛り込まれているのでお腹一杯。短いセリフに重たい背景を忍び込ませる腕は、前作に続いくポール・ハギス他の脚本陣の腕の見せ所。“野獣系ボンド”ダニエル・クレイグは映画のトーンにマッチして好調。悪役マチュー・アマルリックが小物っぽく見えるところが、逆に背後の組織の”大きさ”を感じさせてくれて面白いバランス。ボンド・ガール・オルガ キュレリンコは露出不足(?)かも知れませんが、ご不満の方は「ヒットマン」をレンタルしてきましょう。

 ラストが前作「カジノロワイヤル」ほどの「!」感がない、「カジノロワイヤル」を見ていないとなにがなんだかわからない**、ボンドの迎え(拘束)に若い女性を出すようなまねをMI-6がするかあ、と弱点はあるのですが、徐々に姿を現し出した“巨大な敵”の黒い影とともにまた次回作が楽しみ。

*編集のリチャード・ピアソン、第二班監督ダン・ブラッドリー、スタント・コーディネイターのゲイリー・パウエルは「ボーン」シリーズに関っています。
**車のトランクのおっさん、ひげの黒人おっさん、イタリアの隠居おじさん、そもそもヴェスパーって誰?がわからないと混乱必死。また”火の中で抱きしめる”は前作の”シャワーの中で抱きしめる”と呼応しているので前作の復習が必須。

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2008年12月26日 (金)

「Night at the Museum 2: Battle of the Smithsonian/ナイト・ミュージアム2/バトル・オブ・ザ・スミソニアン」

Night_at_the_museum_480 やっと日本でも知られてきたコメディアン・ベン・スティーラー。その彼の日本でのブレイクになった「ナイト・ミュージアム」の続編「Night at the Museum 2: Battle of the Smithsonian/ナイト・ミュージアム2/バトル・オブ・ザ・スミソニアン」は舞台をニューヨークの自然史博物館からワシントンDCのスミソニアン博物館にスケールアップしての登場。全米公開5月22日。

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2008年12月23日 (火)

X-MEN ORIGINS第一弾は「ウルヴァリン」

Wolverine480 「X-MEN ファイナルディシジョン」で一応の三部作のけじめを付けた大ヒットアメコミシリーズ。続編は個々のキャラクターにスポットを当てたものになりますが、その第一弾は人気キャラクターウルヴァリン」の誕生の秘密を描きます。夏の話題作の先陣を切って5月1日公開。

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2008年12月13日 (土)

登場ハリウッド版「ドラゴンボール」!!!

 2009年3月13日に日本公開、4月8日にアメリカ公開なのでそろそろ出てくるとは思っていましたが、ついにハリウッド版「ドラゴンボール」予告編登場。既に2ちゃんねるあたりでも話題になっていますが、まあこれは原作とは別物として楽しむのが良いのでは・・・・いつの間にかタイトルも「Dragonball Evolution」になっているし・・・・「鉄腕アトム」ハリウッド版と共に不安が・・・・

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2008年12月 8日 (月)

ヴィン・ディーゼルが帰ってくる「ワイルド・スピード4/FAST AND THE FURIOUS」

Fast_and_furious420ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、そしてミシェル・ロドリゲス、キャッチ・フレーズは「オリジナル部品のニューモデル」。

 アメリカで大ヒットした「ワイルド・スピード/The Fast and The Furious」で、主役だったポール・ウォーカーを食って大出世したアクション・スター ヴィン・ディーゼル。二作目を拒否して出た「XXX」がヒットして新たなスーパースターの誕生かと思いきやこのところちょいと停滞気味。また彼抜きでもヒットした「X2/2FAST 2FURIOUS」は良かったものの「X3/THE FAST AND THE FURIOUS:TOKYO DRIFT」まできたら失速気味。かくしてやや停滞気味のヴィン・ディーゼルがシリーズに復帰しての第四弾が2009年公開。夏向きの映画を4月に繰り上げての公開はきちと出ますか、凶と出ますか。ポール・ウォーカー&ミシェル・ロドリゲスも地味に復帰してます。続きに予告編あり。

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2008年12月 4日 (木)

ローランド・エメリッヒ最新作「2012」

2012 完全に予告編(続きにあり)が「インデペンデンス・デイ」ノリ(登場人物、出てこない。とてつもない災害が主役)なこの作品は、勿論「インデペンデンス・デイ」「ゴジラ」「デイアフタートゥモロウ」「紀元前一万年」のローランド・エメリッヒ監督の最新作「2012」。地球温暖化?のせいか宇宙人の侵略か?またも地球はめちゃくちゃの模様。7月10日全米公開。ジョン・キューザックも出ているようです。

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2008年11月26日 (水)

ターミネーター4/'Terminator: Salvation'

Terminator_salvation480_13月21日ポスター追加。

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12月13日追記:新しい予告編登場、こちらをご覧下さい。
http://www.apple.com/trailers/wb/terminatorsalvation/large.html

 日本では既に「ターミネーター4」と宣伝されていますが、基本的にこれは最近はやりのシリーズ再起動方式「BEGINS」(だからアメリカのコピーは「The End Bigins」)。アメリカでは「2」と「3」の間をつなぐTVシリーズ「サラ・コナー・クロニクルズ」も放送されており、今回の作品にはこの世界観の影響も受けているはずで、過去の三部作とはかなり違った新しいものになると思われます。「バットマン」シリーズを再起動させる事に成功したクリスチャン・ベールがここでも文字通りの救世主となるか?

アメリカのヤフーに「絵の動くポスター」がUPされていますのでご覧下さい。続きに予告編。

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2008年11月25日 (火)

鉄腕アトム(ハリウッド版3Dアニメ)

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2008年12月26日追記:
全米公開日は2009年10月。公式サイト:http://www.astroboy-themovie.com/
ハリウッド版「ドラゴンボール」と共に2009年の期待作(不安作?)

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噂だけは20年前からありましたが、2009年に遂に公開。英語版タイトルは「Astro Boy」。御茶ノ水博士もなんとなくアメリカン。続きに予告編あります。
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2008年10月 8日 (水)

2008年夏の映画総括その1:アクション映画編

復活にあたりこれまでちょこちょこ書いてきたサマームービーについての考察を一気に行きます。長文失礼(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ

関連:
・2008年夏の北米ヒット作品 1位~10位
・2008年夏の北米ヒット作品 11位~21位
・2008年夏の映画総括その2:恋愛、ミュージカル&その他映画編

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2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
 時は1988年。大ヒットシリーズ第三作にして年間最大ヒット作最有力候補と思われた「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」*に対し、その1ヶ月後に封切られアメリカの観客を熱狂させ年間一位の座を奪ったのはティム・バートン監督・マイケル・キートン扮するバットマンとジャック・ニコルソン扮するジョーカーが対決する「バットマン」第一作でした(日本ではインディの勝利)。20年の時を越え再び対決したインディ・ジョーンズとバットマン(&ジョーカー)、の戦いはアメリカではまたしてもバットマン(ダークナイト)の勝ち(日本ではインディの勝ち)。「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」はアメリカで300億円以上を稼ぎましたが、「タイタニック」以外の全ての興行成績を打ち破り歴史上第二位の大ヒット作となった「ダークナイト」には大きく引き離されました。

 「インディ」は確かに面白かったのですが、正直言ってあまりに古めかしいアドヴェンチャー。このシリーズ、元々はそういう古めかしい冒険活劇の復活がテーマだったのですが、やはりスピルバーグ&ルーカスには21世紀ヴァージョンのインディアナ・ジョーンズを見せて欲しかったと思います。今最高の女優の一人であるケイト・ブランシェットも楽しそうに悪役を演じていますが、“スターリンの秘蔵っ子”としての優秀さは出ていても悪女としての色気不足。シーア・ラブーフの起用、カレン・アレンの復帰と併せてもハリソン・フォードの高齢化を救えなかったのが残念(○蔵○で危機脱出はないよね)。

 これに比べ新装開店版第二弾となったクリストファー・ノーラン版バットマン「ダークナイト」の進化の凄まじさ。“どうせ、コミックの映画版だろ”と言われ軽んじられていた時代に比べての内容に加わった深み。アメリカではヒース・レッジャーの助演男優賞だけではなく作品自体をアカデミー賞に押す声が出ています。

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2008年1月22日 (火)

深海の暗き淵より「クローバーフィールド HAKAISHA」Cloverfield

Cloverfield_240 いや~、「ボーン」シリーズでも「ユナイテッド93」でも平気だった私が多分はじめてと言っていいくらい映画に酔いました。それも悪酔い。映画全体が個人のカメラに映った“事件”を捉えた映像という事で徹底された作品がこの「クローバーフィールド HAKAISYA」Cloverfield。

 TVシリーズ「エイリアス」「LOST」を大ヒットさせ、映画「M:I:III」の監督に抜擢され、そして今、「スタートレックX」でエンタプライズ号を再発進させるプロジェクトに取り組んでいる俊英JJエイブラムスが仕掛けた(製作)低予算怪獣映画(制作費$25Mは超格安)なのですが、タイトルをあかさず予告編を流し、変なおもちゃとのタイアップなどしないでモンスターを見せず、予告編とインターネットを駆使して噂をあおりまくった結果、公開3日で$41Mを売り上げる大ヒットとなった作品です。

 とにかくカメラが揺れる揺れるで頭がくらくらするのですが、映画自体は実際にニューヨークに起きた事件をドキュメンタリーで追う様なシャープな迫力があり、また911のテロリストアタックの悪夢を再現するかのような映像に満ちていて見るほうを消耗させてくれます(褒め言葉)。

 問題は“それって「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」じゃん”という批判ですが、まあこっちの方が映画トータルとして良く出来ているので良しとしましょう。更に大きな問題はジョージ・A・ロメロの新作(2月公開)「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」が殆ど同じようなアイデア作品だと言う事なのですが・・・(詳細こちら)。肝心の怪獣ですが、それは秘密(笑)。おぞましい化け物で印象はゴジラというよりクトゥルー神話なのですが、4月の公開までインターネット上のネタバレを避けつつお待ち下さい。

日本語サイト(予告編あります):http://www.04-05.jp/

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2008年1月 7日 (月)

「紀元前1万年」10,000 B.C.

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日本公開:2008年4月26日(土)、丸の内ピカデリー1他 全国ロードショー

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ゲット・スマート(「それゆけスマート」Get Smart)

Get_smart480 1960年代、当時の最高のアクションシリーズであり憧れであった「007」はありとあらゆるタイプのスパイ物を生み出しましたが、その中でもスパイ・コメディとして人気があったドン・アダムス主演「それゆけスマート」Get Smartを、当代きっての人気コメディアン・スティーブ・カレルとアン・ハサウェイ(エージェント99)で映画化したのがこの作品。ライバル(?)であるスーパースパイ・エージェント23を演じているのがロック様。6月20日公開

尚、このTVシリーズがメル・ブルックス(「プロデューサーズ」「ヤングフランケンシュタイン」)の出世作だそうで今更ながらに彼の天才振りがわかります。続きに予告編あり。

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2008年1月 6日 (日)

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 』The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor

2008年10月10日
感想はこちらにまとめました:2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
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Mummy2 ブランダン・フレイジャー主演の大ヒットアクション・アドヴェンチャーの第三弾。今回は中国の古代皇帝(龍皇帝)=ジェット・リーの呪いに挑みます。元々インディアナ・ジョーンズ風アクション大作(ホラー風味強め)だったシリーズですが、本家と同じ年に続編が公開されるとは奇遇です。

 元々“The Mummy”=ミイラ(男)という原題があるのに、第一作に出てくる死者の都の名前を利用して“ハムナプトラ”なんという日本語タイトルをつけたために、だんだんタイトルと中身がずれてきてしまった訳ですが・・・どうするんでしょうか。ジェット・リーに加えてミシェル・ヨーも登場しカンフーアクション満載の大アクション・アドヴェンチャーになりそう。レイチェル・ワイズが演じていた主人公の妻イヴリンは本作ではマリア・ベロが演じています。8月1日公開

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2008年1月 4日 (金)

「ヘルボーイ2・ゴールデンアーミー(原題)」HellBoy II Golden Army

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2004年に公開された「ヘルボーイ」の続編。悪魔の姿をした正義のヒーロー・ヘルボーイ(ロン・パールマン)の活躍を描くアメコミ・アクション・ヒーロー物第二弾登場。「パンズ・ラビリンス」で一気に映像派としての名声を確立した監督ギレルモ・デル・トロ、そして脇を固めるAbe=ダグ・ジョーンズ、Liz=セルマ・ブレアーも復帰で楽しめそうな一本。7月11日公開
続きに予告編あり

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2008年1月 2日 (水)

「ハンコック」Hancock

2008年10月10日
感想はこちらにまとめました:2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
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Hancock480「アイ・アム・レジェンド」でシリアスなヒーローを演じたウィル・スミスが持ち味である口八丁・手八丁のヒーローに復帰するコメディ・SF映画が「ハンコック(原題)」Hancock。「メン・イン・ブラック」「インデペンデンス・デイ」「ワイルド・ワイルド・ウエスト」に続いて独立記念日に現れ世界を救うのか!?7月2日公開
続きに予告編あり

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2007年11月21日 (水)

「アメリカン・ギャングスター」American Gangster

American_gangster480予告編は続きにあり。

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2007年10月 1日 (月)

鋼鉄の男 「アイアンマン」Iron Man

2008年10月10日
感想はこちらにまとめました:2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
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Ironman_220 スパイダーマン、Xメン、デアデビル、ファンタスティック・フォー、ゴーストライダー等のマーベル系コミック・ヒーローの映画登場が続く中、「アイアンマン」が登場。同時期に「ハルク」の映画版も登場し、宿敵DCコミック系の「バットマン ダークナイト」との興行戦争勃発。

 15歳で理工学系の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業し、20歳で事故死を遂げた父親に代わって巨大軍需関連企業を率いる事になった主人公・トニー・スターク。戦場(原作ではベトナム・予告編ではこの設定は大幅に変更されています)で、地雷を踏み瀕死の重傷を負った上にゲリラに捕らえられ兵器の開発を強制された彼の脱出の手段は自らに鋼鉄のパワードスーツ(ペースメーカー機能付)を装着する事だった。

 仮面ライダーやサイボーグ009にも共通する点がありますが、このトニー・スタークを演じるのがロバート・ダウニーJr。何故彼のような名優がと疑問にも思うでしょうが、このヒーローは天才ゆえの強烈なエゴを抱えながらも傷つきやすく、アルコールに溺れるという弱みを持つスタークにはひょっとしてぴったり?エドワード・ノートンの「ハルク」と共に楽しみです。

予告編を見ていただくと笑えるのがブラックサバスのあの曲(当然ですが)。映画の中でも使われるのでしょうか?続きに作品情報と予告編。

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日本アニメの映画化 「スピード・レーサー(マッハGo Go Go)」Speed Racer

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日本では2008年7月5日(土)、サロンパス ルーブル丸の内他 全国ロードショー
ワーナー公式サイト
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12/07/2007
いよいよ予告編登場。ゲームのような色彩感覚に満ちた独特の世界が構築されています。原作をご存知の方ならおなじみのXも登場していますね。いきなりのあの音楽がタイムスリップに誘います。

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おお、マッハ号(プラモデル、持っていました)。今でも主題歌歌えます。

 アメリカで最も繰り返し再放送された日本アニメとは、ガンダムでもエヴァでもドラゴンボールでもなく、このタツノコプロの名作「マッハGo Go Go」こと「Speed Racer」。今でもたまにアメリカのTVで再放送やっています(ちなみに主題歌まで同じメロディ-英語ですが)。

 10年以上前から映画化の噂にのぼりジョニー・デップが主演するとか、ヴィンス・ボーンが主演するとか色々噂は流れていましたが、これを日本アニメファンのワシャウスキー兄弟(姉弟?)が、「マトリックス」以来の監督を手がける事★で遂に実現しました。既にアメリカでは「マッハ号(写真)」のおもちゃの発売等のマーチャンダイズ作戦が開始されています。

 続きの中にポツダム(ベルリン、ドイツ)で行われた公式記者発表の模様有り。「ファミリー向け映画になる」と言ってはいますが、このジョエル・シルバー、ワシャウスキー兄弟にクリチーナ・リッチというダークなメンツで本当にファミリー向け?

★ 「Vフォー・ヴェンデッタ」は製作・脚本。

続きに作品情報。

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新バットマン 「ダーク・ナイト」The Dark Knight

2008年10月10日
感想はこちらにまとめました:2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
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画像クリックで超拡大:
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12/14/2007 「I AM LEGEND」の公開に併せて遂に予告編登場!が、まだYouTubeにも登場していないで少々お待ち下さい->追加しました。

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まずはそうきたかの悪役ポスター。旧バットマンのジャック・ニコルソン・ジョーカーの怪演にどこまでせまれるか、ヒース・レッジャー・ジョーカー?

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 ガタが来ていたシリーズをリニューアルして大成功となったクリストファー・ノーラン版「バットマン・ビギンズ」の続編登場。クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンの前作超重量級メンバーに加え、宿敵ジョーカーに「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レッジャー★が、そしてハーヴィ・デント/トゥーファイスにはアーロン・エックハートが登場します。前作後トム・クルーズ妻になったケイティ・ホームズは出ずにマギー・ギレンホールがヒロインとはまた地味な(前シリーズは、キム・ベイシンガー、ミシェル・ファイファー、ニコール・キッドマン、ユマ・サーマンでしたから)。

★出世作が「A Knight's Tale(「騎士物語」が何故か邦題「ロック・ユー」)」だった事を考えるとバットマン=The Dark Knight(暗闇の騎士)を演じてもおかしくないわけですが。このあたりのバットマン=ジョーカーの裏表の関係が面白そうです。

続きに作品情報&予告編(YouTube)有り。

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「インディ・ジョーンズとクリスタル・スカルの王国」

2008年10月10日
感想はこちらにまとめました:2008年夏の映画総括その1:アクション映画編
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2/17/2008 登場!

12/10/2007
遂に公式ポスター登場っ!2008年5月の公開へ向けてそろそろ予告編も登場かな?公式サイトはこちら(あのテーマが高らかになり響きますので、会社でご覧の方はご注意を)。過去記事、全て”続き”に移しました。
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2007年9月23日 (日)

「スターダスト」Stardust

Stardust480「グッド・シェファード」に続きこちらも脇役でデ・ニーロ、そして「ヘアスプレイ」に続いて悪の魔女役でミシェル・ファイファーが登場するファンタジー大作。原作はベストセラー・グラフィックノベルです。

豪華なキャストを投入した大作の風格十分ですが、アメリカの興行は振るわず。日本を含む海外での巻き返しはなるでしょうか?10月27日日本公開。

続きに予告編

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2007年6月17日 (日)

ファンタスティック・フォー:銀河の危機

Riseofthesilversurfer このブログを始めてもうすぐ2年ですが、この2年間で既に続編が登場した映画は2本目。最初は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで、2本目はこの「ファンタスティック・フォー」。アメコミの人気ヒーロー達を描くこの第一作「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」が公開されたときは“ジェシカ・アルバ”という言葉への検索から当ブログへお越し頂いた方が多く、その意味でこの映画は当ブログの初期の立役者。

感謝を込めて(?)続編「銀河の危機」は初日の金曜日に見に行ってまいりました。

  ゴム人間“Mr.ファンタスティック”ことリード(ヨアン・グリフィズ)、透明人間“インビジブルウーマン”ことスー(ジェシカ・アルバ)、怪力“シング”ことベン(マイケル・チクリス)、空飛ぶ炎“ヒューマントーチ”ことジョニー(クリス・エヴァンズ)のファンタスティック・フォーの4人のメンバーは、リードとスーの結婚式を目前にして平和な日々を過ごしています(本拠地ニューヨーク)。しかし訪れた星を8日間で滅ぼすという謎の飛行体シルバーサーファーが日本の駿河湾(?)、エジプト、ロスアンゼルス上空に飛来、よりによって結婚式の当日にニューヨーク上空に登場したことで、4人は否が応でも戦いの場に引き戻されます。

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過去記事: ファンタスティック・フォー 銀河の危機 プレビュー 別ポスター、YouTube予告編あり

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2007年5月14日 (月)

ニューヨークの青春「スパイダーマン3」

いきなりですが、クイズです:監督サム・ライミの盟友ブルースキャンベルが3作続けてカメオ出演。今回はフレンチ・レストランの怪しげな受付で笑わせてくれますが、さて第一作&二作ではどこに出ていたでしょうか?回答は続きに。

Spider_man_3_4_360 郊外の街(クイーンズ)で育ち、同じ高校に通っていた二人の男と一人の女。裕福ではないけれどやさしい叔父叔母に育てられたまじめでちょっとおたくなピーター、大金持ちの息子でありながらピーターと気が合い親友となるハリー、そしてその二人から愛される高校の人気者・メリー・ジェーン(通称MJ)。卒業後、微妙な関係を秘めたままそれぞれの夢を目指して大都会ニューヨークに移り住んだ三人を待ち受けていたのは、誰もが予想できない過酷な運命のドラマ。そしてついにこの三人の関係に決着の日がやってきます。

 サマーシーズンの幕開けを飾り予想通り爆発的なヒットとなった「スパイダーマン3」。詰め込みすぎだとか、前作「2」の完成度には及ばない等とは言われていますが、逆によくぞここまで内容を盛り込んだと思わせるエンタテイメント作品。特に予想通りとはいえ後半のクライマックスのヒーローの危機に助っ人参上シーンは少年ジャンプ的快感の極地(友情・努力・勝利!)。映画館一杯の子供たちも前半は大笑いして見ていたのですが、後半はもう食い入るようにスクリーンに集中していました。

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2007年2月24日 (土)

地獄からの使者「ゴーストライダー」

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 アメリカの2月は何故かアメコミ・ヒーローが活躍する時期で、過去「デアデビル」とか、「コンスタンティン」がこの時期にやってきて活躍してくれました。で、今年の出し物は、地獄からやってきた伝説のヒーロー、黄金バット、いや“ゴーストライダー”

 テキサスの荒野・クロスロード・モニュメントバレー的風景・疾走する暴れ馬(バイク)・ショットガン・賞金稼ぎの伝説・廃坑・墓場・投げ縄(チェーン)・セニョリータなヒロイン(エバ・メンデス・実はキューバ系)といった西部劇的映像をちりばめながら、そこに悪魔・地獄・呪い・髑髏といったホラー要素をぶち込み、かつ最新のヴィジュアル・エフェクツで見せるアクション映画。主人公が単純な正義の見方ではなく、悪魔との契約により、地獄からの逃亡者を追う賞金稼ぎにしている設定がみそで、原作ファンだったというニコラス・ケイジが苦悩するヒーローを楽しそうに演じています。

 ヒーローものとしては敵が弱いのが残念ですが、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」にもあった旧ヒーローとの共演シーンや、元祖「イージーライダー(あの映画もチョッパーでアメリカの荒野を疾走”)」ピーターフォンダの使い方、そしてバイカーっぽくヘヴィメタル(オジー・オズボーンの「クレイジートレイン」!)系サウンドが流れる中、主人公だけ○ーペ○ター○を聞いている所とかの細かなシーンで見ている人をなごませるヒーローもの(故にホラーテイストはあってもそれほど残酷ではない)。個人的にはメフィストが出てきて「悪魔くん」を思い出してしまいました(笑)。

 ということでメディアからはぼこぼこにされ(マスコミ向け試写すらアメリカではしなかった)、アカデミー賞とは絶対に縁が無い(!)映画ですが、観客の支持を受けて堂々と大ヒットの「ゴーストライダー」。勢いを受けて続編も期待されますが、本当の勝者はこの映画を予告編にして超強敵「パイレーツ」と5月対決する同じマーベル&コロムビア(ソニー)の「スパイダーマン3」。そろそろヴェノムの映像もちらちらして来ましたのでご覧ください(紹介ページ)。

★監督も「デアデビル」と同じマーク・スティーブン・ジョンソン。ちなみに同じマーベル所属のデアデビルとゴーストライダーは、コミックでは共演してともに悪と戦うこともあるとのこと。続編や共演作が映画化されたらニコラス・ケイジは喜んで出そうですが、きっとベン・アフレック(デアデビル)や“奥さん”ジェニファー・ガーナー(エレクトラ)は出ないんでしょうね。

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2006年12月22日 (金)

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド プレビュー

2007.3.19
予告編が公開されました:Yahoo USA「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド エンド」予告編ページ

2007.3.10
公式情報Up-Date(ワールズー>ワールドに変更)、予告編は3/19日(日本時間20日)公開

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タイトル:パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
原題: Pirates of the Caribbean: At World's End
分野: アクション・アドベンチャー、続編
製作: Mike Stenson, Chad Oman, Bruce Hendricks
監督: Gore Verbinski
出演: Johnny Depp, Orlando Bloom, Keira Knightley, Geoffrey Rush, Chow Yun-Fat
上映時間: 未定
米国公開: 5月25日
米国公式サイト: こちら
米国配給会社: Buena Vista Pictures Distribution
米国レイティング: 未定
日本公開: 5月25日
日本公式サイト: http://www.disney.co.jp/pirates/
日本配給会社: ブエナ・ビスタ
予告編: 3月19日(月)に予告編公開
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Pirates3postersmall左のポスターの中国語の意味は”グッドラック・キャプテン・ジャック”

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2007.1.12追記:
 Las Vegasで行われていた世界最大の家電展示会CESで、ディズニーのアイガー会長が基調講演を行い、その場で「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールズ・エンド」の最新映像が公開されました。同時に会場ではSONYが、初公開となる「スパイダーマン3」の映像を公開。夏へ向けて戦いの火蓋が切られました(会場にいたのに仕事でどちらも見れなかった私・・・)。ポスター登場。

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 ジャック・スパロウは生きていたっ!ってそれはそうですが、ちょいとカッコ良いのは往年の「ワイルドバンチ」のごとくの横一列は、”あえて死地におもむく”という感じ。チョウ・ヨンファやキース・リチャーズも登場でますます賑やかですが、ウィル・ターナー(オーランドブルーム)が見あたらないのは何故?まさか?

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2006年12月21日 (木)

オーシャンズ13 プレビュー

Oceans_thirteen360 9月20付記事“ジョージ・クルーニーの新作「オーシャンズ13」&「グッド・ジャーマン」”から、ポスター&予告編の登場にあわせ「オーシャンズ13」のみ分離独立。予告編、相変わらずお洒落な出来。13番目ガルシア?バーキン?ジュリア・ロバーツのカメオはあるのでしょうか?(ポスター・クリックで拡大)
予告編:http://movies.aol.com/movie/oceans-13/24822/main

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Oceans13
 一時期はブラット・ピットが出ないのではとの話もありましたが、無事に復帰の模様でクルーニー、デイモン、ピットと3人が並んでいると“華”があります。現時点でジュリア・ロバーツは復帰を否定していますが、TVのインタビューを見る限りゲスト的な扱いはあるかも。その代わりに最も興味が沸くのは“最強の敵”として登場すると言われるアル・パチーノ。1、2作の敵アンディ・ガルシアのおじさんだったりすれば「ゴッドファーザーPart III」ですが、果たして?パチーノとは「シー・オブ・ラブ」つながりのエレン・バーキンも出たりします。第一作に立ち返ってラス・ヴェガスが舞台。

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「オーシャンズ13」Ocean’s 13
分野: アクション・アドヴェンチャー・スリラー
米国公開日: 2007年6月8日全米公開
米国版公式サイト:
米国流通会社: Warner Bros. Pictures Distribution
日本公開日: 2007年
主演: George Clooney, Ellen Barkin, Matt Damon, Brad Pitt, Andy Garcia
監督: Steven Soderbergh
製作: Steven Soderbergh, George Clooney, Susan Ekins

撮影の模様は:http://www.clooneynetwork.com/で詳しく見れます。

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2006年12月20日 (水)

ダイハード 4.0/Live Free or Die Hard プレビュー

3/10/2007 最新情報更新。タイトルを現時点での海外向け4.0に変更しました。

Die_hard_4_220タイトル: ダイハード4.0(仮称・米国外タイトル)
原題: Live Free or Die Hard
分野: アクション、刑事物、続編
製作会社: 20th Century Fox
製作: Michael Fottrell, Arnold Rifkin, Bruce Willis
監督: Len Wiseman
出演: Bruce Willis, Timothy Olyphant, Maggie Q, Jeffrey Wright, Mary Elizabeth Winstead
上映時間: 未定
米国公開: 6月29日
米国公式サイト: http://www.livefreeordiehard.com/
米国配給会社: 20th Century Fox Distribution
米国レイティング: 未定
日本公開:        2007年夏予定
日本公式サイト: http://www.foxjapan.com/movies/index.html (Foxジャパンのサイト)
日本配給会社: 20世紀FOX
予告編:        下記

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2007.2.20追記:新予告編登場・おいおい、そんなもの壊していいのか~?!(「インデペンデンス・デイ」ですね。タイトルが「ダイハード4.0」になっているのを見るとこれはインターナショナル版予告の模様(日本も4.0かな)。

 独立記念日のアメリカを襲うシステム・シャットダウンの恐怖。最新鋭のハイテクを駆使して全米を恐怖に叩き込むサイバーテロリスト達。最後の希望としてテロリストに立ち向かうアナログ男の名はジョン・マクレーン。決してくたばらない男=ダイハードが帰ってきます。公開は6月29日(夏の公開カレンダー)。

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2006年11月30日 (木)

ファンタスティック・フォー 銀河の危機 プレビュー

6/15/2007
早速公開初日に行って参りました:レヴューはこちら:ファンタスティック・フォー:銀河の危機


3/10/2007 最新情報Upしました。タイトル更新。
Riseofthesilversurfer_220タイトル: ファンタスティック・フォー 銀河の危機
原題: Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer
分野: アクション・アドベンチャー、アメコミ、続編、SF
製作会社: 20th Century Fox
製作: Michael Barnathan, Chris Columbus, Kevin Feige
監督: Tim Story
出演: Ioan Gruffudd, Jessica Alba, Chris Evans, Michael Chiklis, Julian McMahon
上映時間: 未定
米国公開: 6月15日
米国公式サイト: http://www.riseofthesilversurfer.com/
米国配給会社: 20th Century Fox Distribution
米国レイティング: 未定
日本公開: 2007年夏
日本公式サイト: http://www.riseofthesilversurfer.com/JPN/index.html
日本配給会社: 20世紀FOX
予告編: 下記

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2007/1/3:予告編第一弾登場。シルバーサーファーはT-1000の強化版?

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2006/12/22日追記:悪役シルバー・サーファー、登場。
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 2005年に公開されてヒットしたアメコミ実写版「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」の続編で、来年2007年の夏に公開になる「ファンタスティック・フォー(2):ライズ・オブ・シルバー・サーファー」の最初のPhoto登場。なんだか新しい乗り物に乗っていますが、一人足りない・・・・・ジェシカ・アルバ、ちょっと雰囲気が違いますね。

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2006年11月29日 (水)

エラゴン・遺志を継ぐ者 プレビュー

Eragon1 「ハリーポッター」で見直された児童文学ファンタジー分野。古典である「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」、そして昨年の「ナルニア国物語」の大成功に刺激を受けて、クリストファー・パオリーニ原作の比較的最近のファンタジーのベストセラーが映画化されました。原作はまだ2作しかでていないのに三部作として製作される事が内定しているとか、基本構造が「スターウォーズ」とか聞きますが、柳の下のドラゴンは何匹いるでしょうか。

 個人的には元「三銃士」の同僚・ジェレミー・アイロンズとジョン・マルコビッチという名優が、善悪に分かれて対決するのが楽しみ(オビ・ワンとアナキン?)。“ジル”シエンナ・ギロリーはこれでブレイクするか(アメリカでは一般的にシエンナといえば、ミラーですが)。日米同時公開です。

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続きに予告編(米国)あり(YouTube)
日本公式サイト:http://movies.foxjapan.com/eragon/
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2006年11月19日 (日)

ジェイムス・ボンド・ビギンズ「007 カジノ・ロワイヤル」

Casino_royale220 続編はやりのこの世の中、トラさん亡き後最長不倒のシリーズといえばご存知英国の生んだスーパースパイ・コードネーム007を描いたジェイムス・ボンド・シリーズ。興行的には成功だったピアース・ブロスネン・ボンドの後を受け、悪役顔だ、金髪だ、暗いだの無茶苦茶言われてきたダニエル・クレイグ新ボンドがデビューする第21作目「カジノ・ロワイヤル」が遂に昨日アメリカで公開されました。結果は少なくともアメリカでは作品的に評価が高く(絶賛記事多し)、興行的にも成功の模様で(初日に14.4M)、このシリーズ欲しさにMGMを買収したと噂のSony★幹部も胸をなでおろしている所でしょう。

 ストーリーは911後の世界を反映して、ボンドは暗躍するテロリストを追っていますが、その背景にテロリストに資金提供している銀行家(ル・シフル)がいる事を突き止め、彼とモンテネグロのカジノで対決し、その勝負の資金供給者・英国財務省からのお目付け役(殺しのライセンスはあってもボンドも公務員)として送り込まれた美女ヴェスパー(エヴァ・グリーン)と本気の恋に落ちます。基本設定はやり直しで、暗くリアリスティックなトーンの内に“ヒーロー”の誕生を描く本作の印象はとっても“バットマン・ビギンズ”。

 シリーズの常としてアクションは派手に、スケールは大きく、秘密兵器(ガジェット)はより奇天烈になる傾向がありますが、その反動で行き過ぎると主役交代が起こり(主演役者の年齢とも関係)、「007は二度死ぬ」で宇宙ロケットが出てきて初代ショーン・コネリーが降板、三代目ロジャー・ムーアも「ムーンレイカー」で宇宙まで飛び出して失速しました(その後の3本は多分シリーズ最低作)。好評だった5代目ピアース・ブロスネンも、やはり宇宙衛星が出てくる(悪役がGPSを狂わせる)「トゥモロー・ネヴァー・ダイ」、そして衛星からの熱線で北緯38度線を焦土と化す前作「ダイ・アナザー・デイ」でそろそろ潮時かと思っていました(特に“透明の車”はやっぱりやりすぎ)。

 そうした行き過ぎの反動で生まれる“揺り返し”ボンドは、肉体を駆使したアクション・リアリスティックさが売り物になります。二代目ジョージ・レイゼンビーの「女王陛下の007」、四代目ティモシー・ダルトン主演の「リビング・デイライツ」「消されたライセンス」はそんな志向の作品ですが、興行的にはふるわず二人とも早々に“消されて”しまいました。偶数ボンドは“つなぎ”と言われている所以です。

 今回のダニエル・クレイグ・ボンドはそうした偶数ボンドの流れの作品で、全体は基本に戻ったスパイ・スリラー(エスピオナージ)物であり、“荒唐無稽”を排した原点復帰作★★。当然不幸な“偶数ボンド”で終わらせるつもりはずはなく、アクション・シーンにも勿論手抜きは無し。ハラハラドキドキのアクション・シーンがいつものように贅沢に用意されていますが、格闘シーンやリンチのシーン★★★からも“痛み”が伝わってくる点にご注意を。このあたりは「ミッション・インポッシブル」や「(ジェイソン)ボーン」シリーズには負けないという本家の意地がほとばしっています。ただ肉体アクションを見せるだけならば、ジュード・ロウでもヒュー・ジャックマンでもクライブ・オーウェンでもデビット・ベッカム(笑)でも良かったはず。

 では、どうして彼が選ばれたかと言えば、今回の“物語”が、欲したから。冒頭登場するボンドは、上司M(前作から唯一継続参加・ジュディ・デンチ)も手を焼く危険で荒々しい野獣、もしくは殺人マシーンで、ちょっと軽はずみ。しかし物語の経過に伴い、タキシードとドライ・マルティーニの似合う英国紳士の仮面の下にその危険な牙を隠すようになって行く=逆にクールに人を殺せる凄みを身に着けて行く事になり、ラストで我々は真の意味での“ダニエル・クレイグ=ジェイムス・ボンド”の誕生を目撃する事になります(「スターウォーズ・EPISODE III」のダース・ヴェイダーの誕生を思い出しました)。これには若くて荒々しく、冷酷そう&荒削りに見えるダニエル・クレイグが適任(他の候補はちょっと甘すぎ)。その意味で一番見事なのはこの映画の脚本(ニール・パービス、ロバート・ウェイド&ポール・ハギス!)で、この物語にそってのキャスティングだったことが痛感させられます。

 こうなると続きが見たくなりますが、ダニエル・クレイグはこの作品だけのつなぎとなることなく、次回作への出演も決定済みで2008年11月公開とか。気を長く持って待ちたいと思います。

過去記事: 「007/カジノ・ロワイヤル」Casino Royale (2006)

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★ PCがVAIOなのを初め、携帯もモニターもみなSony製。さすがにプレステ3は出てきませんが。2000年頃に権利の関係でよじれた「007」を作ると宣言して、本家MGMと裁判になり計画を断念。しかしそのMGMを買収してついに製作にこぎつけた経緯あり。
★ ★原作はイアン・フレミングの第一作でありボンドの小説デビュー作。権利のよじれからシリーズとは関係ない超怪作「カジノ・ロワイヤル」となりました。
★★★前作「ダイ・アナザー・デイ」の北朝鮮リンチ・シーンに比べると確実に“痛そう”。


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2006年10月17日 (火)

やられました、「ディパーテッド」

Departed1_220_2 お見事。優れた犯罪アクション映画であり、現時点で本年度の最高の作品。アメリカでの批評を読むとスコセッシ作品としては“「グッドフェローズ」以来の優れた作品”という言い方が出ていますが、個人的には「グッドフェローズ」よりも上。「ギャングス・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」でアカデミー賞にもう一歩だったスコセッシ・ディカプリオコンビに悲願の栄冠をもたらすかも知れません★。

 原作にあたる香港映画「インファナル・アフェア」の舞台である香港闇社会を、アイリッシュ・マフィアの跋扈するサウス・ボストンに移し変え★★、警官に潜入した犯罪組織の男と犯罪組織に潜入した警官の二人の男。常に死と背中合わせの緊張感の中で、生き残る唯一の方法は敵対する組織内“潜入者”を見つけ出し抹殺すること。お互いに顔も知らない二人が、自分の影に怯えつつ、生死をかけて激突します。

 最近のリメークはやりのアメリカ映画をお嘆きの方も多いと思いますが、逆にリメークの強みもあります。それはきちんとした設計図(脚本)が既に出来ている為、その上に安心して力のあるスタッフ&役者達を乗せて存分に個性を引き出すことに集中出来ること。

 演技では、繊細で脆いレオナルド・ディカプリオVS自信に満ちたマット・ディーモンの若手の駆け引きも素晴らしいのですが、やはり今回はジャック・ニコルソン。威厳と愛嬌を持ちながら、ちょっと気に入らなければ即相手の頭を打ち抜くようなぴりぴりとした狂気を撒き散らして、二人の運命を握る組織のボス・フランク・コステロを演じています。スコセッシと言えば、デニーロとのコンビが名高いのですが、今までニコルソンと組んだ事が無かったのが不思議。警察側幹部マーティン・シーン、マイク・ウォールバーグ、そしてアレック・ボールドウィンの3人も素晴らしいのですが、一人で対抗してしまうその存在感は圧巻です(犯罪組織幹部レイ・ウィンストンにもご注目を)。そしてこの男臭い世界の中で、注目は対決する二人の男から愛される運命の女性マドリンを演じるヴェラ・ファーミガ。精神科医という知的な役柄を演じながら、二人の男を惹きつけて行く色気は只者ではありません。これまでは独立系の映画で活躍してきた人ですが、今後化ける可能性あり。

 スタッフに関しては、撮影(マイケル・ボールドハウス)も編集(名コンビ・セルマ・シューンメイカー)も巧みですが、個人的に特筆したいのは音楽。ハワード・ショアの音楽+相変わらずのスコセッシ選曲の上手さ。“戦争、レイプ、殺人。嵐が吹き荒れている。もし隠れる場所を見つける事が出来なければ、俺は吹き消されてしまう。誰か俺に隠れる場所をくれ”と歌うザ・ローリング・ストーンズの名曲“ギミーシェルター”、そして“私は、快適な麻痺に落ちてゆく”と歌うピンク・フロイド“コンフォタブリー・ナム”(映画ではアイランド系・バン・モリソンのバージョン)を、そして地元ボストンのバンド・ドロップキック・マーフィのアイリッシュ的でかつヘビーな“I'm Shipping Up To Boston”の予告編で使われている3曲が、分散した形で効果的に使われています。

 こうした役者&スタッフを存分に操って、スコッセッシが本領を発揮したずしんとヘヴィなドラマ&アクション。1年半前のアカデミー賞の復讐を果たすときはやってきました。日本公開は来年1月★★★との事ですが是非お楽しみに(注:かなり血生臭いので、ご注意を)。

★「ミリオンダラー・ベイビー」で「アビエイター」を逆転、墜落させた最強のライバル・イーストウッドの「父親たちの星条旗」が今週末に登場しますが。スコッセッシVSイーストウッドの重量級再戦も見もの。
★★その雰囲気はライバル・イーストウッドの「ミスティック・リバー」にそっくり。あの映画も同じ場所で育った三人の男が、犯罪者、犯罪犠牲者、そして警官になる映画でした。ボストンはアイルランド系住民がアメリカで最も多く、U2のコンサートが最も盛り上がる場所。
★★★ 日本公式サイト

過去記事:ザ・ディパーティッド(インターナルインファナル・アフェア)/ The Departed プレビュー別ポスターあり

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2006年10月13日 (金)

レオVSディーモン、Part III, ブラッド・ダイアモンド&グッド・シェファード

只今ヒット中の「ディパーテッド」で“潜入”対決するレオナルド・ディカプリオ(1974年生まれ・31歳)とマット・ディーモン(1970年生まれ・先週36歳になった)。「タイタニック」と「グッド・ウィルハンティング」が1997年の12月にアメリカで公開され、翌年のアカデミー賞を騒がせて以来のライバルですが、この2006年に奇しくも再度12月に主演作品が相次いで公開されます。

Blood_diamond220まずは12月15日に公開され、南アフリカを舞台にして貴重なピンク色のダイアモンドの争奪戦を描くのがディカプリオ主演でジェニファー・コネリー、ディーモン・ホンソーが共演の「ブラッド・ダイアモンド/ Blood Diamond」。「グローリー」、「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィックが監督なので、単純なアクション映画ではなく、異文化を背景にした壮大なドラマになっているはず。予告編からは「ホテル・ルワンダ」「ナイロビの蜂」にも通じる“匂い”がします。共に子役から出世のジェニファー・コネリーとの共演も楽しみです(続きに作品情報&予告編あり)。

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Good_shepherd2201週間後の12月22日に公開になるマット・ディーモン主演作が「ザ・グッド・シェファード/ The Good Shepherd」。

シェファード/Shepherdとは、羊飼い、よき指導者の意味。ところが“よき羊飼い/The Good Shepherd”というとキリストの事を意味します。この意味深なタイトルの作品が久々のロバート・デ・ニーロの監督作品で、マット・ディーモンを主演に、出産前に撮影を終えていたアンジェリーナ・ジョリー、そしてデニーロ自身、加えてアレック・ボールドウィン、ウィリアム・ハート、ジョー・ペシ、そしてジョン・トゥトーロが脇を固めたスパイ・サスペンス。CIAでマット・ディーモンというと昨年の「シリアナ」を思い起こさせますが、こちらは内情暴露というよりサスペンスに仕上がっている模様。デニーロとは久方ぶりのフランシス・フォード・コッポラが製作(こちらも続きに作品情報&予告編あり)。

考えて見ればデニーロの前作「ボーイズ・ライフ」に主演していたのがディカプリオで、この「シェファード」の役も元々ディカプリオにオファーがあったそう。「16ブロックス」の項で80-90年代アクション・ヒーローの没落を嘆きましたが、この二人はまさにこれからの世代。今後も先の長い対決を見せて欲しいものです。

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2006年10月10日 (火)

16ブロックス レビュー

sixteen_blocks80-90年代のアクション・ヒーロー達もたそがれて、シュワルツネッガーは州知事になり、スタローンは壊れてしまい(ロッキー6?ランボー4?)、ハリソン・フォードは息切れ(ファイヤーウォール、無残)してしまう中、孤軍奮闘するのがブルース・ウィリス。その彼の主演する最新作が最近には珍しく女性の全く絡まない硬派なアクション映画「16ブロックス」。中年(というより初老)男の哀愁を背負ったアクションの佳作。過剰なアクションを期待せずふらりと映画館に立ち寄る/ふとした弾みでDVDを借りるにはぴったりの映画でした。

「ダイハード3」で呑んだくれニューヨーク刑事ジョン・マクレーンを演じていたブルース・ウィリスが、そのまんまのくたびれた役柄で登場します(役名はジャック)。黒人相棒(モス・デフ)を得て危機を突破して行くところも含めて「ダイハード3.5」?考えて見れば監督のリチャード・ドナーは白人&黒人刑事コンビの名コンビ・リッグス(メル・ギブソン)&マータフ(ダニー・グローバー)★を世に送り出した人で、このあたりの見知らぬ二人が、危機を通じて次第に気持ちを通わせて行く(&掛け合いで笑わせる)という演出はお手の物。また通常こうした“道連れ映画(バディ・ムービー)”だと、長い旅がストーリーには不可欠ですが、この映画の場合は文字通り16ブロックス=16区間=歩くと20分少々の短い距離★★の短い距離に正と邪、警官と犯罪者、白人と黒人、追うものと追われる物という様々な対立する要素を詰め込んで、なおかつきちんと収斂して見せる所に職人の技が光っていました。

Sixteen_blocks220黒人相棒モス・デフ、二人を追うデビット・モースも巧いのですが、やはりここで光るのはブルース・ウィリス。くたびれ&呑んだくれ男が、危機の中にあって冷静さと昔の勘を取り戻して行く様は、かつてのアクション・ヒーローとしての彼の残像を生かしておりさすが。派手な大アクションがお好みならば来年の「ダイハード4(Live Free or Die Hard)」★★★を待つのも良いと思いますが、この枯れた味わいも中々なもの。お時間があれば是非★★★★。

続きに★の解説あり。  
過去記事: 「16ブロックス」16 Blocks プレビュー
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2006年10月 8日 (日)

デジャ・ヴ/Déjà vu プレビュー

Deja_vu220ジェリー・ブラッカイマーが製作★・トニー・スコットが監督するスタイリッシュなハイテク・スリラーといえば「エネミー・オブ・アメリカ(原題:Enemy of the State)」を、またディンゼル・ワシントンが主演のポリティカル・スリラーと言えば「クライシス・オブ・アメリカ(原題:The Manchurian Candidate)」を思い起こさせますが、こちらもなかなか面白そうなアクション・サスペンス映画。007以外は意外と大作の乏しい今年のホリデイ・シーズンの興行レースで意外な活躍を見せるかも知れません。人気blogランキング参加中。 banner_02

★ リドリー&トニーのスコット・ブラザースも製作担当。

続きに作品情報&予告編あり。

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2006年10月 4日 (水)

ハリー・ポッターとフェニックスの騎士団

11.22再追記:予告編はBetterなクオリティのものに変更しました。
2006.11.19追記:新Photo&予告編(劇場内隠し撮り登場)

気になる新Photoがネット上に流れ出しました。
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Hp_ootp_12006.11.16追記:
明日から公開の「ハッピーフィート」にいよいよ予告編が登場という事で、色々と騒がしくなってきました。ポスターの第一弾は悪の親玉の登場。
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2007年夏の超大作決戦の中でも恐らく安定した力を発揮するであろう「ハリー・ポッターとフェニックスの騎士団」のPhotoが遂に一部公開になりました。ちょっとくっつけてみて並べるとこんな感じ(継ぎ目失礼)。みんな大人になってきましたな~。原作中最も”暗い”と言われるこの第五弾。来年の夏が楽しみ。
他の写真はこちらで見れます。 人気blogランキング参加中。 banner_02

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2006年9月21日 (木)

ジョージ・クルーニーの新作「オーシャンズ13」&「グッド・ジャーマン」

「グッドナイト・アンド・グッドラック」と「シリアナ」の二本の作品で、監督としての名声を確立し、またアクターとしてもアカデミー賞を獲得したりで、完全に“元TVスター”の印象を消す事に成功したジョージ・クルーニーの作品二本。今年の後半から来年は盟友スティーブン・ソダーバーグと組んでの二作に主演します。

Goodgerman360_1最初の一本は第二次世界大戦中に欧州に特派員として送り込まれた男・ジョージ・クルーニーの戦争を背景としたロマンス映画&スティーブン・ソダーバーグ監督の最新作「グッド・ジャーマン」The Good German。ポスターのイメージが同じように戦火を背景にしたロマンス・ドラマ「カサブランカ」を意識している点にご注目を。お相手はこちらも波に乗るケイト・ブランシェット、そしてトビー・マグワイヤが共演します。

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Oceans13
そしてもう一本は現在撮影中の期待の続編「オーシャンズ13」Ocean’s 13。ブラット・ピットが出ないのではとの話もありましたが、無事に復帰の模様でクルーニー、デイモン、ピットと3人が並んでいると“華”があります。現時点でジュリア・ロバーツは復帰を否定していますが、TVのインタビューを見る限りゲスト的な扱いはあるかも。その代わりに最も興味が沸くのは“最強の敵”として登場すると言われるアル・パチーノ。1、2作の敵アンディ・ガルシアのおじさんだったりすれば「ゴッドファーザーPart III」ですが、果たして?パチーノとは「シー・オブ・ラブ」つながりのエレン・バーキンも出たりします。第一作に立ち返ってラス・ヴェガスが舞台。

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続きに双方の作品情報。

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2006年8月27日 (日)

B級万歳、「スネーク・フライト」Snakes on A Plane

Snakes_on_a_plane220ハワイで起きた犯罪組織のボス自らが手を下した殺人事件。目撃したサーファーをロスアンゼルスで証人喚問席に立たせる為、FBI捜査官サミュエル・L・ジャクソンは目撃者と共にサウス・パシフィック航空121便に乗り組む。しかしこのフライトには目撃者殺害の為、組織の手によって究極の生体兵器=数千匹のヘビが仕込まれていた・・・

インターネット上で事前に盛り上がりに盛り上がり(詳しくはこちら“ この夏・最大の話題作(ただしネット上)「スネークス・オン・ア・プレイン」 ”をご覧下さい)、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」並の大ヒットが期待されたものの公開されてみたら、公開週に第一位を取ったものの、結局コケてしまったB級アクション・スリラー・パニック映画。でもどうしてどうしてこれがB級らしいケレン味満載の楽しい映画で、観客は爆笑しながら見ていました。日本では10月公開との事ですが、映画会社が制作費65億円、全米初登場第一位大ヒット等と宣伝しているようですが、どういうレートを使うと$30Mが65億円になるんでしょうねえ&初登場一位は公開劇場数を増やせば、閑散期にはどうにでもなります。典型的なB級宣伝手法。

とにかく下品でエゲツない残虐なヘビの暴れっぷり(あんなところやそんなところに噛み付きます)、サービス以外の何物でもないヌード、安い脇役達(何故映画に出てくるラッパーは皆こう“安い”のか?)、いちゃつく奴はさっさと惨殺、いけ好かないキャラも惨殺というB級映画のフルコース。でもヒーローはかっこよく、ハラハラドキドキさせて、笑わせて、ちょいと泣かせて最後はきちっと締めるという作る側の“予算は無いけど、どんなことを観客を楽しませてやるっ”という意識の伝わってくるB級の鏡。

同じ飛行機が舞台という事で、昨年の「レッド・アイ(こちらもB級快作)」や、「フライト・プラン」、そしてパニック映画的手法で「エアポート・シリーズ」「ポセイドン・アドベンチャー」等を思い起こさせますが、ジョディ・フォスターが出ていなきゃただのトンデモだった「フライト・プラン」、アイデアに何のひねりもなかったリメーク大作「ポセイドン」に比べて個人的にはこっちの方が好きです(今だに「ユナイテッド93」を見にいけないのにこの残虐映画を見て笑っていられる私も結構考え物ですが)。

FBI捜査官サミュエル・L・ジャクソンはシャフトそのままのタフな捜査官を熱演。危機の連発についに切れて飛び出す“mother f#$king”ワードの連発がアメリカ人に大うけしていました。日本での変な“大作”宣伝に騙されずに是非笑いながらお楽しみ下さい。

続きにおかしなファンサイト・作品情報&スチルがあります。  人気blogランキング参加中。 banner_02

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2006年8月 9日 (水)

タランティーノ/ロドリゲス新作 グラインドハウス/ Grind House プレビュー

2007.1.3 新予告編&Photo追加

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2006/10/12追記:遂に予告編登場:残酷な場面/エロを含みます。->消されてしまいました。新予告編の登場をお待ちください。

Grind_house0_220「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の盟友クエンティン・タランティーノ とロバート・ロドリゲスの二人が共同で監督を手がける新作は70年代のエクスプロイテーション(キワモノ)映画へのオマージュ「グラインド・ハウス」Grind House(2~3本立ての安物映画を上映する場末の映画館・元々はストリップ劇場の意味)。

そのキワモノ世界を再現するため60分程度の映画の二本立て形式(最新のタランティーノ・インタビューだとやはり60分には収まらなくなっているらしい・笑)になっており、ロドリゲスがゾンビもの 「Planet Terror」 、タランティーノ監督がスプラッターもの(スラッシャー) 「Death Proof」を監督、更にお遊びとして2つの作品の間には、架空の映画の予告編やコマーシャルが流れる予定で、これをEli Roth、Edgar Wright、そしてロドリゲス、タランティーノが監督し、場合によっては「グラインドハウス2」で映画化するとか・・・

現時点で公開は2007年4月6日ですが、タランティーノパートは8~9月撮影らしいのでどうなりますか(ロドリゲスパートは「シン・シティ2」の準備もありもう終わっているとのこと)。

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続きにキワモノ感覚満載のそれぞれのポスター&作品情報あり

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2006年8月 8日 (火)

ザ・ディパーティッド(インターナル・アフェア)/ The Departed プレビュー

★アカデミー賞候補の呼び声も高く、遂に日本公開。実際の感想はこちら:やられました、「ディパーテッド」


9月3日追記:新ポスター登場!予告編は”続き”にあります

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Thedeparted220レオナルド・ディカプリオ、マット・ディーモン、マーク・ウォールバーグに加えジャック・ニコルソン、更にアレック・ボールドウィン、マーティン・シーンが脇を固めるという超豪華キャスト。そしてディカプリオとは3度目の組み合わせとなる巨匠マーティン・スコセッシ監督の新作は香港映画の「インファナル・アフェア」のリメイクである「ザ・ディパーティッド」/ The Departed。舞台をボストンに移し変え、警官とギャングとの狭間に揺れ動く人間達のドラマを描きます。個人的には何故か今までなかったスコセッシ&ニコルソンの組み合わせに期待。

遂にポスター、予告編が登場しましたがBGMのカッコいいこと。ローリング・ストーンズのギミー・シェルターのイントロから終わりのコンフォタブリー・ナム(ピンクフロイドのカヴァー、誰かが思い出せず悩んでいます・こちらでピンクフロイド版聞けます)まで、わくわくします(本編には使われない事が多いのですが)。

★2006.8.12追記
JCRさんからご指摘を頂きまして、予告編にて使われいるのは
"Comfortably Numb" - Van Morrison & The Band
"Gimme Shelter" - The Rolling Stones
"I'm Shipping Up To Boston" - Dropkick Murphys
である事が判明。情報どうもありがとうございました(情報元こちら

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続きに作品情報&Photoあり

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2006年8月 3日 (木)

マイケル・マンズ・ワールド「マイアミ・バイス」

2006.8.20追記:
既にいくつかの”感想”が出てきていますが、皆さん結構辛口。事前にマイケル・マンの作品の味を知っていないと、”マイアミ・バイス”の看板を見てお洒落でトロピカルな雰囲気のシーフード・レストランだと思って入ったら、同じシーフードでも頑固親父のにぎる鮨屋だったということになります(味は結構良いのですが・下にも書いた「バッド・ボーイズ」はファーストフード?)。これからご覧になる方はご注意を。

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TV版「マイアミ・バイス」ファンの皆さま、残念でした。マイケル・マン監督作品ファンの皆さま、お待ちどう様でした。2006年劇場映画版「マイアミ・バイス」は、TV版の持っていたトロピカル・カラーも、ヤン・ハマーも、グレン・フライも封印し、監督得意の光と影が交差する独特世界の中で、リアル銃弾が飛び交う重厚な映画。ハリウッドのアクション映画の定石(巻頭でまず一発見せ場、中盤に5~10分ごとに山場を配して、ラスト前に大クライマックス、そしてカタルシス)にはまらないマイケル・マン的世界(「ヒート」「コラテラル」)。

マイアミ警察特捜課(=マイアミ・バイス)で活躍する2人の刑事、ソニー・クロケット(コリン・ファレル)とリカルド・タブス(ジェイミー・フォックス)。まるで正反対のキャラを持つこの名コンビに課せられた指名は、FBIすら失敗した南米発マイアミ経由アメリカを結ぶドラッグ密輸コネクション摘発を目指し、南米の犯罪組織と接触するという超危険なミッション。ドラッグ・ディーラーになりすまし、謎の多い中華系女性(コン・リー)を通じ敵の組織と接触するが、組織の魔の手は近辺に迫っていた・・・

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2006年7月 9日 (日)

スターウォーズへの道、「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」

PotC_DC_2公開初日の昨日金曜日1日で$50Mを叩き出し、恐らく1週間で今年最大のヒットにのし上がるであろう大ヒット作がこの「パイレーツ・オブ・・カリビアン・デッドマンズ・チェスト」。早速公開2日目に行ってきました。南の海を舞台にした雄大なアクション、冒険、剣戟、チェイス、ロマンス、そしてホラー映画のおどろおどろしいムードと、至る所にちりばめられた笑い。続編の常としてこうした要素が30%~50%増量。まさに夏休み向け冒険大活劇アクションの王道です。以上・・・・

と、書くと見もふたもないので、もう少し突っ込みますと、前作が普通のアドベンチャー映画と一線を画していたのは、キャプテン・ジャック・スパローを演じたジョニー・ディップの存在。強いのか弱いのか、かっこいいのか悪いのか、そして善人なのか悪人なのか、酔っ払っているのか素面なのか良く分らない映画史上最もよく分らないヒーローとして大活躍し、正統派ヒーロー・ターナー(オーランド・ブルーム)&ヒロイン・スワン(キーラ・ナイトレイ)を差し置いて美味しいところをさらっていってしまい、本人もそれまでの“若手演技派”としての評価からこの作品で一気に“当代きっての人気スター”にのし上りました。

今回もその怪演ぶりは健在で、映画館は彼が出てくると、くすくす笑いの連続。そしてここぞという所ではカッコ良く決めて大暴れしてくれます。しかし今回の面白さはそれだけではなく、前作後に「キングダム・オブ・ヘブン」「エリザベスタウン」に主演したオーランド・ブルーム、「ジャケット」「ドミノ」そして「プライドと偏見」ではアカデミー賞の主演女優賞のノミネートされるに至ったナイトレイ★の二人が存在感を増した事によって、主役3人の微妙な関係が深みが出てきた事。

その関係はルーク・スカイウォーカー、レイア姫、そしてキャプテン・ハン・ソロのスターウォーズの関係を彷彿させてくれます。気がつけば、個性的な脇役たちの存在、強力な悪役の存在、父親の世代の因縁が絡む事、そして色々な点が第三作目に持ち越される所などはまさにスターウォーズ・サーガ。今回の作品が主役たちの大受難の「帝国の逆襲」、そして解決作になるはずの第三作「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン アット・ワールズ・エンド」は「ジュダイの復讐(帰還)」でしょうか。いずれにしても「スターウォーズ」「ゴッドファーザー」「ロード・オブ・ザ・リング(ス)」「マトリックス」等に比較されるようなトリロジー(三部作)の誕生です。

その次回作ですがなんとカリブを出て上海まで海賊たちが進出するそうで、新たにチョウ・ヨン・ファがキャプテン・サオ・フェンとして登場。既に主要部分を撮影終了し、現在追加部分や特撮部分を撮影中。来年2007年夏の公開です。製作者は三作で「終わらせるのはもったいない・6作は作りたい(やはりSWを意識?)」と発言しているようですが、どうなる事やら。ジョニー・ディップはその先の続編について「誰も“ロッキー12”は見たくないだろう。でも、Never say never(絶対は無いとは言っちゃいけないという意味の英語の決まり文句・今週7/14号・Entertainment Weeklyより)」だそう。さてこの“カリビアン・サーガ”どうなりますか。まずは来年の三部作完結編が楽しみです。

キーラ・ナイトレイとビル・ナイは「ラブ・アクチュアリー」でも共演していますが、確か顔はあわせなかった筈。「スターウォーズ・Episode I」でパドメの影武者を演じているのは有名ですね。やはりレイア姫とは関係あり?

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過去記事:
「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」、新ポスター登場
「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest (予告)
ジョニー・ディップ&キース・リチャーズ

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2006年7月 3日 (月)

王の帰還・「スーパーマン・リターンズ」 Superman Returns

Superman_returns_220帰って来たスーパーマンは堂々たる風格の古典的正統派“王道”超大作娯楽映画でした。

ヒロインであるロイス・レーン(ケイト・ボズワース)の設定がちょっとだけ現代風ですが、ヒーロー(ブランドン・ルースー>日本ではラウスになってたんですね)は女性の喫煙にも反対するストイックな古典派(笑)。愛に悩んでも非行に走ったりせずに、代わりに仕事に打ち込んでしまう生真面目男。この硬い主人公を囲んで宿敵レックス・ルーサーをケビン・スペイシーが思いっきり楽しそうに演じ、美味しい部分をさらいます。デイリー・プラネット編集長のフランク・ランジェラ(最近では「グッドナイト&グッドラック」)もいい味出しています。

SFXはやはり圧倒的で、人が空を飛ぶ感覚の自然さ・スピード感の進歩も素晴らしく、冒頭の飛行機救出シーンは、先日の「X-MEN ファイナル・ディシジョン」のゴールデン・ゲイトブリッジの破壊シーンと並んで最新技術の最高峰。思わず拍手をしたくなる鮮やかな“帰還”ぶりです(ただし飛行機の中であんなにふっとされれば即死)。しかし全編この調子でアクションに続くアクションのつるべ打ちかと思いきや、後半は結構かっちりと人間ドラマ。このあたりで評価は分かれると思いますが、これによって単純男の子向けアクション映画ではなく女性観客にもアピールする内容となっています。お約束の夜間飛行シーンもロマンチック。

そして全編に通じる旧クリストファー・リーブ・スーパーマンへの“敬意”。今回の製作スタッフ達の子供の頃に見た旧作に対する憧れと、それを乗り越えようとするチャレンジが感じられ、大人達へもアピールする“王道”の風格を保っています。同じ70年代映画を蘇らせた「ポセイドン」はここに失敗していましたが、両方の“旧作”に出ていたジーン・ハックマンに“新作”の感想を聞いて見たいですね。

という事で夏休み向け王道ハリウッド映画のこの作品、“人が空を飛ぶ”気持ちよさは是非劇場でお楽しみ下さい。尚作品をより楽しむ為の情報(ネタばれ無し)&新旧ポスターを続きの中に入れてあります。

過去記事: 「スーパーマン・リターンズ」Superman Returns (予告)別ポスター多数あり。
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続きを読む "王の帰還・「スーパーマン・リターンズ」 Superman Returns"

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2006年6月28日 (水)

予告編きたっーーースパイダーマン3

2007/5/12
感想まとめました:ニューヨークの青春「スパイダーマン3」

2007/3/10 最新情報更新
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タイトル: スパイダーマン3
原題: Spiderman 3
分野: アクション・アドベンチャー、コミック、続編
製作会社: Columbia Pictures
製作: Avi Arad, Stan Lee, Joseph M. Caracciolo Jr
監督: Sam Raimi
出演: Tobey Maguire, Kirsten Dunst, Thomas Haden Church, Topher Grace, James Franco
上映時間: 未定
米国公開: 5月4日
米国公式サイト: http://spiderman3.sonypictures.com/
米国配給会社: Sony Pictures Releasing
米国レイティング: 未定
日本公開: 5月1日
日本公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/index.html
日本配給会社: ソニーピクチャーズ
予告編: TVで公開された7分間の映像です。ネタバレを含みますのでお気をつけください。


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2007.2.23
FOX・TVで「スパイダーマン2」が放送されたときに流された「3」の特報紹介。遂にヴェノムがちらりと。

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2006.11.26日:更にポスター追加
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2006.11.12.新予告編登場。

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Spiderman3_4_2202006年7月31日追記:
なんと7月16日にご紹介した下記”黒と赤”ヴァージョンのポスターは、ファンが作った非公式ポスターである事が判明・・・・すみません。お詫びに左が新しいポスター。黒く染まったピーター・パーカー。何が起きているのか?
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2006年7月16日:更に新ポスター登場。ますます赤と黒の葛藤の色彩が強まってきました。2007年は「パイレーツ」と勝負!左右の蜘蛛の形が微妙に違う点にご注目(クリックするとそれぞれ拡大します)。

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2006年7月14日:新ポスター登場
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噂通り本日の「スーパーマン・リターンズ」の公開に合わせて「スパイダーマン3」の予告編登場っ! こちら(要Quick Time)

噂の”黒いスパイダーマン・○ェ○○”がやはり中核となりそうですが、更に”○男”も登場(予告編でちらりと)で更にパワーアップしたアクションが見られそう。ピーター、ハリー、MJの青春物語に加えてグウェン・ステイシー(原作だとピーターの最初の彼女)も登場で更にややこしい人間関係が展開しそうです。 人気blogランキングに参加中 banner_02

過去記事:スパイダーマン3、ポスター公開

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2006年6月20日 (火)

2007年夏の超大作「トランスフォーマー」TRANSFORMERS

2007.1.3 新予告編登場・遂に変形型ロボット登場!

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2006/7/30追記:
新ポスター登場しました。実際の”ロボット”は只今CGで製作中につき年末にならないと姿を現さないとか。

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2006.7.6追記:
最初の予告編が登場しました。公式サイトをご覧下さい。なにやらドキュメンタリー風な内容と最後に出てくるマーク(?)の落差が可笑しい。

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2007年5月公開の「スパイダーマン3」の予告編が、来週28日に公開される「スーパーマン・リターンズ」にくっ付いてくるという情報が流れていますが、更にその先2007年7月4日の独立記念日の公開されるスティーブン・スピルバーグが製作・マイケル・ベイが監督するSF超大作がこの「トランスフォーマー」TRANSFORMERS。早くもポスターと公式サイトがオープンしました。ポスターの雰囲気は「インデペンデンス・デイ」。

元々「トランスフォーマー」TRANSFORMERSとは、日本で株式会社タカラ(現タカラトミー)から発売されていた変形ロボットおもちゃシリーズの総称。これをアメリカの大手・トイ・メーカー・ハスブロ社がアメリカで発売するに当り、「トランスフォーマー」と呼ばれるロボット生命体が正義の“オートボット(Autobots)“と悪のデセプティコンズ(Decepticons)に分かれて戦っているという背景設定を付け加えて大ヒット。このおもちゃのヒットを受けて、後付でアニメやコミックになったという元々は日本発の巨大ロボット格闘系物。

これがヒットしたらハリウッドで「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「ガンダム」「エヴァンゲリオン」あたりを実写でやったりして・・・
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続きに作品情報あり。

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2006年6月15日 (木)

ジ・アサシネイション・オブ・ジェシー・ジェームス・バイ・ザ・カワード・ロバート・フォード

★公開は2007年に延期されました。

Jessejames220昔・昔のそのまた昔に「リバティ・バランスを撃った男」という映画がありましたが、この新米パパ・ブラッド・ピットの新作は“ジ・アサシネイション・オブ・ジェシー・ジェームス・バイ・ザ・カワード・ロバート・フォード/
The Assassination of Jesse James By The Coward Robert Ford”、すなわち“臆病者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームス暗殺”。無茶苦茶長いタイトルですが日本だと「ジェシー・ジェームスの伝説」とか「ジェシー・ジェームスを撃った男」になるのでしょうか。ジェシー・ジェームスとは西部開拓時代の実在の有名なアウトロー、大列車強盗。残虐な殺人者ではなく、弱いものには手を出さない“義賊”としてヒーロー化された人物で、彼を演じているのがブラット・ピットです。

ブラット・ピットのブレイクにはロバート・レッドフォードが関与しており★、若い頃は“レッドフォード2世”的な言われ方をしていましたが、今回の作品の予告編を見ると確かにそのたたずまいが「明日に向かって撃て!」の“サンダンス・キッド”レッドフォードに良く似ています。勿論サンダンス・キッドもジェシー程有名ではありませんが、大列車強盗。これはブラピによる師匠へのチャレンジなのでしょうか。作品情報は“続き”にあります。


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★ 出世作「リバー・ランズ・スルー・イット」の監督がレッドフォード。この師弟コンビは「スパイ・ゲーム」で共演しています。

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2006年6月11日 (日)

やっぱり凄かった「カーズ」Cars

ただ今米国で大ヒット中のピクサー・アニメの最新作「カーズ」Carsを見てきましたが、やはり今回も素晴らしい作品でした。

無茶苦茶早いけれど頭の中はお金と名誉で一杯の新進気鋭のレースカー”ライトニング・マックイーン★ (声:オーウェン・ウィルソン)”。引退を表明している王者ザ・キング(声:リチャード・ペティ)、性格の悪いライバル・チック・ヒックス(声:マイケル・キートン★★)と三つ巴の王者決定戦に望むためカリフォルニアに向かいますが、その途中ふとした事から今は寂れたルート66★★★ぞいの町ラジエーター・スプリングスで自分がぼろぼろにした道路の整備をする羽目に。でもその街で過去のある判事ドク(声:ポール・ニューマン)、元キャリアポルシェ(?)のサリー・カレラ(声:ボニー・ハント)、陽気なレッカー車・メーター(声:コメディアンのラリー・ザ・ケーブル・ガイ)達と触れ合ううちに、お金や名誉よりももっと大切な物がある事を知ります。

本当はディズニー・ピクサーの連携の最終作となるはずだった今作品。所が一転してディズニーがピクサーの親会社になっての第一回作品。技術的に言えば、これ見よがしに車体曲面に写り込む周りのイメージを見せ付け(それもグリグリ変化)、5本位CGアニメ作品の予告編がくっついていたのですが、他社を圧倒して進化している事を知らしめてくれます★★★★

内容的には前回の「Mr. インクレディブル(The Incredibles)」はアメリカでのレイティングがPG(親の同伴・ガイダンス推奨)という事で、子供が見るものという枠を越えて大人が見ても十二分に鑑賞できる深みを持っていたのに対し、今回はGレイティングで、やや子供向けではないかと懸念していたのですが、(その点を指摘している評論多し)、より小さな子供でもわかり易いシンプルなストーリーであるが故に”インクレディブル”、”ニモ”とはまた違った味わいがあります。加えてこれがピクサー作品の最大の強みですが、それぞれの車のキャラクターの生き生きしてしている事!皆CGで描かれたアニメと判っていても皆いとおしい(笑)。見る前と見た後では下のポスターの印象がまるで違います。

という事で、またもや子供をだしに大人が見に行って十分に楽しい作品。ただし子供、特に男の子にとっては恐ろしく影響力がありそうで、見せたら最後、キャラクターグッズ代に映画よりお金がかかる事をご覚悟ください。尚、お約束のオープニング短編、そしてエンドタイトルバックのお楽しみ、そしてクレジット終了時のお楽しみと付録も豪華。時間に遅れず、最後まで席を立たずにお楽しみ下さいませ。

★の解説は“続き“にあります。 過去プレビュー記事はこちら(別ポスターあり)  人気blogランキング参加中。 banner_02

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2006年6月 2日 (金)

「ラッキー・ナンバー・7(スレヴィン)」Lucky Number Slevin

2007.1.10
 やっと日本公開になったと思ったら、2007年にちなんで、タイトルが変更されておりました。2005年に作られた作品なんですけど(笑)。でもこうした”中級”拾い物作品が日本公開されるのは良いことかと。ブルース・ウィリスは「ダイハード4」も含め、2007年は暴れてくれそうです。
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Lns_220思わぬ拾い物。

 「ユナイテッド93」を見に行く勇気がなくて、代わりに見た映画がこの「ラッキー・ナンバー・スレヴィン」。フィクションだとわかっていると人がばんばん殺されるのを見てしまってなんともなくなっている私。ああ、なんと罪深きことか(「ダ・ヴィンチ・コード」の影響で宗教がかってる?)。

 冒頭で過去・現在にまたがってたて続けに起きる殺人。ニューヨークの友人のアパートに転がり込んだばっかりに、その友人と間違えられて2つのギャング組織から借金の返済を求められる不運な男・スレヴィン(ジョシュ・ハーネット★)。不運中の幸いの隣人のチャーミングな女性(ルーシー・リュー)。対立関係にある組織のボスが、“ザ・ボス(モーガン・フリーマン)”と“ラバイ(ベン・キングスレー)”と呼ばれる豪華アカデミー賞受賞コンビ。二つの組織の間を行き来する凄腕の殺し屋(ブルース・ウィリス=「“ラストマン・スタンディング”=“用心棒”」を連想)。犯罪を追う捜査官(スタンリー・ツッチ)もこの混戦に参戦しての一癖・二癖どころではきかない曲者揃いの豪華な顔ぶれ。こんな中でいかにも気弱そうなスレヴィンは生き残る事が出来るのか・・・そもそもこんな不幸なスレヴィン君が「ラッキー・ナンバー」って何のこと?

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2006年5月28日 (日)

爆発的出足「X-MEN ファイナル ディシジョン」

Fox Japanの広告、こちらに移動しました。
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2006/9/9追記:日本での本日からの公開を記念しましてKelly Clarksonによる主題歌「Hear Me」ビデオを追加します。映画のシーンが一杯・・・というよりネタバレ多くありませんか。サイクロップス、監督と一緒に「スーパーマン・リターンズ」に寝返ったりしたから、あんな惨い目に・・・・涙。それとジーンが病棟でウルヴァリンを両足で挟み込むようなシーン、あれで殺されるんじゃないかと心配してしまいました(「007 ゴールデンアイ」参照)。

7/24/2006追記:
今となっては「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の更に巨大な記録の影に隠れてしまいましたが、「ダ・ヴィンチ・コード」を凌ぎ今年上半期のNo1ヒット作。その後も「パイレーツ」に次ぐ今年No2ヒット作(現時点3位の「カーズ」に今週末逆転されそうですが)。続編に関しては様々な噂が飛び交っていますが、まずはスピンアウトの「ウルヴェリン」が来年にも実現。

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5月28日に公開され、いきなり「ダ・ヴィンチ・コード」を吹き飛ばし、昨年の「シスの復讐」に次ぐ市場第二位の初日の興行収入記録を打ち立てたシリーズ第三弾。一応「The Last Stand(最後の戦いの意味)」をうたっているだけあり、Part Iからの様々な戦いと人間模様に終止符が打たれます。

「1」「2」でのX-MENたちの活躍もあり人間とミュータントの共存が表面的には成立している社会。しかし政府を中心にしてミュータントを“病い”と捉えてこれを“治癒(キュア)”しようと試みが行われており、そしてそれが成功します。動揺するミュータント達。チャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)を中心とするX-MEN達は、これをそれぞれの“選択の自由”と考えますが、マグニート(先週に続きイアン・マッケラン美味しい役)を中心とするグループはこれをミュータントに対する“弾圧”と捉えて政府に、そして“人間”に対抗するためのミュータントの“軍団”を結成します(監督のブラット・ラトナーはエグゼビアがキング牧師、マグニートがマルコムXとインタビューで答えていました。人種差別がメタファーとなっています)。


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2006年5月26日 (金)

「マイアミ・バイス」Miami Vice (予告改定)

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いよいよ公開が迫ってきてどんどん予告編が新しくなっています。昨年の紹介記事に新キャラクター・ポスター等を追加しましたのでご覧下さい(刑事がNo RuleでNo Lawじゃ、まずいと思うのですが)。
「マイアミ・バイス」Miami Vice (予告)

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2006年5月25日 (木)

「ワイルドスピードX3」The Fast and the Furious: Tokyo Drift

Thefastandthefurioustokyodrift「ワイルドスピードX3」The Fast and the Furious: Tokyo Drift
分野: アクション/アドベンチャー、続編
米国公開日: 2006年6月16日(拡大公開)
米国公式サイト:http://www.thefastandthefurious3.com/main.html
米国配給会社: Universal Pictures Distribution
日本公開日:未定
主演:Lucas Black, Shad 'Bow Wow' Gregory Moss, Nathalie Kelley (II), Nathalie Kelley, Sung Kang
監督:Justin Lin
製作:Clayton Townsend, Neal H. Moritz
上映時間:未定
レイティング:PG13
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ヴィン・ディーゼルの出世作となりアメリカで大ヒットした“1”、彼に逃げられても大ヒットした“2(今、考えればエヴァ・メンデスも出ていた)”に続く第三弾はチューンナップカーの聖地(?)東京が舞台(ただ、かなりの撮影はLA)。日本発のレーシング・ゲームがそのまま大ヒットしているアメリカでは、結構すんなり受けいれられるはずで、これもヒットが期待されています。せっかくなんで“2”のデヴォン・青木には出て欲しかった気もしますが。 人気blogランキング参加中。 banner_02


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2006年5月20日 (土)

「007/カジノ・ロワイヤル」Casino Royale (2006)

2006.9.14追記:新予告編登場しました。下をクリックしてください。

Casino_royale220「007/カジノ・ロワイヤル」Casino Royale (2006)
分野: アクション・アドヴェンチャー/続編
米国公開日: 2006年11月17日(拡大公開)
米国公式サイト&予告編:http://www.sonypictures.com/movies/casinoroyale/
米国配給会社: Sony Pictures
日本公開日:2006年末
主演:Judi Dench, Daniel Craig, Mads Mikkelsen, Eva Green, Jeffrey Wright
監督:Martin Campbell
製作:Barbara Broccoli, Michael G. Wilson
上映時間:未定
レイティング:未定
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好評だったピアーズ・ブロスネンに代わるダニエル・クレイグ=新ジェームス・ボンド登場。賛否両論はありますが、予告編を見ると肉体を駆使した大アクションが展開されている模様で期待大。勿論あのパロディ版ボンド映画「「カジノ・ロワイヤル」と中身は別です。

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2006年5月17日 (水)

「マイ・スーパー・エックス・ガールフレンド」My Super Ex-Girlfriend

My_super_ex_girlfriend220「マイ・スーパー・エックス・ガールフレンド」My Super Ex-Girlfriend
分野: アクションアドヴェンチャー、コメディ、ロマンス
米国公開日: 2006年6月21日(拡大公開)
米国公式サイト:近日
米国配給会社: 20th Century Fox Distribution
日本公開日:未定
主演:Uma Thurman, Luke Wilson, Anna Faris, Eddie Izzard
監督:Ivan Reitman
製作:Gavin Polone
上映時間:未定
レイティング:未定
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ウマ・サーマン/ルーク・ウィルソンの組み合わせによる大アクション・ラブコメ。宣伝文句は「彼は彼女のハートを引き裂いた。今、彼女は彼の全てを引き裂く」・・・・怖い(笑)。この所不調のアルバン・ライトマン監督復帰なるか。 人気blogランキング参加中。 banner_02

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2006年5月13日 (土)

「ポセイドン」Poseidonレヴュー

Poseidon_220xM:I:III」に続くこの夏の大作の第二弾は「ポセイドン」。こちらも公開初日の本日行って来ましたが、やはり続編じゃないと厳しいのでしょうか。大体半分の入り。でも内容的にはこれが見事なくらい古典的な「パニック映画(アメリカでデザスター・ムービー)で、豪華幕の内弁当的な楽しさをエンジョイしました。

北大西洋を航行中の超豪華客船ポセイドン号を突然襲う大津波。転覆し全てが天地逆となってしまった船内の生き残りの人々。パーティルームに残れば安全とのキャプテンの制止を振り切って上層部(すなわち船底)を目指すギヤンブラー・ディラン(ジュッシュ・ルーカス)。彼に従うシングルマザー・マギー(ジャシンダ・バーネット)と息子コナー。元ニューヨーク市長&元消防士がラムジー(カート・ラッセル)は、クラブに閉じ込められた娘ジェニファー(エミリー・ロッサム)とそのボーイフレンド・クリス(マイク・ヴォーゲル)を救出するために否応なく、ボーイフレンドに捨てられ自暴自棄になっていた初老の建築家ネルソン(リチャード・ドレイファス)は構造上の不安から、この決死の脱出に同行します。彼らを待ち受ける運命は、そして誰が生き残れるのか?

勿論1972年に公開されパニック映画分野の原型を築いた名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。設定はまったく同じですが、キャラクターは別(ゆえに誰が生き残るのかのスリルは新しい)。この30年の映画技術(CG/SFX/スタント等など)の進歩はすさまじく、水量10倍、炎20倍。水物得意(「Uボート」「パーフェクトストーム」)のウォルガング・ピーターセン監督は、この内容を大作としては珍しく98分に詰め込んでおり(なにせ人物紹介も程ほどに、津波が船をヒットするまで15分。旧作は全体で117分)、まさに見せ場の連続で飽きさせません。きちんとお金をかけて、映画ならではのマジックを盛り込んだ“娯楽超大作”。

ただ~し(以下弱点については続きをご覧ください)。 

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2006年5月12日 (金)

「スーパーマン・リターンズ」Superman Returns (予告)

2006/7/2:
遂に公開。見てまいりました。レヴュー”王の帰還・「スーパーマン・リターンズ」Superman Returns”をご覧下さい。

6月1日再々追記:
今月末公開を目前にして盛り上がってきました。劇場主等からの強い”引き”もあったようで、ここに来て6月30日(金=アメリカは通常金曜公開)から、28日(水曜)公開へ前倒し。

Superman3_220Superman1_220Superman2_220
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Superman_returns_china5月22日追記:
ちょっと面白いので中国版ポスター追加。”超人再起”って・・・・・・・なんてわかり易いタイトル!
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Superman_returns_2202006年5月11日追記:
後1ヶ月と迫った公開に向けてこちらも新ポスター&新予告編が登場しています。新クラーク&ロイスも勿論注目ですが、予告編で目立ちまくっているのがケビン・スペイシーのレックス・ルーサー&フランク・ランジェラのデイリープラネット編集長。楽しみな一本。
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以下2005年12月2日記事:
supermanreturnsこちらもいよいよ予告編登場で盛り上がる2006年の目玉作。X-Menシリーズから監督ブライアン・シンガーを奪い、ブランドン・ルースのクラーク・ケント(スーパーマン)、ケイト・ボズワースのロイス・レーン、そしてケビン・スペイシーのレックス・ルーサー(旧作ではジーン・ハックマンが演じた)というフレッシュなメンバーを迎え、2006年6月30日に帰ってくるのが「スーパーマン・リターンズ」。並み居るアメコミヒーローの中でも、これが「王の帰還」。

予告編で泣かせてくれるのが、なんとかつての故クリストファー・リーブ「スーパーマン」で父親を演じたこれまた故マーロン・ブランドの声をそのまま使用していること。オリジナルへの愛を感じます。

以下続きに作品情報

続きを読む "「スーパーマン・リターンズ」Superman Returns (予告)"

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2006年5月 6日 (土)

ついに公開「ミッション・インポッシブル3」

Mission_impossible_iii_220サマーシーズンの開幕を告げる号砲がこの「ミッション・インポッシブル3」。初日(金曜日)の夜に見に行きましたが、20スクリーンもある劇場で30分毎に上映されている(同時に最低4回上映されている訳ですね)にもかかわらず満杯。この所、奇行で評判を落としていたトム・クルーズですが、やはり現代最高のスター(前作の「宇宙戦争」では興行収益配分も含め$100M(日本円で113億円を受け取ったとか)健在ぶりを見せ付けました(制作も兼任)。
★5月7日追記:ところがところが興行的には予想を下回り$48Mデビュー。やっぱり奇行が祟ったか?こちらをご覧ください。

既に第一線から退き、MIF(Mission Impossible Force)の教育担当となったス-パー・エージェント・イーサン・ハント(トム・クルーズ)。病院に勤務する彼女ジュリア(ミッシェル・モナハン)と結婚して落ち着いた生活を考えはじめた彼の元に届いた指令は、世界のテロリスト・戦争の裏で暗躍する武器ディーラー・ダビアン(「カポーティ」でアカデミー賞ほやほやのフィリップ・シーモア・ホフマン)の元に潜入し、捕われた教え子リンジー(ケリ・ラッセル)の奪回。3人の仲間とチームを組んでベルリンのダビアンのアジトを急襲した彼らだったが、そこに待ち受けていたのは・・・

俳優としてのトム・クルーズは「レインマン」「ハスラー2」の昔から共演者を立てるのがうまい人で、今回もホフマンの血も涙もない“冷血”悪役は勿論の事、彼女役モナハン(「スタンドアップ」の同僚=はすっぱおねえちゃんと同じ人とは気がつかず)、第一作からの戦友・ルーサー(ヴィング・リームス)、チームメイト・ジョナサン・リースメイヤース(昨日ご紹介した「マッチ・ポイント」)、マギーQ、そしてローレンス・フッシュバーン&ビリー・クラダップの内部関係者、ケリ・ラッセルと脇役達が皆生き生きと活躍しています。本人は実生活のラブラブぶりが映画の中でもちらつくところが、やや減点?
★5月7日追記:「ショーン・オブ・ザ・デッド」のサイモン・ペグを忘れていました。小さいながらも美味しい役。

監督のJJエイブラムスは日本では無名ですが、TV業界では「エイリアス・二重スパイの女」「LOST」と立て続けにヒットを飛ばしている大注目の俊英。“スパイ物”である事にこだわってスタイリッシュだった第一作(デパルマ監督)、キャラは同じでもやっぱりスローモーションで鳩が飛ぶジョン・ウーワールドの第二作と比較すると、一作目に近い印象。評論家と観客からの評価もまずまずで今後が楽しみな監督。「スタートレック」映画版の次回作の演出が決定とも噂されています。

とにかく息もつかせぬ見せ場のつるべ打ちの2時間。入場料分は十分楽しませるぜっという意地で出来た2006年水準のハリウッド娯楽大アクション映画です。TVではなく劇場の大スクリーンでお楽しみ下さい(日本公開は7月)。

「ミッション・インポッシブル3」Mission: Impossible III
過去記事:
「氷の微笑2」と「ミッション・インポッシブル3」
「ミッション・インポッシブル3」M:I:III Mission: Impossible 3 (予告その2) 予告ポスターあり。
5月アメリカ公開映画紹介(別ヴァージョンポスターあり)

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2006年4月26日 (水)

この夏・最大の話題作(ただしネット上)「スネークス・オン・ア・プレイン」

5月13日:正式ポスター追加しました。
Snakes_on_a_plane220ハワイからロスアンゼルスに向かうフライトに乗った犯罪証人。証言阻止をもくろむ犯罪組織の送った刺客は機内に隠された数千匹のスネークだった・・・

どこからどう考えてもばりばりのB級作品。名が知れた出演者も証人保護を担当するFBI捜査官としてサミュエル・L・ジャクソンが出ているだけなのですが、インターネットで勝手にファンが独自の応援サイトを立上げ、自分でポスターをつくったり勝手に予告編をつくったりの“祭り”状態。略称SoaP。プレミア、エンタテイメントウイークリー等の雑誌は勿論、ニューズウイーク等の一般誌にも取り上げられて大変な盛り上がりを見せ、カルト映画になってしまった、もしくはファンのおもちゃになった作品。予告編の登場が5月の「ポセイドン」の公開時、映画そのものは8月公開なのですがその盛り上がり方は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来。

問題は8月公開までにみんな飽きちゃうのではないかということ。さてさてどうなりますか。サミュエル・L・ジャクソンが「パルプ・フィクション」の時並みの口の悪さ(M@#$r F%&#rの連発)で盛り上げてくれるとのことです。
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ファンサイト:
プレインズ・オン・ア・スネイク パロディ
スネイクス・オン・ア・ブログ(プレミアパーティ参加への道・ブログ)
クウォート・トラッカー(セリフ予想)

続きに作品情報とスチルがあります。

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2006年4月23日 (日)

「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」The Sentinel レビュー

2006/8/6追記:
日本では「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」というタイトルで8月20日から公開との事です。

Centinel2_220大統領警護の為ならば弾丸を身に受ける男たち・シークレット・サービス・エージェント。レーガン大統領暗殺未遂事件で実際に銃弾を受けた伝説のエージェント・ピート・ギャリソン(マイケル・ダグラス)。迫る新たな大統領暗殺の危機。内通者の存在を感知して動き出した彼自身にかけられた疑惑。一転して追う者が追われる者へ。彼を追い詰められるのは、かつての親友であり、弟子でもあったデビット(キーファー・サザーランド)。苛烈なチェイスが始まります。

設定が思いっきり「ザ・シークレット・サービス(原題:In The Line of Fire・傑作)」+「逃亡者(映画版はハリソン・フォード)」。その意味ではちょっと古めかしい感じもしますが、ちょっとこの2本と違うのは大統領夫人のキム・ベイシンガーとサザーランドのパートナーを勤める新人女性エージェント・ジル(「デスペラートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリア)の存在。この二人の女性が彩り以上の意味合いを持っている所が今風な作りで楽しめる娯楽アクション映画です。

ちょっと文句をつけたいのはマイケル・ダグラスが追うもの(サザーランド)&そして徐々に正体を現す“悪”よりも強そう&賢そうで、あまり追い詰められているように見えないこと。その意味では「逃亡者」でハリソン・フォードをとことん追い詰めるトミー・リー・ジョーンズ(この役でアカデミー助演男優賞)、そして「ザ・シークレット・サービス」で、クリント・イーストウッドの常に一歩先を行く暗殺者・ジョン・マルコビッチ(この役でアカデミー助演男優賞ノミネートされたが、ジョーンズに敗れた)がいかに素晴らしかったかを思い出させてくれました。「24」では身体を張ってテロからアメリカを守り抜くサザーランドも、かつて「アメリカン・プレジデント」で大統領を演じたダグラスには貫禄負けしています。

CTUといいシークレット・サービスといいこうも内通者が多いのは、採用に問題があるのか、それとも労働環境に問題があるのでしょうか?

★4月15日・別ポスター追加しました。別ポスターを見るには”続き”をクリック。

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2006年4月22日 (土)

「ナルニア国物語 第1章・ライオンと魔女」

Narnia1日本でも既に公開されているので、ご存知の方も多いと思いますが、この映画は昨年末にアメリカで公開され大ヒット。同時期に公開された「キングコング」を破り、また先に公開されたライバル「ハリーポッターと炎のゴブレット」を最終的には凌ぐと言うヒットで、「シスの復讐」に次ぐ2005年公開作品の興行成績第二位となった作品です。

なんでそんなに受けたかと言えば、数十年に渡り読み告がれてきた児童文学の大ベストセラーに基づき(=骨格がしっかりしている)、一昔前ならばアニメでしか描けなかったイマジネーションの世界をきちんと表現し、大河ドラマとは比較にならない合戦シーン等大スペクタクル盛り込んで、更に「友情・努力・勝利」というジャンプ三台原則に加えてアメリカのマーケットで重要な「家族愛」まで盛り込んで消化不良になっていないあたりかと思われます。個人的に素晴らしいと思ったのは英語がきれいなこと。汚い言葉がないのは勿論、非常にわかりやすい表現で、子役を含めた俳優たちも非常にクリアにしゃべっています。

勿論この成功は「ロード・オブ・ザ・リング(ス)」の成功があったからで、アメリカでの評論も日本での感想も「ロード」と比較して“スケール・哲学的な深みにかける”とか、“ディズニー制作らしくクリーンすぎる”との声も多いのですが、これはこれで別物。親が子供をつれて見に行く場合はこちらがより安心。動物もしゃべるし(笑)。

大ヒットとなれば当然続編。子役4人はもとより、王アスランの声のリアム・ニーソンも戻ってくる続編「Prince of Caspian」は只今脚本執筆中だそうで、2007年末か2008年末米国公開予定。そしてその後別の時代、別に設定となる「Dawn Treadr」「The Silver Chair」が続き、その後「The Magician’s Nephew」「The Horse and His Boy」「The Last Battle」となる模様(4/28付Entertainment Weekly)。3年に一本ペースで行くと完結は2023年!長生きしなきゃいけませんね。

ちなみに「Prince」だけが同じメンバーで他は違う年代・登場人物(出てきても歳が違う)なので、「ハリーポッター」のように役者の成長を気にする必要なないそうです。

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2006年4月11日 (火)

「レッドアイ」RED EYE レヴュー

Redeye2_2202005年度米国公開映画中、私の個人的な掘出物映画受賞作。

勿論「エルム街の悪夢」「スクリーム」、そして最近では「カースト」とホラーの達人ウェス・クレイブンが監督、レイチェル・マクアダムスとキリアン・マーフィという粋は良いけれどまだこれからの若手が主演、内容的にはアイデア勝負の低予算サスペンス映画という一歩間違えれば火曜サスペンス劇場になってしまいそうなB級映画なのですが、これが良い方向に転んでハラハラ・ドキドキの1時間半。こんなに書いておいてなんですが、事前の期待を思い切って下げておくと(?)、相当楽しめます。

アトランタの親戚の葬儀に参加し、夜行フライト(眠れなくて目が赤くなる事から、通称レッド・アイ)でフロリダの自宅に戻るホテルのフロント女性リサ(レイチェル・マクアダムス)。隣に座ったちょっと魅力的な男ジャックが、冷静かつ狂気を秘めた殺人者だったら、彼の要求とは何を意味しているのか、彼女は、そして巻き込まれてしまった彼女の父親の命はどうなるのか、そして絶望的な状況の中でリサの反撃はなるのか、というサスペンスドラマ。

Redeye3_200アメリカで同じ時期に公開され(こちらの記事をご覧下さい)た同じくフライト中の出来事を描いた「フライトプラン」が、“ジョディー・フォスターが出ていなければただのB級映画”だったのに比べて、この「レッド・アイ」は“堂々たるB級映画”。ホラー・スラッシャージャンルで得た観客ビクビクノウハウを詰め込んでウィス・クレイブン節が冴えます。日本公開はまだ未定のようですがお勧めの一本。

別ポスターありの紹介記事:高度1万メートルの恐怖:「フライトプラン」と「レッドアイ」

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2006年3月30日 (木)

「ブラザース・グリム」、ついに見ました

Grim1「のんびり亭」映画情報で紹介し、昨年アメリカで公開されながら劇場で見逃し、やっと最近DVDで見たシリーズ、その1が、この「ブラザース・グリム」(昨年8月15日に書いた紹介記事、こちら)。

テリー・ギリアムが監督し、マット・デイモンとヒース・レッジャーがグリム兄弟に扮し、イタリアの宝石モニカ・ベルッチが呪われた美女に扮するこの映画。面白くならないはずはない、はずなのに、それなのになんとなく盛り上がらず日米共にあまりヒットしたとは言えず、ああ、またテリー・ギリアムの新作はいつの事か状態。

一番悲しいのはヒース・レッジャーに「ブロークバック・マウンテン」イメージがついてしまって、何だか男同士でいると怪しい所。これは将来のある身にとっては結構重要な問題?まだ未見の「カサノバ」では勿論プレイボーイ役をやっているそうですが、今後男っぽいアクション映画みたいな作品だと苦労しそう。

「ハリー・ポッター」の原作者ローリングは、テリー・ギリアムに「ハリー」映画の監督をやってもらいたかったそうで、おどろおどろしい森のイメージにハリーを重ねてみるのも一興です。
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2006年3月19日 (日)

「Vフォー・ヴェンデッタ」 V for Vendetta レヴュー

4月23日日本公開追記:
この映画の宣伝の為にナタリー・ポートマンがホストを務めたコメディ番組「サタデーナイト・ライブ」を見たのですが、やはり素晴らしい芸達者で、かつ結構コメディがいけています。役柄を広げる意味でも次回作は大コメディ、もしくは大甘ラブコメは如何でしょうか。
(新作は4月7日からNYでのみ公開になっているシリアスなドラマ「Free Zone」と、ダスティン・ホフマンと共演のコメディ・ドラマ「Mr. Magorium's Wonder Emporium」。こちらは11月30日公開)
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vforvendetta220ナチスドイツが第二次世界大戦に勝利したもう一つの現代(4月15日改定・正しくは”限定核戦争勃発後のもう一つの現代”のようです)。独裁政権下のイギリスでは、国民は政府の監視下に置かれ、全ての情報はコントロールされている。頼みの綱のアメリカは内戦、戦争で、とても他国に介入する余力はない(元アメリカ合衆国と呼ばれている)。こんな絶望的な状況下でただ一人、政府に向かって牙をむく謎の白仮面の男、コードネーム「V」。戦いに巻き込まれていく女性アイヴィー(ナタリー・ポートマン)。

製作はジョエル・シルヴァー、脚本ウォシャウスキー兄弟と「マトリックス」のメンバー。今年初めて見る大作アクション映画なのですが、ハリウッド映画ではなく映画の国籍はイギリスとドイツの合作。内容的には「モンテクリスト伯」をベースに「マトリックス」と「レオン」、「1984」をぶち込んだ感覚。またグラフィック・ノベル★を原作とした世界という事で「シン・シティ」「フロム・ヘル」の世界にも近いものを感じました。ロンドンで起きた爆破テロの影響で公開が遅れたという噂(映画会社は“制作上の都合”とこれを否定)。

暗い世界を紹介していく前半、そしてアイヴィーの受難物語の中盤、そしてやってくる運命の日。きちんとこの世界に入り込んでいける人(上記のような映画が好きな人)には素晴らしい映画。なじめない人には最後まで乗り切れないお話。私は全ての複線が一つに収束されていく後半の迫力に魅了されてしまいました。続編が作られるような結末ではないのですが、この破壊と復讐の後に始まる新たな再生の物語=受難を通じ成長していくナタリー・ポートマンのその後の物語は見てみたいもの。

映画のラストに流れるのは来日公演まじかのザ・ローリング・ストーンズの名曲。軍靴の響き、革命、ロンドンといったらこの曲しかなしのはまり曲です。
■過去記事はこちら・別ポスターあり。

VforNovel160★アメリカにはグラフィック・ノベルとよばれる書籍ジャンルがあります。これはコミック(通常は薄いペラペラ状、総合マンガ誌の少ない、アメリカではこの一回の連載マンガが一冊の小冊子になっているのが通常)に対し、本の体裁をとり本棚に並べられるコミックのこと(最初から単行本で出るマンガと言えばわかり易いかな?)。内容的には“劇画”的。「ロード・トゥ・パーディション」等はこうしたグラフィック・ノベルの映画化で、一般的ないわゆる「アメコミ」原作とはちょっと違う分野の作品。

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2006年3月 8日 (水)

「スキャナー・ダークリー」A Scanner Darkly・プレビュー

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「ブレードランナー」「マイノリティ・レポート」のフィリップ・K・ディック原作、ジョージ・クルーニー&スティーブン・ソダーバーグが製作、「スクール・オブ・ロック」から「ビフォア・サンセット」までこなす才人・リチャード・リンクレイターが監督し、キアヌ・リーブス、ロバート・ダウニーJr、ウディ・ハレルソン、そしてウィノーナ・ライダーという一癖も二癖もある(というか、ちょっと危ない)メンバーが一同に会するSF作品。

アメリカがドラッグ戦争に敗退した近未来のオレンジカウンティ(南カリフォルニア)。潜入刑事キアヌ・リーブスを待ち受けるのは?というサイバーパンクな作品。リンクレイターの出世作であったアニメ「Waking Life」の技法(実写で撮影した映像にデジタル・ペインティングを施すアニメーションで処理する)を使った斬新な映像(というか、バッドトリップ感充満)なこの映画。現実とバッドトリップ、実写とアニメの境界をぶち壊す刺激的な作品になっている可能盛大。非常に楽しみな一本。

scanner_darkly1「スキャナー・ダークリー」A Scanner Darkly
分野: アクション・アドヴェンチャー、SF、アニメ
米国公開日: 2006年7月7日全米公開
米国版公式サイト: http://wip.warnerbros.com/index.html?site=ascannerdarkly
米国流通会社: Warner Bros. Pictures Distribution
日本公開日: 2006年
主演: Keanu Reeves, Winona Ryder, Robert Downey Jr., Woody Harrelson, Rory Cochrane
監督: Richard Linklater
製作: George Clooney, Steven Soderbergh, Jonah Smith

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2006年2月26日 (日)

スパイダーマン3、ポスター公開

2006/6/28追記:
予告編、来た!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこちら
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2007年2月の「ロッキー6」でも気が早いのですが、その先5月4日公開の2007年目玉作品「スパイダーマン3」のポスターが、早くも公開されました。思いっきり暗い雰囲気がまた魅力的。「2」のポスターには目に悪役が映っていましたが、今回はこんなに大きくしても見えません。

監督のサム・ライミに加え、トビーマグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームス・フランコの青春トリオは不動。そしてトーファーグレイス、トーマス・ハイデン・チャーチ(こちらで「サイドウェイズ」と同一人物とは思えないスチル公開されてます)、ブライス・ダラス・ハワード、そしてジェームス・クロムウェルと楽しみなキャスト。悪役は3人?それともタッグマッチ?しかしまだ公開まで1年3ヶ月・・・

spiderman3big

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2006年2月24日 (金)

「ピンク・パンサー」The Pink Panther

thepinkpanther基本的には、これから見る人の為にネタバレせず、楽しく紹介して行こうと思っている本のんびり亭映画情報なのですが、期待していただけに、ちょいと滑った感ありだったのがこの作品。

スティーブ・マーティン、ジャン・レノ、ケビン・クライン、そしてビヨンセ・ノウルズ(映画に出るときはフルネーム)、意外なゲスト、世界で最も多く着メロに使われているというあの有名なヘンリー・マンシーニのテーマ曲、期待を裏切らないオープニングアニメと色々な要素は揃っているのですが、肝心のギャグがうまく転がっていませんでした。全米NO1ヒットになり、その後も安定した動員は続けているようですので、たぶん私の過剰期待が原因なのだと思うのですが、喜劇とはかくも難しいもの。

是非ピーター・セラーズがクルーゾー警部に扮したの昔のシリーズのことは忘れて軽い気持ちでご覧下さい。個人的にはビヨンセに“映画スター“の華があってこれからが楽しみ(次回作の「ドリームガールズ」紹介はこちら)。

「ピンク・パンサー」The Pink Panther
分野: コメディ・アクション・アドベンチャー
米国公開日: 2006年2月10日
米国版公式サイト :http://www.sonypictures.com/movies/thepinkpanther/
米国流通会社: MGM Distribution Company
日本公開日: 2006年
主演: Kevin Kline, Steve Martin, Jean Reno, Emily Mortimer, Beyoncé Knowles
監督: Shawn Levy
製作: Joe Medjuck, Tom Pollock, Tracey Trench
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2006年2月23日 (木)

「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」、新ポスター登場

PotC_DC_22005年9月、12月と予告ポスター、予告編の登場時にもご紹介してきましたが、いよいよこの夏の公開を控えて、正式ポスター(左)とジョニー・ディップオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイの主役トリオの個別ポスターが登場しましたので、ご紹介。作品情報につきましては12月8日の記事をご覧下さい。ちなみに関係者はまだキース・リチャーズの登場を諦めていないらしいです。

これは「マトリックス・リローデッド」位からの傾向ですが、「ハリーポッター」も「X-マン」も皆、個々にポスター作ってもらえるようになってきましたね。

過去記事:
パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest (予告)2005年12月 8日 (木)
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2006年2月16日 (木)

「X-メン3」X-Men 3 (プレビュー、その3)

この初夏の目玉作の一つ「X-メン3」のキャラクター別ポスターが登場しましたので、ご紹介。監督以外は皆、同じメンバーが戻ってきますが、新キャラが数多く登場予定。ストーリーの、そして人間関係の軸はやっぱり右下の彼女でしょう。

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予告編はこちらで見れます。続きに過去記事・作品情報あります。

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2006年2月 3日 (金)

「16ブロックス」16 Blocks プレビュー

sixteen_blocksシュワルツネッガーが政治の世界に去り、スタローンは廃人になってしまい(何故今、「ロッキー」と「ランボー」の続編?)、ヴァンダムやセガールはB級の枠を超えられずで、アメリカのアクション・ヒーローもなんだか寂しくなってしまった今日この頃ですが、最後の孤塁はブルース・ウィリス。2006年はこの「16 Blocks」「Alpha Dog」 「Lucky Number Slevin」そして「Over the Hedge (アニメ・声のみ)」と4本も新作が予定されていますが、まずは「ホステージ」に続くアクション作品。

ニューヨークの刑事ブルース・ウィリスの任務は、口数の多い犯罪証人モス・デフを裁判所までのたった16ブロック先まで届ける事だったのだが・・・・というアクション・アドベンチャー。次々と襲い来る危機にWhite & Blackの主人公コンビが立ち向かうというのが、なんだか「ダイハード3」か「リーサル・ウェポン」ですが、後者のシリーズの監督のリチャード・ドナーが監督を務めています。続きに作品情報あり。
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2005年12月18日 (日)

「キング・コング」King Kong (2005・レヴュー)

12月28日追記:多くのトラックバックありがとうございます。主演を勤めたナオミ・ワッツに関するエントリー:「キング・コング女優の明日はどっちだ?ナオミ・ワッツ」を追加しました。
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king_kong2昔、怪獣小僧だった男の子だったら誰でも自分のお気に入りの作品を、自分の最新のテクノロジーと好きな俳優を使ってリメークしてみたいと思った事があるのではないでしょうか。私の場合は、やはり最初の「ゴジラ」、そして「ガメラVSギャオス」でそれをやって見たかったのですが、そのゴジラ・ガメラ等のモンスターの始祖・キング・コングでやっちゃったのが製作・脚本・監督ピーター・ジャクソン。9歳の時に見たと言う元祖「キング・コング(1933年版)」を忠実かつ、最新テクノロジーで堂々2005年水準の娯楽映画に仕上げました。ストーリーの展開も、結末も知っている私のようなオールドファンが見て、3時間(187分)飽きるところ無し。

前半のNY部分が長すぎると思う方もいるかも知れませんが、ここの部分をたっぷりこってり描くことで、人間のドラマ部分と、特撮部分が遊離しないように気を配っています。細やかな大不況時代のNY描写は年代こそ違え、「ゴッドファーザー」「ギャングス・イン・ニューヨーク」のようなドラマの如し。「起承転結」の「起」がうまく出来ているので、中盤の見せ場「髑髏島」を挟んで、NYの「結」がぴしりと決まります。演出的に凄いなあと思うのは、鎖からコングが解き放たれた以降はほぼラストまで、セリフ最小限で映像で魅せ続けること。不覚にもラストはCGの目の演技に泣かされそうになりました。

怪獣映画(だから子供向けじゃないの?)、長すぎる、最後は・・・・・なんでしょう?ともし食わず嫌いでまだ劇場に足を運んでいない方、是非。自宅に50インチ以上のホームシアターがないのならば、とにかく劇場で見る事をお勧めします。アメリカでも絶賛の連続で、ひょっとして賛否が分かれる「SAYURI」あたりを抜いてアカデミー賞候補に浮上する可能性有。

以下、”続き”に小ネタ、別ポスター等あり。

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2005年12月17日 (土)

「マイアミ・バイス」Miami Vice (予告)

2006年5月26日追記:
いよいよ公開が迫ってきてどんどん予告編が新しくなっています。ご注目を。

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以下2005年12月16日記事:
MiamiViceリカルド・タブス&ソニー・クロケット。ヤン・ハマーの演奏するテーマ曲やフィルコリンズ、グレンフライといった当時のお洒落系ロックに乗ってマイアミを舞台にした犯罪を追う二人の刑事の活躍を描いた80年代の大ヒットTVの映画化(日本タイトル:特捜刑事マイアミバイス)。オリジナルでフィリップ・M・トーマス&ドン・ジョンソンが演じた主人公をジェイミーフォックス&コリン・ファレルという旬のコンビ(制作開始当時は)が演じます。

ストーリーの鍵を握る中華系キューバ女性役に「SAYURI」の敵役でアカデミー助演女優賞候補の声も出ている(残念でした)コン・リー。監督が「ヒート」「アリ」「コラテラル」のマイケル・マンなので同じTVのリメイクでも「刑事スタスミー&ハッチ」のようなおちゃらけにはならず、シリアス&クールな作品になるかと思われます。2006年夏の期待の作品。

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2005年12月16日 (金)

「ミッション・インポッシブル3」M:I:III Mission: Impossible 3 (予告その2)

MiIII2006年5月の公開に向けいよいよポスター、予告編登場。期待は悪役(?)フィリップ・シーモア・ホフマン。元々演技派として名高かった彼ですが、今年公開の「カポーティ」でオスカーの筆頭候補として挙げられています。そんな彼を主役に据えた(?:でも半分まではまるで彼の主演映画)予告編は期待通りの猛アクション満載で期待十分。

元々2005年夏の目玉予定だったのに、監督選びで難航(一時期デビット・フィンチャーで決定とも聞きましたが)。遅れにより時間の空いたトム・クルーズは、「宇宙戦争」に先に出て、この両作品の公開が逆になったといういわくつき。今回の目玉はなんと言っても監督がJJエイブラムスなこと。日本では無名ですが、アメリカのTV界で「エイリアス」そして「ロスト」と立て続けに大ヒットを飛ばした俊英を向かえてのこの作品は期待大。このところ評判の芳しくなかったトム・クルーズの逆襲。

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2005年12月15日 (木)

「ファイヤーウォール」Firewall (予告)

Firewall1ハリソン・フォード63歳。「スター・ウォーズ」「インディアナ・ジョーンズ」という歴史的なヒットシリーズを初め、「逃亡者」「エアフォース・ワン」、ジャック・ライアンシリーズ(トムクランシー原作)等など今までの出演作品が、劇場で稼いだ金額4000億円と言われる現存する史上最高の”Money Making Star”。しかしながらアクションスターとしては、年齢的にきつくなってきてしまい、「ハリウッド式殺人事件」というアクションとしてもコメディとしても中途半端な映画に出るようになって、キャリア的には大ピンチ。

そのフォードの新作は、シリアスなサスペンス・アクション分野に復帰の「ファイヤーウォール」Firewall。シアトルの銀行のセキュリティ・エキスパートの主人公。完璧なはずだったセキュリティ・システムの穴は彼自身だった・・・。綿密な計算の上に彼を罠に落とす男にポール・ベタニー(「マスター&コマンダー」「ロック・ユー」、「ウィンブルドン」。ジェニファー・コネリーの旦那)。妻役が「サイドウェイ(ズ)」で復活(アケデミー賞助演女優賞ノミネート)・ヴァージニア・マドセンという曲者を揃えた布陣で復帰なるか。それとも2006年にいよいよ撮影開始と言われている「インディアナ・ジョーンズ4」まで待たなければならないのか?勝負の一作です。

続きに作品情報
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2005年12月 9日 (金)

「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest (予告)

deadmanschest39月にもご紹介した「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン2・デッドマンズ・チェスト」Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest(な、長い・・)ですが、こちらも公式サイト&予告編が登場しましたので、ご紹介(9月の記事・こちら)。

ジェニー・ディップ扮するキャプテン・スパロウ船長が巻き込まれる新たな呪い。それは伝説の幽霊船・Flying Dutchman(空飛ぶオランダ人)の船長デイビー・ジョーンズ(モンキーズ?)への血塗られた“借り”。期限までに“借り”を返し、呪いから逃れる方法を見つけないと、死後まで続く永遠の奴隷の身が待っている。このややこしいことに巻き込まれてしまうのが、結婚を目前に控えたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)と エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)。果たして3人の運命や如何に?

前作以来「ネヴァーランド」「チャーリーとチョコレート工場」「コープス・ブライド(声のみ)」、「リバティーン」と大暴れのジョニー・ディップ。「エリザベスタウン」で役柄の幅を広げたオーランド・ブルーム、そして「ザ・ジャケット」「ドミノ」と売れっ子になり、「プライドと偏見」ではアカデミー賞主演女優賞のノミネートの可能性さえ論じられているキーラ・ナイトレイのトリオ。第一作時点より皆、一段上のスターの地位を確立しておりこの掛け合いが楽しみです。

同じメンバーでこの「2」の後、すぐに第3弾を撮影、今月には完了しておりどんな展開になりますか(第三弾ではチョー・ヨン・ファが敵役Captain Sao Fengを演じている)。2007年夏公開予定。

続きに作品情報とポスターあります。
この作品に、キャプテンスパロウの父親役で出演が噂されていたローリング・ストーンズのキースリチャーズに関しての記事:「ジョニー・ディップ&キース・リチャーズ」はこちら

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2005年12月 8日 (木)

「X-メン3」X-Men 3 (予告・その2)

X3_11早々と8月にご紹介しました(こちら・旧ポスターあり)が、2006年期待の続編「Xメン3」X-Men 3の予告編と公式サイト、そして新ポスターが登場しましたので、再度ご紹介します。

1&2の監督だったブライアン・シンガーを「スーパーマン・リターンズ」に奪われ、監督デビューとなるマシュー・ボーンという若手の起用を決定しながら、降板(首だった?)、やっと「ラッシュアワー1&2」、「レッド・ドラゴン」のブレットラトナーを得て2006年5月公開。新キャラクター続々(サイトを見るともっと詳しく判りますので注意)。

内容的にはまだ秘密が多いのですが、予告、サイトを見る限り、注目は「2」のラストで死んだ(はず)のあの人の復帰で、これがストーリー&人間関係の鍵を握りそう。アカデミー賞を取ってギャラが高騰してしまい出演が危ぶまれていたハリー・ベリーのストームも健在で、逆に見せ場増量を求めたらしく、激化する女の闘い。ポスターにある「It’s all about control」が意味深です。

続きに作品情報。新キャラの写真もあるのでご注意下さい。

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2005年12月 5日 (月)

ディズニー帝国を救う鶏「チキンリトル」

CL_soundtruck1映画の展開上、成り行きでエイリアンの侵攻にさらされた地球の運命を握ってしまったのが、不幸なチキンリトル君。でも隠された使命は、危機に瀕したディズニー帝国を救う事だった・・・

可愛いチキンリトル君の活躍とその仲間達(個人的にはFish Out of Water君が好き)が楽しく、あっという間に見れてしまうアニメ。お正月のお子様連れにはお勧め映画(12月23日公開・17、18日に先行上映あり・詳しくは日本の公式サイトへ)

音楽の使い方が秀逸で、ダイアナ・ロス「Ain't No Mountain High Enough」、REM「It’s the End of the World As We Know It (And I Feel Fine) 」、スパイス・ガールズ「Wannabe(カバー)」、グロリア・ゲイナー「I Will Survive(カヴァー)」、アート・ガーファンクルをFive For Fightingがカバーする「All I Know」、クイーン「We Are The Champions(カバー)」そしてカヴァーエルトン・ジョン&キキ・ディの「恋のデュエット(Don’t Go Break My Heart・カヴァー)」とおじさんをにやにやさせてくれる曲が揃います(左はサントラ・ジャケット/続きに曲名あります)。

また多くの名作映画の引用があり、ドリームワークス作品でもないのにスピルバーグ色濃厚で「E.T.」「レイダース/失われたアーク」、「未知との遭遇」「バック・トゥ・ザ・フューチャー(時計台+チキン)」「宇宙戦争(これは後付けだと思いますが)」と盛りだくさん。後はほとんど同じ時期公開を意識したか「キングコング」、そして「サイン」も入って、映画ファンの親も引き付けようという戦略でしょうか。

では、何故この主人公がディズニー帝国を救う任務を与えられたのか?については長文の“続き”をご覧下さい。

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2005年11月24日 (木)

祝!日本公開「Mr.&Mrs.スミス」Mr.&Mrs. Smith

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記事を書くのに調べていて思いだしました。「Mr.&Mrs.スミス」、日本はやっと公開(12月3日)なのですね。アメリカでは来週29日にDVD発売。VHS時代はこの時間差を利用して、年末に日本に帰るときに、アメリカでビデオ発売済、でも日本では公開中作品をお土産にしていました(私のような人がいたからDVDには地域コードがついてしまったのでした)。

宣伝に偽りなく、この夏のアメリカでの大ヒット映画。Foxが「シスの復讐」「ファンタスティック・フォー」等の目玉作品を抱えていたために、世界の主要マーケットでは日本が最後の公開となってしまいました。インターネットの時代にこの時間差はないんじゃないかと思いますが、ゆえに噂の二人・ブランジェリーナ*もキャンペーンの時間があって来日出来るそうなので、災い転じて福となすという所でしょうか?

映画のレヴュー&情報は“続き”にありますが、上にあるポスターの二人の立ち姿を見て、カッコ良いと思う方には絶対のお勧め。タイトルの「Mr.&Mrs.スミス」は日本で言えば「鈴木さんご夫婦=ありふれた平凡な夫婦」ですが、普通の夫婦に見えて実はスーパー夫婦というスパイスが効いています。とにかく主演の二人に“映画スター”特有の“華”があり、眺めているだけで楽しい映画。脇を固めるアンジェラ・バセットとヴィンス・ヴォーンにも注目(「ドッジボール」「ウェディング・クラッシャー」でブレイク中のヴィンス・ヴォーンは今、ブラピ元妻ジェニファー・アニストンと交際説が流れています**)。
11/26:元妻アニストンの逆襲映画「ルーモア・ハズ・イット(原題)」情報を加えました。

夫婦対決と聞いて「ローズ家の戦争」、仮面夫婦と聞いて「トゥルーライズ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、私は絶対「スパイキッズ Episode0(そんな映画ないけれど)」に一票。「明日に向かって撃て!」「恋人たちの時間」もちょっぴりスパイス。

*ブラット・ピット+アンジェリーナ・ジョリーの合成語。言葉の起源はベニファー=ベン・アフレック+ジェニファー・ロペスから来ているものと見られます。
**こちらはヴィンスとジェニファーでヴィニファーとか。

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続きに7月31日記事と作品情報、別ポスターあります。

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2005年11月23日 (水)

「カーズ」Cars(予告)

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2006年3月18日追記:結局契約どころか会社として一体化してしまったディズニー&ピクサー(イメージとしては「小が大を飲み込んだ」感あり)。契約最終作から一転、新しい体制最初の作品になった「カーズ」の新ポスターがこれです。
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cars13Dアニメーションの草分けであり、次々と大ヒットを飛ばしてきたピクサー(Pixar )スタジオの「ミスター・インクレディブル」に続く7本目の作品。スタジオの責任者であり、「トイ・ストーリー」の監督でもあるジョン・ラセターが監督。2001年に「ルート66」という仮題で準備が開始され、今年の夏には公開が予定されていたのですが、2006年に公開が延期されていました(完成度を高めるため、らしいです)。

これまで流通を含め協力してきたディズニーとの契約がこの「カーズ」で切れるため、ハリウッドの大手スタジオが現在とてつもない金額での契約交渉に臨んでいる模様(勿論、ディズニーとの再契約の可能性もあり。契約出来なかった事を想定して、ディズニーが自社製作部門で作った3Dアニメ「チキンリトル」がヒットして、これがどう影響を及ぼしますか)。

リチャード・ペティ、ポール・ニューマンといった有名レーサーが声の出演をしているのも話題(勿論、ポール・ニューマンは俳優、ドレッシングのブランドとしても名高い?)。ちなみにこのポスターの「The All New 2006」とは、アメリカの自動車広告の決まり文句で「2006年の新車」の意味(うまいっ!)。2006年夏の目玉作品の一本。
続きに作品情報と予告編へのリンクがあります。

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2005年11月20日 (日)

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(レヴュー、ネタバレ無し)

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昨日金曜日から全米3,858館で公開され初日に36M(約40億)を稼いだ. 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」をついに見てまいりました(過去紹介記事はこちら。それぞれ別ポスターあり その1その2その3)。

ご存知の方も多いと思いますが、今回アメリカでこの映画のレイティングは今までのPGからPG-13(13歳未満鑑賞禁止ではなく、13歳未満者の鑑賞には保護者の付添いが必要)となりました。理由は「暴力シーンと怖い映像を含む」という事ですが、決定的なのは今回至るところに“死”の影がちらついていること。オープニング、水の中のシーン、迷宮に巻き込まれるイメージ、そして復活する“悪”と対峙するクライマックス、痛ましい犠牲者。確かに小さな子供が見たら悪夢となりそうなシーンが続きます(途中までコミカルなシーンで笑い声が起きていた館内が、後半は水をうったかの如く静まりかえりました)。

もちろん“死”だけではなく、それぞれの自我の目覚めから“ジェラシー”や“恋(今回の映画の重大要素)”といった要素が加わり、“変化”がやってきます。もう昔には戻れない痛み。成長するとは、かくも厳しくほろ苦いものなのか。ハリーはそれを受け入れる事が出来るのか?今や児童文学の領域を超え、新時代・新世代の「スター・ウォーズ」サガ(「スターウォーズ」の影響はローリングも認めています)。

映画としては、膨大な原作を2時間半につめこみ、ジェットコースターの如くの怒涛の展開でまったく飽きさせません(終了後にはかなりの拍手が。新監督・マイク・ニューウェル鮮やか)。見終わった瞬間に続編「ハリーポッターとフェニックスの騎士団」が見たくなります。

■最近知ったのですが、第一作の監督にJ.K.ローリングはテリー・ギリアムを推薦したのだとか(「Entertainment Weekly」のギリアム本人のインタヴューから)。テリー・ギリアム版「ハリー・ポッター」。それは見てみたかった。ギリアムの最新作「ブラザース・グリム」と見比べて見るのも一興。

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2005年11月17日 (木)

「レジェンド・オブ・ゾロ」The Legend of Zorro(レビュー)

zorro208月にご紹介しましたが、やっと見てきました、「レジェンド・オブ・ゾロ」The Legend of Zorro。

予想通りの大アクション・アドベンチャー満載大剣戟。アントニオ・バンデラス扮する正義のヒーロー・ゾロが様々な足かせをはずされて一直線に突っ走り始めると、凄まじいアクションの連続のクライマックスを迎えます。

「大列車強盗(1903年製作・最初の劇映画と呼ばれ、最初の西部劇とも呼ばれるアクション映画のルーツ)」から脈々と流れるアクションと、「ゾロ」という無声映画時代から継承されてきたヒーローを組み合わせて2005年水準の映画を作るというのは製作者、出演者にとってとても楽しい仕事だったのでは?(製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督のマーティン・キャンベルは前作同様)。前作のアンソニー・ホプキンスが不在な為、重厚さには欠けますが、コメディタッチが楽しいアクション巨編。前作を見ていなくても楽しめます。

zorro10秘密を暴くのに時間がかかる割には(2時間半はちょいと長い)、悪の正体がトンでも組織(「ディレイルド」に続き、フランス系悪役おおはやり)な点が、残念ですが、アントニオ・バンデラス&キャサリン・ゼタ・ジョーンズという歌って踊れる濃い目の美男美女コンビと、息子(エイドリアン・アロンゾ)の活躍が楽しく、もし第三作目が作られるとしたら「サン・オブ・ゾロ」で決まりでしょう。

過去記事: 「レジェンド・オブ・ゾロ」The Legend of Zorro (別ポスターあります)

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追加に作品情報

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2005年11月12日 (土)

「ポセイドン」Poseidon

12月15日追記:公式サイト&予告編が登場しました。公式サイト予告編(Apple)
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poseidon2006大津波に飲み込まれ転覆した豪華客船「ポセイドン号」の下層部から水面(つまり船底)へ向けて、わずかに生き残った人々の決死の脱出行が始まる。押し寄せる奔流、迫る沈没の危機、そして生存者達の対立。全滅か、それとも誰か生き残る事が出来るのか?

1972年に公開され世界的に大ヒットとなり、パニック映画(日本式呼び方)、デザスター・ムービー(アメリカ式)ブームのきっかけとなった傑作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメークですが、個人的な2006年最大の期待作。10代だった私には「ゴッドファーザー」よりも「ある愛の歌」よりも「小さな恋のメロディ」よりも影響の強かった映画。今でもジーン・ハックマン・アーネスト・ボーグナイン、シェリー・ウインタース(泣かせます)、キャロル・リンレー、レッド・バトンズ、パメラ・スー・マーティンという出演者名と、アカデミー主題歌賞に輝いた主題歌「モーンング・アフター」がすぐに思い起こされます。「裸の銃を持つ男」レスリー・ニールセンが、船長だった事は後から知りましたが(笑)。Poseidon1972

今回のリメークは基本設定は同じで、登場キャラクターが違う模様。出演も若手のホープ・ジョシュ・ルーカス(「メラニーは行く!」「ステルス」)、エミリー・ロッサム(「オペラ座の怪人」)を囲んでカート・ラッセル、リチャード・ドレイファスという曲者が並んで期待大。今回もまさかこの人が!というサプライズは是非。この30年間の特撮(SFXとはあえて言わず)の進歩により、超弩級の大作になる事請け合い。ただあまりに軽めの脱出RPGにはなっては欲しくないなあと、どきどきしながら待っております(海映画得意のウォルガング・ピーターセン監督だから大丈夫でしょう)。

これがヒットしたら「タワーリング・インフェルノ」とか、リメークされる予感が。「ポセイドン2」*はやめて欲しいけれど。

*大ヒットを受けて「ポセイドン・アドベンチャー2」が作られたが、無茶苦茶ありえない設定のトンでも映画となったので有名。作られなかれば良かった続編ランキングがあれば多分上位入賞間違いなし。

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続きに作品情報・ポスター上は2006年版“ティーザー”ポスター。下は1972年版。

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2005年11月10日 (木)

戦うヒロイン達

最近のアクション映画の女性ヒロイン、皆カッコがボンデージ風。特にこの12月に公開の「イオン・フラックス」のシャーリーズ・セロン、1月公開の「アンダーワールド2」のケイト・ベッキンセールはそっくり。ちょっと前までさかのぼれば「キャットウーマン」のハリー・ベリーが同じスタイル(顔面にかぶっているだけ、身体を隠す布は少ない)ですし、今年の「ファンタスティック4」のジェシカ・アルバも色こそ違えこの系統です。運動性の良さというより、製作者(絶対男性だと思う)の趣味炸裂。

勿論これはファッションにも強い影響を与えた「マトリックス(1999年)」の戦うヒロイン・トリニティ(キャリー・アン・モス)の影響が強いと思うのですが、実は「マトリックス」より1年早い1998年の「アベンジャーズ」The Avengersという映画でウマ・サーマンがこのスタイルのルーツともいえる格好をしています。そういえば「キル・ビル」の黄色いジャンプスーツ姿&「バットマンとロビン」のポイズン・アイヴィー役の怪しげな緑のカッコもあり、この分野(?)の第一人者でしょうか。「キル・ビル」のライヴァル女性殺し屋(ルーシーリュー、ヴィヴィカ・フォックス、ダリル・ハンナ)もボンデージではないものの黒装束でブライド(ユマ・サーマン)を襲いに来ました。「シン・シティ」のデヴォン・青木も黒の忍者スタイル。

しかしこのヒロイン達を集めて天下一武道会を開催したら、誰が一番強いのでしょうか?ヴァンパイアのベッキンセールVS半蔵ソード&中国拳法の達人ブライド、高いところから落ちてもだいじょうぶ対決・キャットウーマンVSトリニティなんて名勝負になりそうですが、結局透明になって人をぶん殴れるジェシカ・アルバの勝ち?

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「ミュンヘン」Munich

munich10月末まで撮影を続けていたスティーブン・スピルバーグ監督最新作。公開日までに本当に間に合うのかどうか心配ですが、最近のスピルバーグはデジタルカメラ&デジタル編集を多用していて、撮影を続けながら現場でばんばん編集しているらしいので期待しましょう。公開日がクリスマスでスピルバーグといえば、それだけで来年のアカデミー賞候補に上げる人も多いのですが、これはアクション巨編なのか、重厚な人間ドラマなのか?その違いによって大分変わってくるかと思われます。

1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたアラブ・テロリスト“黒い九月”のイスラエル選手の殺害事件。その主犯テロリストたちを執念で追いかけるイスラエル諜報機関モサドの戦いを描くという、無茶苦茶政治的議論を引き起こしそうな映画。当初のタイトルも“ベンジェンス(復讐)”だったのですが、最終的に「ミュンヘン」Munichに落ち着きました。HBO(ケーブルTV)製作の「Angels in America」で、高い評価を受けたトニー・クシュナー脚本、「トロイ」「ハルク」のエリック・バナ主演、新ジェームス・ボンド・ダニエル・クレイグ&ジェフリー・ラッシュ共演と重厚そうですが、それは逆に危ない感じをかもし出しています。

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2005年11月 9日 (水)

「アンダーワールド2」Underworld: Evolution

2006年3月15日追記:日本公開は2006年4月22日から。詳細は日本版公式サイトをご覧下さい。ヒロイン・ケイト・ベッキンセイルの新作コメディ・「クリック」の記事はこちら
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evolution1狼男(Lycans )VSヴァンパイヤ(Death Dealers)の地下世界での戦いを描き、中ヒット&DVDも良く売れた「アンダーワールド」の続編、「アンダーワールド2」Underworld: Evolution登場。オリジナルのメンバーが揃ったこの続編はそれぞれの種の起源と、新たに誕生する新しい“種”を描いて更に激しいアクション映画になる模様(続編の王道)。

前作で監督と結婚&その後「ヴァン・ヘルシング(こちらも狼男VSヴァンパイヤ映画でしたね)」でも活躍のケイト・ベッキンセイルはなんだかアクション映画ヒロインが定着してきてしまい、「パールハーバー」「セレンディピティ」といったそこはかとなくイギリスな上品な役(元々イギリス人)役に戻れるのでしょうか。次回作はアダムサンドラーと共演の「Click(2006年夏公開)」なのでなんだかますますイギリス離れしそうですが。

この人もうまく化けるとポスト・ジュリアロバーツを狙える人なのですが、「アヴィエイター」ではケイト・ブランシェットに食われて目立ちませんでした。ここから逆襲なるか?

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2005年11月 8日 (火)

ハリーポッターと炎のゴブレット【その3】

久々に日本に帰ってみたら、既にお正月映画の話題が中心。大本命「ハリーポッターと炎のゴブレット」を軸に、「キングコング」「SAYURI」「Mr.&Mrs.スミス」が、追うという形でしょうか。アメリカでは11月末の感謝祭(サンクスギビング)から一気に年末モードで、日本より一足早く年末作品登場。こちらも「ハリー」「コング」「SAYURI」が目玉ですが、また「ナルニア国物語(日本は3月?)」「プロデューサーズ」等も登場し華やかなホリデイシーズンです。

で、日米共に本命のハリーポッターと炎のゴブレットのポスターご紹介その3。新キャラめじろおしで事前紹介が必要?なのでしょうか。色々な国で別ヴァージョンのポスターが作られているようです。アメリカの公開が日本より1週間早いのですが、19日に日本でも先行オールナイトもあるそうなので11/18-19には日米ともブログが記事で溢れるんでしょうね。私も早い段階で見てまいります(ネタバレはしません)。

過去記事:それぞれに別ポスターがあります。
ハリーポッターと炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of Fire(2005年8月14日)
ハリーポッターと炎のゴブレット【その2】2005年9月26日)

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2005年10月12日 (水)

「キャプテン・ウルフ」The Pacifier

pacifier今年前半の全米大ヒット映画。こういう映画を作らせるとディズニーという制作会社は非常に上手く、ありふれたファミリーコメディに見えて、はらはらさせて、笑わせて、ほろりとさせる典型的なfeel good movie。いわゆる“拾い物”タイプの映画ですので、力を抜いて見に行きましょう(私も飛行機の中で見て気に入り、DVDを買ってしまった)。

内容的には「サウンド・オブ・ミュージックのマリアががちがちのエリート軍人だったら」という設定(「プラマー家」という名前で面白がっていたら劇中に本当に登場してびっくり)。無理やりなロマンス、軽すぎる悪役、見え見えの謎解き等穴は多いのですが、途中に組み込まれているアクションシーンの切れが良い事、子役たちが皆達者な事、そして全体のテンポが良いのでついついはまってしまいます。

ヴィン・ディーゼルという人は面白い人で、「ピッチ・ブラック」の続編「リディック」には出たのに、「ワイルドスピード」の続編は断り、「トリプルX」の続編も断りこの映画に出演して芸域拡大にチャレンジ中。

美人、セクシーで売る女優が年齢と共に“演技派”になって行くのと同じで、男優、特にアクションの大スターとしての地位を確立した人はコメディに挑戦し、芸域を広げるというのはキャリアの王道。しかしこれがなかなか難しく、過去にスタローンは失敗、シュワルツネッガーは成功(「ツインズ」、「キンダーガートン・コップ」)したものの、本業のアクションが厳しくなって政治家転向。ヴァン・ダムやセガールに到っては脳まで筋肉という地位から脱出出来ずフェイドアウト。ヴィン・ディーゼルの場合はまだまだアクション俳優としての地位が確立する前に、というかイメージが固定してしまう前に一歩打って出たという事なのでしょう。さてさて今後はどうなることやら。

原題のPacifierとは赤ちゃんのおしゃぶりの意味と、そこから来たレスリングの拷問技の意味。映画の中でうまく双方使われています。

続きに作品情報

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2005年10月 8日 (土)

「キング・コング」King Kong (2005)

2005年12月17日 追記:
「キング・コング」King Kong (2005・レヴュー)
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king_kong1「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のピーター・ジャクソン監督作品。ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック主演。言わずと知れた元祖怪物・怪獣物「キング・コング」のリメーク。SFX過多・ファンタジーはアカデミー向きでないという常識を破ったピーター・ジャクソンが減量して挑みます。

アカデミー賞の候補に今から上げる人も多いのですが、「指輪」ならばともかく、「キング・コング」でアカデミー賞はないのでは?へたな「感動作」を作るくらいならば、一大エンタテイメント・スペクタクルを作って欲しいのは私の個人的希望。

「ゴジラ(米国版)」の様に、公開までコングを隠しておくのかと思いきや、予告やサイトでばんばん画像・映像公開中(監督自ら関わる“kongisking.net”は詳細撮影日誌)。ただ映画の後半の1930年代のニューヨークを舞台に暴れ回る姿がまだあまり公開されていないので期待。大恐慌時代のニューヨークが鮮やかに再現されており、おそらくですがオリジナルに敬意を表して、エンパイアステートビルに登るのでしょうか(76年ジョン・ギラーミン版は、今は無きワールド・トレード・センターに登りましたが)。12月14日公開。

続きに作品情報。

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2005年9月30日 (金)

「ロンゲスト・ヤード」The Longest Yard(2005)

2006年3月15日追記:日本公開は2006年4月29日からに決定!詳細は日本版公式サイトをご覧下さい。また、アダム・サンドラーの最新作「クリック」についてはこちら
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thelongestyardスポーツ・アクション映画の快作。この夏の大ヒット作品ですが、DVDが出て買ってしまったので、季節外れですが再度ご紹介(オリジナル記事:こちら。別ポスターもあります)。こんな楽しい映画の日本公開がまだ良くわからんとは悲しい話(一応2006年らしい)。

1974年のロバート・アルドリッチ監督、そして当時最も興行価値の高いスターだったバート・レイノルズ主演の痛快スポーツ・アクション映画のリメーク。刑務所を舞台に、冷酷な看守チームVSポンコツ囚人チームのアメリカン・フットボール対決を描いたこの作品は、アメフト映画の最高峰にして、(私の知る範囲での)バートレイノルズ映画の最高峰。「スティング」「ペーパームーン」「がんばれベアーズ」等と並んで我が十代のお気に入り映画の一本。

故に見るまでは、無茶苦茶不安でした。バート・レイノルズー>アダム・サンドラー&クリス・ロック(サタデー・ナイト・ライブ同期)だと、コメディ要素三倍増、男の意地三割減、ネリーが出てきてアメリカン・ロック全滅、ラップ万歳ではないかとの不安が一杯。いきなりノーダウトの曲で始まりとは、ううむ(MTVが製作に関わっている)、心配。

ところが、開幕早々にオリジナルと同じ場面で同じレイナード・スキナードの「サタデイ・ナイト・スペシャル」が!この正直土臭く、でもカッコいいナンバーが新旧両作品の架け橋。新の製作メンバーの旧作への愛情が伝わってきて、にやり。その後の展開(驚く程元作品に忠実)や、オリジナルヒーロー・バート・レイノルズへの敬意が感じられて、旧作ファンも楽しめます。

プロレスファンならば“ストーン・コールド”スティーブ・オースティン&ケビン・ナッシュVSゴールドバーグ&ボブ・サップの豪華タッグマッチは必見。サップは美味しい役ですが、こんな役やったらアメリカではもう格闘家出来ないんじゃないでしょうか。日本じゃアダム・サンドラーよりも扱いが大きかったりして・・・

という事で、旧作ファンから全くオリジナルを知らない世代=ラップ・ジェネレーションへの目配りも忘れない2005年水準のスポーツ・アクション・コメディ。早く公開しないと日本土産にヴィデオ買っていっちゃうぞ。

続きに作品情報あり

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2005年9月27日 (火)

ハリーポッターと炎のゴブレット【その2】

夏の大作シーズンも終わり、アカデミー賞を狙ったどちらかというとアートな作品が、続々と公開されていますが、そんな中、年末時期に向け目玉作品の宣伝にも力が入ってきました。

過去にもご紹介しましたが、その中でも最も期待される一本「ハリーポッターと炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of Fire の新ポスター登場(旧ポスターは前の記事参照)。これはYahoo Hong Kongで見つけたものですが、新キャラがメイン(クリックすると拡大します)。新キャラ登場のよりダークな予告編も「ティム・バートンのコープス ブライド」の前に流れていました。ちなみに香港のタイトルは「哈利波特火盃的考驗」。

すでに単なるファミリー向けの枠を超えて、大河ドラマ・ダークファンタジーの風格あり。公開が楽しみです。
過去記事(続きの中も入れました):
「ハリーポッターと炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of Fire(2005年8月14日)

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2005年9月20日 (火)

「キスキス、バンバン(原題)」Kiss Kiss, Bang Bang

kisskissbangbangこの作品のライターであり監督のショーン・ブラックとは、23歳で「リーサル・ウェポン」(メル&ダニー)を書き上げた人。その後も「ラスト・ボーイスカウト」(ブルース&デイモン・ウェイヤンス)や、「ロング・キス・グッドナイト」(ジーナ&サミュエル)と、二人組みの主人公が、次から次へと襲い来る危機を猛アクションとジョークで切り抜ける映画の脚本を書いてきました。

「ロング・キス・・」後から業界から蒸発状態だったそうなのですが、復帰して監督業にもチャレンジしたのが今作品。こそドロから俳優になろうとしている男に、ロバート・ダウニーJr。ゲイの刑事兼映画コンサルタントがヴァル・キルマーというコンビを向かえ、「リーサル・ウェポン」からの腐れ縁・ジョエル・シルバーが製作を担当しているからには、大アクション&コメディてんこ盛りの作品に仕上がっているはず。

才能があるのに薬物中毒からなかなか抜け出せないダウニーJr。スターとしての華があり「バットマン」まで演じたのに今だブレイクしないキルマー。そして空白からの復帰のブラックと3人の男たちの、逆転のドラマはあるでしょうか?

続きに作品情報あり。

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2005年9月11日 (日)

シャーリーズ・セロンの別れ道2:「イオン・フラックス(原題)」Aeon Flux

昨日のpart Iに引き続きまして、早くもpart IIの登場です(実は1本の原稿だったものが長すぎて二本に分割・「キルビル」Kill Billみたい・笑)。

aeonflux25世紀の未来。謎のウィルスで99%が死滅した人類は、ドーム都市での生活を余儀なくされている。その中でボンデージを身にまとった美しき暗殺者・エオン・フルークスの次のターゲットは政府リーダーだったが、その彼女に意外なライバルが現れる、というSFアクションが「イオン・フラックス(原題)」Aeon Flux。

コミックの原作、MTVで放送されたアニメの映画化。当れば「マトリックス*」、こければ「キャットウーマン」。アカデミー賞後としてはギャンブル。ここで2本**を鮮やかにこなし、 「ノース・カウンティ(原題)」North Countryで再度アカデミー賞ノミネート、「イオン・フラックス(原題)」Aeon Fluxが大ヒットとなれば、一躍ハリウッドの女王の地位も射程圏内(現在ジュリア・ロバーツお休み中)。


*シャーリーズ・セロンとキアヌ・リーブスは「ディアブロス」The Devil’s Advocateと「スウィート・ノベンバー」Sweet Novemberの2度カップルを演じていますが、3度目の共演話が出ているそうな。アカデミー賞をもう一度欲しければ、キアヌとは別れるほうが吉。

**二本共にこれも「ファーゴ」で主演女優賞のフランシス・マクダーモンドが出ているのも楽しみ。この人も作品によって顔を変えられる達人。

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2005年9月 9日 (金)

「シン・シティ」Sin City

sincity3アメリカにはグラフィック・ノベルとよばれる書籍ジャンルがあります。これはコミック(通常は薄いペラペラ状、総合マンガ誌の少ない、アメリカではこの一回の連載マンガが一冊の小冊子になっているのが通常)に対し、本の体裁をとり本棚に並べられるコミックのこと(最初から単行本で出るマンガと言えばわかり易いかな?)。内容的には“劇画”的。「ロード・トゥ・パーディション」等はこうしたグラフィック・ノベルの映画化で、一般的ないわゆる「アメコミ」原作とはちょっと違う分野の作品。

日本公開が近づいてきた「シン・シティ」Sin Cityは、フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベルに惚れ込んだ、ロバート・ロドリゲス監督*が原作者ミラーを共同監督引っ張り出し、最新映像技術を駆使して、徹底して原作の持つ“世界”を忠実に描いた作品。暴力と悪徳が支配する町・シン・シティを舞台に3つのハードボイルドなエピソードが展開しますが、構造的には「トワイライト・ゾーン」が「めぐりあう時たち」。話が関連し、ややこしくなってしまう嫌いがあるので、そこに豪華な役者**をふんだんに使ってキャラクターを際立たせているのが特色。

確かに誰もまだ試みたことにない映像世界に豪華な役者が、徹底的に劇画チックな“芝居”をしていて、私には刺激的で面白かったのですが、こうした血とバイオレンスに彩られた世界が苦手な人には、避けて通った方が良いかと(笑)。「キル・ビル」を受け付けられない人にはだめかと思われます。

ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、マイケル・マドセン、ベニチオ・デル・トロというベテラン男優は面白がって、遊んでいる感あり。クライブ・オーエンがカッコ良く、何故彼が一時期新「007」の筆頭候補と言われていたかが、わかります。ジェシカ・アルバ、ブリタニー・マーフィよりもデヴォン・アオキがカッコ良いと思ったのは、私の日本人の血のせい(?)。「ロード」のフロド・イライジャ・ウッド、「T3」のニック・スタールのファンが見たら卒倒しそう。製作決定のPart IIには、ミッキー・ロークとブリタニー・マーフィが確定とか。

続きに作品・出演者情報あり。別ポスター:ジェシカ・アルバの記事にあり。
10/1追記:関連記事「3人のジェシカ」追加・ジェシカ・アルバの別Photoあります。

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2005年8月29日 (月)

「レジェンド・オブ・ゾロ」The Legend of Zorro

11月16日追記:やっと見てまいりました。レヴューはこちらです(別ポスターもあります)。

zoro1無声映画時代から数限りなく映画化されている活劇、「ゾロ」。仮面のヒーローの剣戟・活劇は映画ならではの華。私の高校生時代にはアラン・ドロンもやってましたが、やっぱりこのヒーローにはラテン系色男が似合うという事で、98年にアントニオ・バンデラス主演で作られ、ヒットした「マスク・オブ・ゾロ」の続編がこれ。

「レジェンド・オブ・ゾロ」。前作を受けて引退したはずのゾロと彼のファミリーが新たな冒険と戦いに、という内容になるはずですが、7年の空白期間中にアクションの水準が高くなっているので、このハードルをどうクリアするかが見もの。このあたりに関しては製作者・スピルバーグの目が行き届いていそうなので楽しみ。

アンソニーホプキンスがゲストに留まり軽くはなりましたが、予告を見ると前作が出世作となったキャスリン・ゼタ=ジョーンズが、今回はそれこそゾロ並みの活躍をしてくれそうなのが楽しみ。

*アントニオ・バンデラス:歌って踊れる色男。マドンナの映画「イン・ベット・ウィズ・マドンナ」Truth or Dareでのマドンナのベタベタぶりが笑えます(のちに「エビータ」で共演)。この人のブロードウェイミュージカル「NINE」を見ましたが、圧巻の存在感&歌&ダンスでした。 ご存知キャスリン・ゼタ=ジョーンズも歌って踊れるわけでこの二人の舞台の共演も見てみたいもの。

分野: アクション・アドベンチャー
米国公開日: 2005年10月28日 米国版公式サイト
米国流通会社: Columbia Pictures
日本公開日: 2006年1月21日(予定)
主演: Antonio Banderas, Catherine Zeta-Jones, Rufus Sewell, Anthony Hopkins, Nick Chinlund
監督: Martin Campbell
製作: Steven Spielberg, Walter F. Parkes, Laurie MacDonald

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2005年8月26日 (金)

「ランド・オブ・ザ・デッド」 Land of The Dead

landofthedead1過去に2回に渡り「のんびり亭」本館で扱いましたが、いよいよ日本公開という事で、再度ご紹介。

アメリカで絶賛されながら、劇場公開では苦杯をなめた「本家」ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ神話大系」最新作。もともと制作費に$20M(邦貨22億位)しかかかっていないので、DVD(米国では10月18日発売-当初の公開予定時期-ハロウィーンシーズン)と海外公開で十分元は取れるとは思いますが、是非この巨匠に続編を取らせて欲しいと心から思っています。スティーブン・キングも「Entertainment Weekly」で二人のジョージ(ロメロとルーカス)を比較し、同年代で同じ時期(70年代中期)にかたやゾンビ、かたやスターウォーズという「神話」を生み出しながら、如何にロメロが冷遇されてきたか、について熱く語っていました。

同じ思いのスタッフ・俳優陣(この予算では考えられない位に豪華)が、生み出した最新作。是非劇場でお楽しみください。

過去記事:
祝ロメロ復活!ランド・オブ・ザ・デッド(June 25, 2005) 続きに本文あり
Summer Movie 3:Land of the Dead(May 01, 2005)


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2005年8月25日 (木)

「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」Wallace & Gromit: The Curse of the Were-Rabbit

10/9日追加情報:日本公開正式タイトルは「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」。2006年3月18日日本公開に決定しました。10/7-9付全米興行成績No1。作品評価も高く「ティムバートンのコープス・ブライド」とアカデミー賞の最優秀アニメを争うのではと見られています。

wallaceandgromit「ウォレスとグルミット」ファンの皆様、お待たせ致しました。何年も前から噂になっていた劇場版作品の登場です。ドリームワークスが2000年の「チキン・ラン」の成功に気を良くして次回作として発表されてから公開まで5年。

副題(原題)が「兎男の呪い」でハロウィーンにあわせての怪奇映画ムード(ポスターもかぼちゃ)でわくわくどきどき。

CGを利用した3次元アニメ全盛のこの時代に、あえて粘土で作った登場人物、背景等をすこしずつ動かして作るクレイアニメ。もう一つの手間のかかるストップモーションアニメ(人形を少しずつ動かし撮影)の新作「ティム・バートンのコープス・ブライド」*と公開が重なったのも不思議な縁ですが、どちらも大ヒットして是非次回作はすぐに公開してもらいたいものです (2010年までは待てません)。
*ヘレンボーナムカーターがどちらでも声で出演というのも奇縁。

続きに作品情報

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2005年8月24日 (水)

「イントゥ・ザ・ブルー(原題)」Into The Blue

intotheblue1日本では昔から映画に関してはまともな情報が入ってこず、映画会社からもらった情報をそのまま記者が書いて”全米で大ヒット”、”アカデミー賞の本命”という与太話を伝えられる事が少なくありません。

残念ながらインターネットの時代になってもこの傾向は相変わらず。最近一番笑ったのが、日刊スポーツのネットの中のコラム「ハリウッド直送便」というやつで、最近の記事”オスカー取りへ「女優対決」注目”という中でなんと新作「イントゥ・ザ・ブルー(原題)」Into The Blueのジェシカ・アルバを取り上げていること。そりゃモデル出身でもキム・ベイシンガーや・シャーリーズ・セロンのようにオスカー女優となる事があるので、馬鹿にしてはいけませんが、それにしてもこの作品でとはあんまり。

前置きが長くなりましたが、この作品はTV「ダーク・エンジェル」、今年劇場公開の「シン・シティ」、「ファンタスティック・フォー」で一躍最もホットな女優になったジェシカ・アルバの新作。南の海を舞台に幻の財宝をめぐるアクション・アドベンチャー。となると売りは明確で、ポスター、予告編、スチル共ジェシカ・アルバをはじめ共演女優の水着、ビキニ。

が、レイティングがPG-13なのでヌード、濡場は無しというのが見え見えなのですが、きっと騙されて映画館に行っちゃう若者、多いんでしょうね。

10/1追記:関連記事「3人のジェシカ」追加・ジェシカ・アルバの別Photoあります。
10/9追記:日本公開は11月5日

続きに作品情報あり。

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2005年8月16日 (火)

「ザ・ブラザース・グリム」The Brothers Grimm

grim1大英帝国の誇るコメディ集団モンティパイソンのメンバー中唯一のアメリカ人であり、「ブラジル」「12モンキーズ」「タイムバンディッド」等の作品で知られる、鬼才テリーギリアム監督のダークなファンタジー。「赤頭巾ちゃん」で知られるグリム兄弟(マット・デイモンとヒース・レッジャーのコンビも軽量級の妙)が、実はイカサマ魔物ハンターだったというほら話。うそつきは当然の報いとして本物の魔物と対決しなくてはいけません・・・・

 「イタリアの宝石」モニカ・ベルッチの魔女役なんてあまりにタイプキャスティングな気もしますが、楽しそうでひねていて毒が利いていそうで今月公開の映画の中で最も期待の一本。

「ザ・ブラザース・グリム」The Brothers Grimm
分野: アクション・アドヴェンチャー、ファンタジー
米国公開日: 2005年8月26日
米国版公式サイト http://miramax.com/thebrothersgrimm/
米国流通会社: Dimension Films
日本公開日: 2005年秋
主演: Matt Damon, Heath Ledger, Monica Bellucci, Jonathan Pryce, Lena Headey
監督: Terry Gilliam
製作: Daniel Bobker, Charles Roven, John D. Schofield

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2005年8月15日 (月)

「ハリーポッターと炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of Fire

9月26日追記:新キャラ登場のポスターを追加しました、ハリーポッターと炎のゴブレット【その2】

harry1 おなじみの大ヒットシリーズの丁度折り返し点になる第四作は、クィディッチのワールドカップ、100年ぶりの3大魔法学校対抗試合、初恋とライバル、竜、人魚、そして恐るべき宿敵の出現と盛り沢山。2時間半の上映時間に詰めこめるのか?

子供、ファミリー向けに見えてかなりダークな味付けは健在なはずで、今回はPG-13(13歳以下保護者の指導を要す)。惜しくもリチャード・ハリスは逝ってしまったが、アランリックマン、ゲイリー・オールドマン、レイフ・ファインズ、マギースミスが絡んでくるという超豪華キャスト健在。しかし日本版のポスター「決戦の時だ、ハリー」というのは違和感がありますね。元々は「試練のときがやってくる」。

「ハリーポッターと炎のゴブレット」Harry Potter and the Goblet of Fire
分野: アクションアドヴェンチャー、ファンタジー
米国公開日: 2005年11月18日
米国版公式サイト http://harrypotter.warnerbros.com/gobletoffire/
米国流通会社: Warner Bros.
日本公開日: 2005年11月26日
主演: Daniel Radcliffe, Emma Watson, Rupert Grint, Michael Gambon, Maggie Smith
監督: Mike Newell
製作: David Barron, David Heyman, Chris Columbus

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2005年8月 8日 (月)

X3: X-Men 3

X3 5月は夏の映画シーズンの幕開けで、例年その年の目玉映画が公開されますが(今年は「シス」)、来年2006年5月には「ダヴィンチ・コード」、「MI3:ミッションインポッシブル3」、そして「X3: X-Men 3」が激突。ただ今撮影中のこの3本ですが、戦いは始まったとばかりに既にティーザー・ポスター(正式ポスターの前の煽り)が公開されているのが「ダヴィンチ・コード」とこの「X3: X-Men 3」。

「X3: X-Men 3」は1,2の監督だったブライアン・シンガーを「スーパーマン・リターンズ」(2006年6月公開)に奪われて一時はどうなるかと思われていましたが、ブレット・ラトナー(「ラッシュ・アワー1&2」「レッド・ドラゴン」)を監督に迎え、主要キャストはほぼ全員復帰。アカデミーを取って一時は無理と思われたハル・ベリーも戻りますが、前作ラストで○○○ファムケ・ヤンセンも出るという事は、彼女がストーリーの軸のはず。新悪役の登場も期待(下記情報の中に何人かは書いてあります・来年まで知りたくない人はスキップ)。

尚基本的にはシリーズはこれでしばらくお休みの模様ですが、その代わり個別キャラクターが映画になる予定で「ウルヴェリン」が2007年公開とか。

続きで作品情報

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2005年8月 6日 (土)

「ティム・バートンのコープス・ブライド」Tim Burton's Corpse Bride

9月25日追記:
見てまいりました。感想&新たな情報はこちら

corpsebride1ディズニーアニメより宮崎アニメより「ナイトメア」が好きな皆様、お待たせしました。

ただ今「チャーリーとチョコレート工場」が米国大ヒット中のティム・バートン/ジョニー・ディップコンビの新作が早くも登場、と言ってもこれは傑作「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」以来のストップモーションアニメ(人形を少しずつ動かし撮影という忍耐作業の塊)作品。「ナイトメア」のマイク・ジョンソンとティム・バートンが共同監督し、ジョニー・ディップが死体と結婚してしまう主人公の、監督婦人ヘレム・ボーナム・カーター(「チャーリー」にも出てます)が花嫁の声を担当。

分野:アクション/アドベンチャー・ファミリー向け/コメディ
米国公開日:2005年9月23日
日本公開日:2005年10月
主演: Johnny Depp, Helena Bonham Carter, Emily Watson, Albert Finney, Richard E. Grant
監督: : Mike Johnson, Tim Burton
製作: Tim Burton, Laurie Parker
公式サイト

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「V・フォー・ヴェンデッタ」V for Vendetta

8月25日追加情報:
全米公開が2006年3月17日に延期となりました。イギリス(ロンドン)を舞台にした正義のテロリストの活躍を描くというのがまずかったのでしょうか?(ウォシャオスキー兄弟&ジェエル・シルバーがそんな甘ちゃんとは思えませんが)。日本でひょっとして先行公開?

vforvendetta2ナタリーポートマンが坊主に頭になる事でも知られるSFアクション「V for Vendetta」。マトリックスのウォシャオスキー兄弟とジェエル・シルバーが製作するこの映画は、第二次世界大戦でドイツが勝った世界(パラレルワールド)を舞台にしたコミックの映画化。監督のジェームス・マクテイガーは「マトリックス」II,IIIと「シスの復讐」の助監督。ヒーロー役は「マトリックス」三部作の影の主役&「指輪」三部作の脇役で名を上げたヒューゴ・ウィーピング。

「V・フォー・ヴェンデッタ」V for Vendetta
分野:アクション/アドベンチャー・SF
米国公開日:11月4日 ->2006年3月17日に公開延期
日本公開日:2005年末(2006年お正月映画)-どうなるのでしょうか?
主演: Natalie Portman, Hugo Weaving, Stephen Fry, Rupert Graves, Stephen Rea
監督: : James McTeigue
製作: Joel Silver, Andy Wachowski, Larry Wachowski
公式サイト

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2005年8月 5日 (金)

今だから語れる「シスの復讐」

jedisith拙文「スターウォーズ EPISODEIII〜そして伝説へ」へのトラックバック、コメント、どうもありがとうございました。TBだけで15件は「のんびり亭」開設以来の最高。調子にのりまして、この程、映画情報を切り離し、「USAのんびり亭」映画情報を新たに開設しましたのでよろしくお願いします。

 さてさて「シス」に戻りますと、米国公開から3ヶ月近く、日本公開から1ヶ月、この作品が「映画」ジャンルを飛び越えた大きな「イベント」だったと今更ながら感じる次第。この微妙なずれが終えて、あの熱気はどこかに行ってしまった今、やっとネタバレ会話の楽しめる時期がやって参りました。以下続きにて、今だから語れる「シスの復讐」。

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2005年8月 1日 (月)

「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」Fantastic 4

fantastic1  人気コミックの映画なのに、昨年の「インクレディブルズ(Mr.インクレディブル)」のメンバーの能力がそっくりという事で(当然ファンタの方が早いのに)、話題になってしまった悲しい映画。しかしそんな話もものともせず大ヒットで早くも続編決定のSFアドヴェンチャー。

 個人的に言えば、現在急速に人気女優としての階段を上っているジェシカ・アルバ*に魅力を感じるかどうかで全然印象が違う映画。そのベビーフェイスとスタイルの良さで(最初にボディスーツを着て登場するシーンで、映画館の中でため息が漏れた)が売り物だけど・・・・私にはあの甘ったるい声がどうしてもいけません。彼女の魅力が通じない私には非常に平均的なアメコミアクション映画。続編に関しては20065月公開ともう劇場にポスターが貼ってある「X IIIX3: X-Men 3)」の方が楽しみ。

 *TV「ダークエンジェル」で一躍脚光。「シン・シティ」等の出演作が相次いでいるが本領はグラビアアイドル(?)

8月23日追加情報:
ジェシカアルバの最新作「イントゥ・ザ・ブルー(原題)」情報を追加しました。こちらもご覧下さい。

9月4日追加情報:
ジェシカ・アルバの情報追加しました。こちらをご覧下さい。「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」Fantastic 4の別ヴァージョンポスターあり。

続きに作品情報あり

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「ミスター&ミセス スミス」Mr. & Mrs. Smith

mrandmrssmith1 撮影中の主演二人のロマンスが、興行に良い影響を与えない事は「クレオパトラ」の昔から「ジーリ」まで歴史的「定説」だったのですが、これを覆した作品。理由は単純で「面白い」から。今が魅力の二人が競演したコメディタッチのスーパーアクション映画。

 この二人は大物映画俳優同士の競演らしく、一緒にスクリーンに並んだ時のバランスが実に魅力的(ポスター参照)。確かにTVで見ればジェニファー・アニストンの方が可愛いけれど、「映画女優」としての「華」はアンジェリーナジョリーの圧勝。個人的には是非続編も見てみたいがさあて、二人の最競演はあるでしょうか(続編は「スパイキッズ」?)

 しかしFoxさん、夏はスターウォーズがあったからといってこの映画の日本公開が世界で一番遅いと言うのはちょいと問題があると思うのですが。

続きに作品情報があります。

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