9月9日追記:
遂にアメリカ版予告編(“星条旗”単独)登場。【こちら】をクリックしてください(Windows Media only)。
まだ気が早いと思いますが、既に2007年のアカデミー賞の最有力候補と見なされているのが、「ミリオンダラー・ベイビー」に続くクリント・イーストウッド監督作品「父親たちの星条旗」Flags of Our Fathers。第二次世界大戦の太平洋戦線で最も激戦となった硫黄島での戦い。あまりに有名な最重要拠点・擂鉢山(Mt. Suribachi)を陥落させた際に立てられた星条旗とそれを支える6人の男たちの写真。戦いと、戦いを通じてヒーローとして祭り上げられた男たち(戦争遂行資金調達の為の“戦時債権”の宣伝に使われた)のその後を描くこの作品は、痛快戦争アクションになるはずもなく、男たちの、そして父と息子のドラマになっているはずです。
原作は実際に海兵隊の狙撃手として湾岸戦争に従事したアンソニー・スオフォードの「ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白」。映画では描かれなかった膨大な情報が盛り込まれているとの事で、是非読んで見たい一冊。天才舞台演出家だったサム・メンデスが、ドラマ性を排除した映画作りをしている事は興味深く、スオフォードを演じる主演のジェイク・ギレンズホール(「ブロークバック・マウンテン」も待機中)と同僚を演じるピーター・サスガード(「フライトプラン」よりはるかに上)の演技も素晴らしいのですが、なんといってもジェイミー・フォックス。狂気の中で一人常に平常心を保っている、ゆえに実は一番狂気を秘めた上官役がはまり役。音楽に関してはボビーマクファーリンの「Dont't Worry Be Happy」、T-Rex「Get It On」、そしてDoors「Break On Through」の使われ方が印象的(DDoorsで「地獄の黙示録」と繋がる訳ですな)。
最近のコメント