2007年11月21日 (水)

「アメリカン・ギャングスター」American Gangster

American_gangster480予告編は続きにあり。

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2007年5月12日 (土)

サンフランシスコの暗闇「ゾディアック」

Zodiac270_1 デビット・フィンチャー監督の「パニック・ルーム」以来の新作は一級品のサスペンス。

 ベトナム戦争のさなか、世界中で政治的には反体制の嵐が吹き荒れ、ヒッピー、サイケデリック、性・ドラッグ開放等のムーブメントが起き、音楽や映画といった表現アートの世界も社会と連動した形でなど変わりつつあった1960年代後半。そのムーブメントの震源地であったサンフランシスコで実際に起きた残虐な連続殺人事件。犯人と自ら名乗り出た男は自らを“Zodiac(星座)★”と呼び、新聞社に犯行声明を送りつけ、ついには電話でのインタビューにも答えるという一種のメディア・スターにのし上がりました。その男が自分で申告した殺人は実に37件(実際に確認されたのは5件)。サンフランスシコ近辺では夜外出する人が減り、また子供の乗るスクールバスを銃撃するという予告をして、サンフランシスコ・ベイエリアの子供(監督自身がその一人だった)とその親を震え上がらせました★★。

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続き、解説、サウンドトラック情報は”続き”にあり。

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2006年12月20日 (水)

ダイハード 4.0/Live Free or Die Hard プレビュー

3/10/2007 最新情報更新。タイトルを現時点での海外向け4.0に変更しました。

Die_hard_4_220タイトル: ダイハード4.0(仮称・米国外タイトル)
原題: Live Free or Die Hard
分野: アクション、刑事物、続編
製作会社: 20th Century Fox
製作: Michael Fottrell, Arnold Rifkin, Bruce Willis
監督: Len Wiseman
出演: Bruce Willis, Timothy Olyphant, Maggie Q, Jeffrey Wright, Mary Elizabeth Winstead
上映時間: 未定
米国公開: 6月29日
米国公式サイト: http://www.livefreeordiehard.com/
米国配給会社: 20th Century Fox Distribution
米国レイティング: 未定
日本公開:        2007年夏予定
日本公式サイト: http://www.foxjapan.com/movies/index.html (Foxジャパンのサイト)
日本配給会社: 20世紀FOX
予告編:        下記

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2007.2.20追記:新予告編登場・おいおい、そんなもの壊していいのか~?!(「インデペンデンス・デイ」ですね。タイトルが「ダイハード4.0」になっているのを見るとこれはインターナショナル版予告の模様(日本も4.0かな)。

 独立記念日のアメリカを襲うシステム・シャットダウンの恐怖。最新鋭のハイテクを駆使して全米を恐怖に叩き込むサイバーテロリスト達。最後の希望としてテロリストに立ち向かうアナログ男の名はジョン・マクレーン。決してくたばらない男=ダイハードが帰ってきます。公開は6月29日(夏の公開カレンダー)。

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2006年10月10日 (火)

16ブロックス レビュー

sixteen_blocks80-90年代のアクション・ヒーロー達もたそがれて、シュワルツネッガーは州知事になり、スタローンは壊れてしまい(ロッキー6?ランボー4?)、ハリソン・フォードは息切れ(ファイヤーウォール、無残)してしまう中、孤軍奮闘するのがブルース・ウィリス。その彼の主演する最新作が最近には珍しく女性の全く絡まない硬派なアクション映画「16ブロックス」。中年(というより初老)男の哀愁を背負ったアクションの佳作。過剰なアクションを期待せずふらりと映画館に立ち寄る/ふとした弾みでDVDを借りるにはぴったりの映画でした。

「ダイハード3」で呑んだくれニューヨーク刑事ジョン・マクレーンを演じていたブルース・ウィリスが、そのまんまのくたびれた役柄で登場します(役名はジャック)。黒人相棒(モス・デフ)を得て危機を突破して行くところも含めて「ダイハード3.5」?考えて見れば監督のリチャード・ドナーは白人&黒人刑事コンビの名コンビ・リッグス(メル・ギブソン)&マータフ(ダニー・グローバー)★を世に送り出した人で、このあたりの見知らぬ二人が、危機を通じて次第に気持ちを通わせて行く(&掛け合いで笑わせる)という演出はお手の物。また通常こうした“道連れ映画(バディ・ムービー)”だと、長い旅がストーリーには不可欠ですが、この映画の場合は文字通り16ブロックス=16区間=歩くと20分少々の短い距離★★の短い距離に正と邪、警官と犯罪者、白人と黒人、追うものと追われる物という様々な対立する要素を詰め込んで、なおかつきちんと収斂して見せる所に職人の技が光っていました。

Sixteen_blocks220黒人相棒モス・デフ、二人を追うデビット・モースも巧いのですが、やはりここで光るのはブルース・ウィリス。くたびれ&呑んだくれ男が、危機の中にあって冷静さと昔の勘を取り戻して行く様は、かつてのアクション・ヒーローとしての彼の残像を生かしておりさすが。派手な大アクションがお好みならば来年の「ダイハード4(Live Free or Die Hard)」★★★を待つのも良いと思いますが、この枯れた味わいも中々なもの。お時間があれば是非★★★★。

続きに★の解説あり。  
過去記事: 「16ブロックス」16 Blocks プレビュー
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2006年9月30日 (土)

ブラック・ダリア記事更新

Black_dahlia220ブライアン・デ・パルマの新作「ブラック・ダリア」遂に見てまいりました。7月のご紹介(予告編、米国版ポスターあり)にレビューを加えたものはこちら:ブラック・ダリア/ The Black Dahlia

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2006年8月27日 (日)

B級万歳、「スネーク・フライト」Snakes on A Plane

Snakes_on_a_plane220ハワイで起きた犯罪組織のボス自らが手を下した殺人事件。目撃したサーファーをロスアンゼルスで証人喚問席に立たせる為、FBI捜査官サミュエル・L・ジャクソンは目撃者と共にサウス・パシフィック航空121便に乗り組む。しかしこのフライトには目撃者殺害の為、組織の手によって究極の生体兵器=数千匹のヘビが仕込まれていた・・・

インターネット上で事前に盛り上がりに盛り上がり(詳しくはこちら“ この夏・最大の話題作(ただしネット上)「スネークス・オン・ア・プレイン」 ”をご覧下さい)、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」並の大ヒットが期待されたものの公開されてみたら、公開週に第一位を取ったものの、結局コケてしまったB級アクション・スリラー・パニック映画。でもどうしてどうしてこれがB級らしいケレン味満載の楽しい映画で、観客は爆笑しながら見ていました。日本では10月公開との事ですが、映画会社が制作費65億円、全米初登場第一位大ヒット等と宣伝しているようですが、どういうレートを使うと$30Mが65億円になるんでしょうねえ&初登場一位は公開劇場数を増やせば、閑散期にはどうにでもなります。典型的なB級宣伝手法。

とにかく下品でエゲツない残虐なヘビの暴れっぷり(あんなところやそんなところに噛み付きます)、サービス以外の何物でもないヌード、安い脇役達(何故映画に出てくるラッパーは皆こう“安い”のか?)、いちゃつく奴はさっさと惨殺、いけ好かないキャラも惨殺というB級映画のフルコース。でもヒーローはかっこよく、ハラハラドキドキさせて、笑わせて、ちょいと泣かせて最後はきちっと締めるという作る側の“予算は無いけど、どんなことを観客を楽しませてやるっ”という意識の伝わってくるB級の鏡。

同じ飛行機が舞台という事で、昨年の「レッド・アイ(こちらもB級快作)」や、「フライト・プラン」、そしてパニック映画的手法で「エアポート・シリーズ」「ポセイドン・アドベンチャー」等を思い起こさせますが、ジョディ・フォスターが出ていなきゃただのトンデモだった「フライト・プラン」、アイデアに何のひねりもなかったリメーク大作「ポセイドン」に比べて個人的にはこっちの方が好きです(今だに「ユナイテッド93」を見にいけないのにこの残虐映画を見て笑っていられる私も結構考え物ですが)。

FBI捜査官サミュエル・L・ジャクソンはシャフトそのままのタフな捜査官を熱演。危機の連発についに切れて飛び出す“mother f#$king”ワードの連発がアメリカ人に大うけしていました。日本での変な“大作”宣伝に騙されずに是非笑いながらお楽しみ下さい。

続きにおかしなファンサイト・作品情報&スチルがあります。  人気blogランキング参加中。 banner_02

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2006年8月 3日 (木)

マイケル・マンズ・ワールド「マイアミ・バイス」

2006.8.20追記:
既にいくつかの”感想”が出てきていますが、皆さん結構辛口。事前にマイケル・マンの作品の味を知っていないと、”マイアミ・バイス”の看板を見てお洒落でトロピカルな雰囲気のシーフード・レストランだと思って入ったら、同じシーフードでも頑固親父のにぎる鮨屋だったということになります(味は結構良いのですが・下にも書いた「バッド・ボーイズ」はファーストフード?)。これからご覧になる方はご注意を。

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Bkline

TV版「マイアミ・バイス」ファンの皆さま、残念でした。マイケル・マン監督作品ファンの皆さま、お待ちどう様でした。2006年劇場映画版「マイアミ・バイス」は、TV版の持っていたトロピカル・カラーも、ヤン・ハマーも、グレン・フライも封印し、監督得意の光と影が交差する独特世界の中で、リアル銃弾が飛び交う重厚な映画。ハリウッドのアクション映画の定石(巻頭でまず一発見せ場、中盤に5~10分ごとに山場を配して、ラスト前に大クライマックス、そしてカタルシス)にはまらないマイケル・マン的世界(「ヒート」「コラテラル」)。

マイアミ警察特捜課(=マイアミ・バイス)で活躍する2人の刑事、ソニー・クロケット(コリン・ファレル)とリカルド・タブス(ジェイミー・フォックス)。まるで正反対のキャラを持つこの名コンビに課せられた指名は、FBIすら失敗した南米発マイアミ経由アメリカを結ぶドラッグ密輸コネクション摘発を目指し、南米の犯罪組織と接触するという超危険なミッション。ドラッグ・ディーラーになりすまし、謎の多い中華系女性(コン・リー)を通じ敵の組織と接触するが、組織の魔の手は近辺に迫っていた・・・

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2006年7月28日 (金)

ブラック・ダリア/ The Black Dahlia

9月29日・レビュー追加(プレビュー記事は全て”続き”に移行しました。

Black_dahlia220ジョシュ・ハーネット、アーロン・エックハート、スカーレット・ヨハンセン、そして若くして二度のオスカーに輝いたヒラリー・スワンクと生きの良い若手を揃えて、作家ジェイムス・エルロイの「LA四部作」の第一作であり、最高傑作とも言われる「ブラック・ダリア」の映画化にブライアン・デ・パルマ監督が挑んだのがこの作品。非常に期待して観に行き、それなりには楽しめたのですが、期待が大きすぎたのか全体としては肩透かしの印象。勿論中盤の見せ場の主要人物殺害シーン等、ドラマチックかつ華麗なデ・パルマらしい世界も楽しめるのですが、どうしても役者に色気が感じられない点が弱点に感じられました。

LAを舞台にした暗黒物の名作「チャイナ・タウン」のジャック・ニコルソン&フェイ・ダナウェイ、同じ原作者の「LAコンフィデンシャル」のラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケビン・スペイシー、そしてキム・ベイシンガー等の役者達は、鮮やかな“色気”を発散していたと思います★。ジャック・ニコルソン/ラッセル・クロウと比較されては発展途上のジョシュ・ハーネットが可哀相ですが、既に2度のオスカーを取ったヒラリー・スワンクに、男の運命を狂わせるファム・ファタールとしての魅力が出せなかった点大いに不満。「ボーイズ・ドント・クライ」は殆ど男役、「ミリオン・ダラー・ベイビー」はボクサー役というように男性的な役柄だったことを考えるとひょっとすると“妖艶”な役柄は人選ミス?★★色気という点ではまだ、スカーレット・ヨハンセンの方があるのですが、やはりダナウェイ/ベイシンガーの魅力に比べると、まだまだ小娘。

考えてみれば前作「ファム・フェタール」も、レベッカ・ローミン(X-MEN/ミスティークの中の人)&アントニオ・バンデラスという色気のある役者を使っておきながら、余り色っぽく感じさせなかったのですから(露出の多さと色気は関係ありません)、ひょっとしてこれはデ・パルマの弱点?名誉回復で是非早めに次回作を見せて欲しいものです。

★同じ分野で「狼たちの街」MULHOLLAND FALLS というニック・ノルティ、マイケル・マドセン、ジョン・マルコビッチ&メラニー・グリフィスという美味しい役者達が絡む渋い作品もあります。名作とは言えませんが、ジェニファー・コネリーが脱ぎまくって別の意味の色気を発散しています。
★★エックハート・スワンクの「コア」コンビも出世したなあと余計な事を考えてしまいました。

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2006年5月26日 (金)

「マイアミ・バイス」Miami Vice (予告改定)

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いよいよ公開が迫ってきてどんどん予告編が新しくなっています。昨年の紹介記事に新キャラクター・ポスター等を追加しましたのでご覧下さい(刑事がNo RuleでNo Lawじゃ、まずいと思うのですが)。
「マイアミ・バイス」Miami Vice (予告)

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2006年4月13日 (木)

知的銀行強盗映画「インサイド・マン」 レビュー

6月17日追記:いつの間にか日本公開されていた本作品。日本での皆さんのブログでの評価を見ると厳しいものばかり。私は早くもう一度DVDで見返して見たいと楽しみにしています(製作者たちの意図どおり?)。まだ未見の方があれば力を抜いて個性の強い役者たちのスリリングな絡みをご堪能ください
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Insideman220_1ニューヨーク・ウォールストリート近くの銀行を舞台に、クライブ・オーウェンが銀行強盗団のボス、対峙するNY市警の刑事にディンゼル・ワシントン、警官にウィリアム・デフォー、立てこもられた銀行の創設者・頭取にクリストファー・プラマー、そしてその頭取に雇われた凄腕トラブルシューター(コンサルタント)にジョディ・フォスターという一癖も二癖もあるメンバーが集結したスパイク・リー監督作品。只今アメリカでヒット中。

曲者揃いの中、一番の曲者は実は監督。個性の強いスター達を自在に動かし、やや詰め込みすぎな脚本を旨くさばいて、多重構造を持った奥行きの深い銀行強盗ドラマに仕立てました。銀行強盗の内容&場所は「ダイハード3」を思わせますが(知的な点でオーウェンが、ジェレミー・アイロンズのボスを思い出させます)、全体に「狼たちの午後(劇中セリフの中に出てくる)」に近い印象。「狼」がアル・パチーノ&ジョン・カザールの行き当たりばったりのHotな強盗団ならば、こちらはCoolな強盗団。直線的なオーウェンVSワシントン対決だけではなく、ワシントンVSフォスター、フォスターVSオーウェン、フォスターVSプラマー、ワシントンVSプラマーと役者同士の絡み合う(騙し合う)知的強盗映画。その分、派手なアクション・痛快なカタルシスを期待すると肩透かしをくらいます。

★ジョディー・フォスターDVD

特筆すべきはジョディ・フォスター。若くしてアカデミー賞を既に2回受賞している彼女も最近は「パニック・ルーム」「フライト・プラン」という“悪に立ち向かう強い母(正義の味方)”を演じていましたが、ここでは仕事の為なら手段は厭わないタフで嫌な役柄を演じていてこれがはまり役。今後是非大悪役等もお願いしたいものです(007の世界征服を企む悪のボスなんてどうでしょうか)。クライブ・オーウェンが冷静な悪役で、俳優としての上り調子を伺わせ、スパイク・リーと名コンビのディンゼル・ワシントンは程よく力を抜いた感じで、個性の強い共演陣を引き立てています。DVDが出たらきちんと見直してみたい美味しい一本。
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