2008年9月17日 (水)

Richard William Wright 1943-2008

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 リチャード・ウィリアム・ライト、通称リック・ライト。偉大なるピンク・フロイドの創設メンバーの一人にしてキーボーディスト。9月15日に癌の為に英国の自宅で死去。シド・バレット、ロジャー・ウォータース、デイブ・ギルモアという個性的なメンバーに囲まれニック・メイスンと共に縁の下の力持ちとしてあのピンク・フロイド・サウンドを支えていました。

 ピンクフロイドのメンバーとしては「ライブ8(2005年)」が最後でしたが、つい先日までデイブ・ギルモアのソロ・ツアーに同行していました(80年代にロジャー・ウォータースに解雇されたリックを救ったのがデイブ)。シド・バレットに続いての悲報に涙。合掌。

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2006年7月13日 (木)

Syd Barrett 1946-2006

昨日“Pulse”のご紹介をしたと思ったら、本日そのピンク・フロイド創始者シド・バレットの死が公表されました(亡くなったのは7/7日・イギリス・ケンブリッジにて・長年わずらっていた糖尿病の関連によるものと思われる)。

ご存知の方も多いと思いますが、彼は結成当時ピンク・フロイドのサイケデリックサウンドの中心であり、ボーカルでありながら、創作活動の重みからLSD禍にはまり、“月の暗黒面(”狂気“の原題)”に行ってしまってファーストアルバム“夜明けの口笛吹き”一枚で脱退(公式には今日に至るまで“解雇”にはなっていないとか)。その後ソロアルバムを2枚発表したものの、故郷に帰り母と共に子供たちにギターを教えながら静かに暮らしていたという伝説の人。

アルバム“炎/Wish you were here”は、現行フロイドメンバーからシド・バレットに捧げられたアルバムであり、特に”Wish you were here(あなたにここにいて欲しい)”と”Shine on You Crazy Diamond"は彼に捧げられた曲なのは有名ですが、昨年のLive 8の再結成ステージでロジャー・ウォータースが、「今日ここにいない多くの人たちに、特にシド、君の為に」と言って”Wish you were here”を歌った時は涙が出そうになった事を思い出します。

下のビデオ“天の支配/Astronomy Domine”は1994年のフロイド・ツアーのオープニングも飾っていました(Pulseには収録されていません。もったいない)。

また一人、Rockの創始者が逝ってしまいました。合掌。

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2005年12月22日 (木)

David Gimour "On An Island"

gilmourdvd本日付ニューヨークタイムズやサイト”Live Daily“の記事、そしてこの12月に出来たばかりの本人のサイトによれば、ピンクフロイドのギタリスト/ヴォーカルのデビッド・ギルモアが3月7日にアルバム” On An Island “をリリース、そして久しぶりになるツアーを開始します。

アルバムのタイトルトラック"On An Island"はなんとデビットクロスビー&グラハム・ナッシュ(すなわちC&Nですな)とのコラボレーションらしいです(まあ、昔ロジャーウォータースとドンヘンリーの共演を見たので、驚きはしませんが)。

ツアーは3月10日からのヨーロッパツアーを皮切りに、4月はアメリカ(日程下記)。

April 2006
4, 5 - New York, NY - Radio City Music Hall
9, 10 - Toronto, Ontario - Massey Hall
12, 13 - Chicago, IL - TBA
16, 17 - Oakland, CA - Paramount Theatre
19 - Los Angeles, CA - Kodak Theatre
20 - Universal City, CA - Gibson Amphitheatre

こういうニュースを聞くと、LIVE 8の事もあり、ロジャーウォータースを加えたフロイドでのツアーを期待してしまうのですが、本人のコメント:「Honestly, this is the only band I plan to tour with-正直に、これが現在ツアーを予定する唯一のバンドなんだ」と言っています。

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2005年12月 5日 (月)

Madonna & Kate Bush

この所、愛聴しているのがマドンナのニューアルバム「Confessions on a Dance Floor」とケイト・ブッシュの12年ぶりのニューアルバム「Aerial」。まったくタイプの違う英米の女性ヴォーカルですが、ケイト・ブッシュは1958年7月30日英国ケントのベクスリーヒース、マドンナは1958年8月16日、米国ミシガン州ベイシティ生まれの17日違い。47歳同士*、お互いに子持ちになって落ち着いてもまだまだ音楽の最前線で活躍中。

madonna1マドンナのアルバム「Confessions on a Dance Floor」はレトロなフレーバーを振り掛けながら、中身は「Ray of Light」以来取り込んできたフレンチ・テクノをすっかり吸収して自分のサウンドに昇華させた“見かけ程柔じゃない”アルバム。この人の持ち味であるしなやかさとしたたかさ健在。最近の一押し。

“告白”というくらいの中で、一番可笑しいのは「I Love New York」。“続き”に大意を入れておきましたが、おい、そこまで言っていいんかい?という内容です。テキサスやLAでコンサートもすると思うんですが。

katebush1ケイト・ブッシュの12年ぶりのアルバム「Aerial」は、相変わらずの緻密にして静謐な音の壁の中に、キラキラと狂気が見え隠れするようなサウンド健在。鋭利な刃物を振りかざしていた昔のような派手さはない分、こちらの方が凄みがあるような。ただ今じっくりと繰り返し聞き込み中という事で、こちらもお勧め。ただし次のアルバムが12年後っていうのは勘弁してください。

*ちなみにプリンスは1958年6月7日勿論ミネソタ州のミネアポリス出身、そしてマイケル・ジャクソンが1958年8月29日にインディアナ州ゲイリー市生まれ。このタイプは違えど天才4人が3ヶ月以内に生まれているのは不思議。アメリカ勢3人は距離的にも近いし。1957年の春から夏にかけて何かが起きた?

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2005年11月13日 (日)

Cream"Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005", part II

creamdvd最大の見せ場はオープニングの“I’m So Grad”。37年ぶりの伝説のロック史上最強トリオを見ようと集まってきた観客&メディア関係者。昔の音を再現できるかと固唾を呑んでいる中に現れる3人。もう危険な賭けはしなくてもいい歳なのに、あえて再結成というリスクを冒し、みっちりリハーサルをつんで来たメンバー。音が流れ始めると、溶け去る時間。昔のぎりぎりする緊張感はなくとも、まぎれもなくそこに再現されているのはクリームの音。会場の緊張がほどけ、純粋に”音楽“に集中し始める観客とミュージシャン。そして歓声。

インタビューでクラプトンがトリオでステージに上がることの怖さを語っていたが、ここにはセカンドギターもキーボードもバックコーラスもなく、3人だけの裸の音があるのみ。当然ながら「ティアーズ・オブ・ヘブン」も「ワンダフル・トゥナイト」も、ましてや「レイラ」もない状態でクリームというガチンコにチャレンジするその姿勢に乾杯。

こうしてDVDで生演奏を見ると、レコードで聞いていた時には、迫力は感じても退屈に聞こえた音が、生き生きと聞こえてくることに時間の流れを感じます。

過去記事:Cream"Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005"

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2005年9月 9日 (金)

Cream"Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005"

creamcd1本年5月にロンドン・ロイヤルアルバートホールで行われたクリーム再結成4nightsのハイライトを収録した2枚組DVD&CDが、米国では10月4日発売。共に19曲収録(曲目は続きにあり)ですが、DVDにはSpoonful ,
Sleepy Time Time, ,Badge , Sweet Wine , Rollin' & Tumblin', We're Going Wrong, White Room, Sunshine of Your Loveの別テイク(これはすごくクリーム健在という感じで、嬉しい付録)&3人のインタヴュー収録。

creamdvdで、これを記念して(?)、米国で唯一ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて10月24日から26日の3 nightsにコンサート。9/12日からアメリカンエクスプレスゴールドカードホルダー向け先行販売、そして9月19日から一般向け販売。ロンドンの時並みの争奪戦になるでしょうか?

過去クリーム記事:
エゴは捨てブルースを心に・クリーム再結成(May 04, 2005)

過去クラプトン記事:
どこでもクラプトン(March 04, 2005)
今年も「Rock and Roll Hall of Fame」の季節(March 15, 2005)
幸せな60歳・クラプトン(March 30, 2005)
Eric Clapton “Back Home”

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2005年8月27日 (土)

Grateful Dead“Fillmore West 1969: The Complete Recordings”

jerry1この8月はアメリカン・ヒッピーカルチャーの象徴だったグレイト・フルデッドのリーダー・ジェリー・ガルシアの10回忌。クラシック・ロック・ステーションでは普段はめったにかからないデッドの曲が結構かかっていました。

日本では想像もつかないのですが、グレイフル・デッドとはTop10ヒットは1曲(Touch of Gray)くらいしかなかったにも関わらず、コンサートの動員力はそれこそストーンズ並みだった伝説的なバンド。ジェリー・ガルシアが亡くなった時には全米で追悼集会が開かれ、時に地元のサンフランシスコではキャンドルスティック・パークに数万の蝋燭を灯した人たちが集まっていた事を思い出します。アメリカでポピュラーなアイスクリーム専門店・ベン&ジェリーのジェリーとはジェリー・ガルシアの事。アイスの名前のチェリー・ガルシアとは勿論洒落です。

ということで肝心のアルバム情報は続きに。

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The Doors “Love/Death/Travel”

jimmorrison1お盆にあわせて、故人を扱った記事を用意していたのですが、ちょっと遅くなってしまいました。まずは故ジム・モリソン率いたザ・ドアーズ。

最近ジョーペリーがソロアルバムでドアーズの“クリスタル・シップ”を取り上げていましたが、映画になったり(The Doors)、映画で取り扱われたり(バンゴア・シスターズ)の伝説のグループ・ザ・ドアーズ。数年前に生き残りメンバーに新ヴォーカルを入れて活動を再開しましたが、メンバー同士の確執で「ドアーズ」の名前の使用権を巡り裁判沙汰*。結局Doors of the 21st Century(21世紀のドアーズ)と名乗って活動を続けていましたが、最近裁判の結果が出て一切「ドアーズ」の名前は使ってはいけないという結果に。

これによってドアーズの扉は閉じられたかに見えましたが、そこはただでは転ばないショービジネス。10月には限定ボックスセット、“Love/Death/Travel”が、そしてその1ヵ月後にジムモリソン生前1970年のライブ2枚組ライブ“The Doors - Live in Boston”が発売になるとのこと**。まだまだ続くお盆商法。

*ジョン・デンスモア(ドラマー)がレイ・マンザレクとロビー・クリューガーを訴えた裁判。詳しくはこちら。クイーンがあくまでもクイーン+ポール・ロジャースなのもこの辺が原因?
Densmore Wins Doors Bout
Manzarek, Krieger cannot use "The Doors" in their band's name

**The Doors Are Reopening

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