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January 31, 2005

ロード・オブ・ザ・リングス「王の帰還」特別編集版

lotr_rotk1「指輪物語」は私にとって30年以上やり残して来た宿題であった。
中学生以来の我が神様・レッド・ツェッペリンの歌詞の多くが「指輪物語」なる英国の文学に強い影響を受けていると聞いて原作チャレンジ・・・・その長さ、というか最初の世界紹介と人物紹介で挫折してしまった。「徳川家康」や「新平家物語」ならば行けたのに・・・。ラルフ・バクシによるアニメ版「指輪物語」も同じ頃なのだが、こちらは途中で話が終わってると聞いて触らないようにしてきた。「スター・ウォーズ」やキングの「ザ・スタンド 」が「指輪」の影響を受けているという話も勿論知識として持ち合わせていたが、指輪を読んでいないが故に語る事の出来ないもどかしさを味わって来たのだった。

そんな私に30年の年月を経てやっと物語の詳細と結末を知る事が出来た!というのが今回のピーター・ジャクソンによる映画「ロード・オブ・ザ・リングス」3部作なのである。第一作の「フォローシップ・オブ・ザ・リング・旅の仲間を見たのが2001年末、「ザ・トゥー・タワーズ・二つの塔.が、2002年末、最終編「ザ・リターン・オブ・ザ・キング(王の帰還)」が2003年、やっと「滅びの山」へたどり着く事が出来たフロド君の如く、私の「指輪」との宿題の旅も終わったのでした。目出度し、目出度し。

ところがこの宿題には延長戦がある。一度はまってしまうと細かいところまで皆見たくなるという問題が発生。結局多くの人が通常DVDにては飽き足らず、多くの未公開シーンを含んだスペシャル・エクステンデッド・ヴァージョン(特別延長版)に手を出してしまうようになってしまう。これが本編公開から約1年後。私なども結局完結から一年、こうして映画会社の戦略にはまり、延々と宿題の延長に取り組んでいる。

米国にては昨年末に発売になった「ザ・リターン・オブ・ザ・キング(王の帰還)特別編集版」では特に本編にて明らかにされなかったサルマンと蛇の舌のその後や、いつの間にエオウィンとファラミアが?等の点がきっちり語られており胸のつかえの取れる内容である(そりゃ、あれだけの熱演シーンをカットされれば怒ります)。そうでなくてもこの「王の帰還」は、善と悪の最終決戦、そしてその終焉、エピローグというまさに「大団円」。他の三部作、例えば旧スターウォーズ、ゴッドファーザー、最近ではマトリックス等のトリロジーが「あとづけ」であるのに対し、こちらは最初から3本一緒の話を一緒に撮っている強み。鮮やかに三部作にて着地が決まる。お祝いにアカデミーの作品賞までついて来てしまった。

延々と続くエピローグの最後の最後、主題歌であるアニー・レノックスの「Into the West」が心地よい。しかしここはやはり「天国への階段」が鳴り響いて欲しかった、というのはツェッペリンファンの悲しき願いか。

January 30, 2005

デビット・カパーフィールド:消された相方

DCopperfield

今回のラスベガス・パフォーマンス三昧の最終回はマジック界の貴公子・何でも消し去ってしまう事で名高いデビット・カパーフィールド。いきなり空中から本人バイクに跨り登場してくるわ、車がステージに突然出てくるわ、いきなり遠い南の島へ飛んで行ってしまうわ、とにかく観ていてわかり易い・エンタテイメント性の高いステージだった。

確か日本公演は大阪城ホールとか武道館とかだったが、今回のMGMホテル公演は何となく小さめの小劇場的な雰囲気。これはエアロスミスをライブハウスで見たみたいで何となく得した気分。意外だったのは貴公子イメージが売りだったカパーフィールドが結構にやけオヤジで、オヤジギャグを飛ばしていた点。昔はスーパーモデルのクラウディア・シェファーと付き合っていたはずだがこのオヤジ臭さが別れの原因か?

最後のクライマックスでは、観客20人をステージ上から消し去ってしまうのだが、ここで何と我が家の相方が消されてしまった。消えてしまった所でステージ終了。で丁寧に「今回消し去られたお客様は今後5年間戻りませんが、どうぞ劇場・ホテルに問い合わせをしないで下さい」というアナウンスが入るという徹底ぶり。

さて我が相方が戻って来たか?もし戻って来たとしたら、マジックの秘密を知っているのか(まるで宇宙人にアブダクトされたみたい)?それは秘密です。

January 21, 2005

落下する快感、「O」

Bellagio1年ぶりにシルク・デ・ソレイユの「O」(ベラッジオ)を再見したが、その劇場と舞台空間、そしてプール(150万ガロンの巨大プール)が一体となった空間で、総勢81名のパフォーマーにより繰り広げられる肉体の極限は健在、圧巻。中世絵巻物の如くの衣装に包まれたパフォーマーがぶんぶんと空中を飛び交い、水の中で華を咲かせる。

通常のサーカスの空中パフォーマンスと言えば、落ちそうで落ちないぎりぎりの緊張感が売りなのだが、この「O」ではその緊張感溢れるパフォーマンスを決め、でそしてそこから皆最後には水の中に落ちてゆく。このサブン、ザブンというという「落下」が緊張感と対比を成した開放感を生み出しており、この組み合わせが快感。一粒で二度美味しいとはこの事でこの気持ちの良さが「O」の特色。

勿論初見の時のような驚きはないが、やはりこれは1年に1回位ならば入場料を払って見る価値十分。ちなみに私の行った日には北野武が見に来ていた模様です(確か、昔批判したテレ朝「ヤジウマワイド」の奥野あつこ元キャスター・シンクロ選手は「O」に出ていたはず)。

January 16, 2005

エアロスミスDVD「ユー・ガッタ・ムーヴ」

Aerosmithyouエアロスミスには弱点がある。こんな事を書くとファンに怒られるのだが、常に比較されるストーンズのコンサートと比較すると、一本調子で盛り上がりに欠くのだ。「Don’t want miss a thing」や「Angel」といった必殺バラードがあるじゃないかと言われそうだけど、このあたりのバラードも下手をすると同じに聞こえてしまう。

しかしこの皆50過ぎのおっさんたちはそんな弱点にきちんと気がついていて、最新アルバム「ホンキン・オン・ボーボゥ」で、スタンダードなブルースナンバーに挑戦、エアロ流に料理している(私には「ユー・ガッタ・ムーヴ」はストーンズの「Love You Live」が思い出されてしまうのだけれども)。趣味のアルバムと取る向きはあると思うが、私にこれが新しいチャレンジに思えてならない。

同年代のバンド・「KISS」はとうの昔に努力を放棄し、「Queen」はフレディの死と共に、思い出バラ売り商人になってしまった中、この歳にして未だ自分たちの領域拡大努力を続けるおっさん達(スティーブンは最近孫が生まれた)。歳をとってもstay coolという為には努力が必要という見本である。

作品解説:「ユー・ガッタ・ムーヴAerosmith/You Gotta Move
エアロスミスの公式なライブ映像である。ライブ音源は「ライブ・ブートレグ」、「ア・リトル・サウス・オブ・サニティ」があるけれど、ライブは「LIVE TEXXAS JAM’78」があるくらい。ただこれは(ケーブル)TVで放映されたドキュメンタリーでライブがぶつぶつ切れる。残念無念。それに「Rats in the Cellar」みたいな良い曲がボーナストラックなのはなあ、と文句タラタラであるが気を取り直してみて見ればやっぱりこれは純正エアロ。会場で写してもらえているのは女性ファンばかりだが、これは純正・正しき男の子があこがれるロックンロールバンドの理想系である。

January 13, 2005

サーカスはHだ!:ズーマニティ

Zumanityそもそも肉体を駆使してその限界に挑戦すれば、自ずとコスチュームはシンプルかつ機能的、そして布は少なくなってゆく。オリンピック競泳の選手のようなものだ。

シルク・デ・ソレイユだけでなくサーカスと言えば薄着というか最近は殆ど裸に近い。しかしサーカスを見た後で「あの空中ブランコは凄かった」なんていう話はしても、「あのコスチュームはHだった」なんて言う会話をすれば、顰蹙を買うのは必定である。「王様の耳はロバの耳」みたいなものでみな「王様は裸だ」とは言えない。「健全なお色気」というやつで封印されてしまっている。

現在ラスベガスのホテル・ニューヨーク・ニューヨークで公演中の「ズーマニティ(Zumanity)」は「ANOTHER SIDE OF CIRQUE DU SOLEILl(もう一つのシルク・デ・ソレイユ)」と銘打たれ、今までは何となく避けて通られてきたサーカスとSEXについての封印を解き放った野心作。「O」や「KA」が莫大な制作費をつぎ込んだハリウッド・ブロードウェイ・四季だとすればこれはサンダンスフェスティバル・オフブロードウェイ・小劇場の世界である(実際に劇場はキャバレー形式の小シアター)。あけすけにSEX、同性愛、サゾマゾ等が語られ、主演者は殆ど裸、かつシルク特有の肉体を使ったパフォーマンスは健在という内容である。

現在ツアーカンパニーが5つ、常設劇場が5つ、そしてディズニーとの提携(オーランドの「LA NOUBA/ノーバ」)を通じ巨大エンタテイメント企業へ変貌しつつあるシルク・デ・ソレイユであるが、その過程において健全路線への反発と新領域へのチャレンジというアーティスティックな欲求にかられ、そこから生まれたのがこの「ズーマニティ」と思われてならない。これは表現者としては当然の欲求であり、極めて健全な事と思える。こうした新しい試みを行って新しい血を導入するシルク・デ・ソレイユ恐るべしである。またこの実験的な作品を商業ベースにのせ、ビジネスにしてしまったラスベガスという街の奥の深さを感じる。ニューヨークでもロンドン、パリでもない新しい物を生み出すパワーがここにある。

いきなりこれを見たらびっくりしてしまうかも知れないが、シルク・デ・ソレイユの通常作品を良く見ている人に特にお勧め。出来れば8時からの回ではなく10時からの回がベター。

しかし、これが万一日本公演を行ったらやっぱり「モーニング娘。」が応援団なのだろうか?

January 11, 2005

シルク・デ・ソレイユの新作「KA」は「横浜ボートシアター」だった!

Kaラスベガス・MGMホテルにてこの11月からスタートしたシルク・デ・ソレイユの新作「Ka」は何と165ミリオン(制作費200億近く)を掛けたという大スペクタクル。「O」が「水」がモチーフだったとすればこちらは「火」。とにかく開始前からガンガン煽られます。見てない人の為にネタバレはしませんが、とにかくステージを隅々まで使うなんていうレベルじゃなく、ステージ隅々・上下・裏表まで使い尽くすようなスペクタクル・パフォーマンス。巨大な廃墟のようでかつネオ・モダンなセットはまるで「スティール・ホイールズ」。ひょっとしてと思えば、やはりストーンズ、U2からユーミンまでを手がけるマーク・フィッシャーのデザイン。こんな所でも凄い仕事してます。

内容的には他のシルク・パフォーマンスに比べるとストーリーがはっきりあるのが特色。中東かアフリカか、インドかの不思議な世界で運命に翻弄され、引き裂かれた男女の双子が逃亡、流浪、そして戦いの中で自分の道を見出して行くと言う説話的ストーリー(基本的に無言)。その過程において光と影、善と悪、愛と憎しみ、男と女、上と下(天国と地獄)、氷と炎という対象がエスニックな音楽と大アクションと共にくっきり浮かび上がる、って途中でそりゃ「横浜ボートシアター」じゃんと一人で突っ込んでおりました。

「横浜ボートシアター」といってもそりゃ何?という人の方が多いので簡単に解説すると80年代初頭より横浜の港に浮かぶ廃船を舞台に活動を続ける日本の小劇場演劇集団。途中で本当に船が沈んじゃってからは、イギリス・アメリカ・インドネシア等の演劇祭等にも出かけて活躍しているが蜷川・野田程有名にはならず。でも日本の中世、モロッコ、インド等エスニックな世界を背景に展開される仮面とユニークな衣装、そして楽師達が奏でる摩訶不思議な音楽、光と影、正と邪、生と死が同居する不思議な世界に連れ込まれるトリップ体験はとってもオリジナル。

「KA」を見ていて凄いなあと思いつつ思わず「横浜ボート」はすっごくオリジナルでインターナショナルだったんだなあとふんふんと関心しておりました。ただやっぱりお金の掛け方が2000倍(推定)くらい違うのでアクションは負けるけど(笑い)。

「KA」に話を戻すと、まだきっと日本人は200人くらいしか見ていないはずなので今見ると自慢したりブログに書いたり出来ます。まだ「O」程知られていないので今がチャンス。

January 10, 2005

2005年期待の映画

シルク・デ・ソレイユの前にリクエストがありまして今年のお勧め映画をご紹介します。
去年は結構地味な年で、期待された「トロイ」や「アレキサンダー」がこけ(前者はまあまあのヒットだけれども)「サイドウェイズ」みたいな小品が目立ったおりましたが、今年は如何に?

まずは続編・リメイク以外の映画から:
The Interpreter
ニコール・キッドマンとショーン・ペンという最近のアカデミー受賞組共演の新作はサスペンス・スリラー。ニューヨークの国連本部を舞台にした暗殺劇。ニコール・キッドマンがタイトルである「The Interpreter=通訳」を演じる。監督はシドニー・ポラック。4月22日公開。
予告編

Kingdom of Heaven
史劇ブーム(?)の礎を「グラディエイター」で作ったリドリー・スコット監督の新作史劇。オーランド・ブルームをリアム・ニーソン、ジェレミー・アイロンズという重量級が脇を固める。5月6日全米公開
予告編

Cinderella Man
そのリドリースコットの「グラディエイター」でアカデミー賞を取ったラッセル・クロウがボクサーに扮する新作が「Cinderella Man」。レニー・ゼルウィガー共演。ロン・ハワード監督。6月3日公開
予告編

Mr. and Mrs. Smith
ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが倦怠期の夫婦を演じる、と書くとシリアスなドラマみたいだが、実は二人とも世界最高の「裏家業」のスペシャリスト。次の標的がお互い同士とは知る由もなかった、という大アクション映画。6月10日公開
予告編

05年は続編はやや少ないもののリメークはやり。代表的なのは:
The Pink Panther
ピーター・セラーズでお馴染みのクルーゾー警部がスティーブ・マーティンで復活。ケビン・クライン、ジャン・レノ、ビヨンセと共演も豪華。8月23日公開
予告編

The Longest Yard
高校生の頃見たバート・レイノルズ主演の監獄アメフト映画のリメイク。アダム・サンドラーとクリス・ロックという強力なコメディ主演コンビに加えてバート・レイノルズ自身も出演。5月27日公開。

War of the World
スティーブン・スピルバーグ、トム・クルーズコンビによるH.G.ウェルズの古典侵略物SFのリメイクというより再映画化。「インデペンデンス・デイ」とはどう違う?天才子役ダコタ・ファニングをどう使う?今時のエイリアンは風邪には強いはずなので楽しみ。6月29日公開

Bewitched
懐かしTV「奥様は魔女」のリメーク。ニコールキッドマンがサマンサ、ウィルファレルがダーリン、そしてシャーリーマクレーンが意地悪なお母さん。「ユーガッタメイル」のノーラ・エフロン監督。
予告編

Batman Begins
続編というより全く新しく始まる予定の「新・バットマン」。渡辺謙が悪役を演じる事で話題だが、他にもマイケル・ケイン、リアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ルトガー・ハウアー、ゲイリー・オールドマンに囲まれて目立つことが出来るかクリスチャン・ベール。監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。6月17日公開。予告編

King Kong
「ロード・オブ・ザ・リングス」を完成させたピータジャクソンが取り組むキングコングのリメイク。最初のコングはエンパイアステートビル、リメイクコングはWTCによじ登ったが今回はどこに?ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャックブラックが共演する。12月14日公開。

Harry Potter and the Goblet of Fire
ハリーポッターシリーズ第四作。子役達の成長が早く今回から交代(若返り)か?と言われていたが結局オリジナルメンバーに。ラルフ・ファインズがいよいよ登場の「あの人」を演じる。11月18日公開。

Star Wars Episode III: Revenge of the Sith
遂に全ての話が繋がる第三作。ダースベイダーの登場の秘密が遂に明かされる。内容的には「良い人が皆、死んでしまう話(byルーカス)」だそうなので、暗め、かつドラマチックになりそう。5月19日の公開にあわせて日本からまた沢山お客さんが来るのでは。

January 09, 2005

シルク・デ・ソレイユ

シルク・デ・ソレイユ(何でサーク・デ・ソレイユじゃないんだろう?):日本ではモーニング娘。が応援団をする「サルティンバンコ」や「アレグリア」でお馴染みのトロントに本拠を持つサーカス集団。動物等を使わずに徹底して人間の肉体表現を重視し、幻想的な音楽と舞台演出による独特の世界はアメリカでも評価が高く、テントにて移動の新作ツアーの他に、オーランド1箇所、そしてラスベガス4箇所に常設劇場を持つという人気ぶり。日本ではモー娘が応援することにより食わず嫌いの人もいるかもしれないが、それはもったいないと思う。ある意味現代のエンタテイメントの最先端。

実は私はLA時代からもう10年以上このグループの新作(「サルティンバンコ」「アレグリア」「キダム」in LA/Japan, 「ドラリオン」「バレカイ」in NY等)、常設作品(「ヌーバ」inオーランド、「ミステーレ」、「O」inラスベガス)を見続けている。今回のラスベガスでは残りの2本、「ズーマニティ」と昨年11月に始まったばかりの「KA」を見るのが目的だった。今回はこれに「O」も再見してきましたので、これから数回に分けましてレポートします。

これで未見は新作「Cirque2005」のみ!今年中の制覇は今年の目標の一つ。

January 04, 2005

セリーヌ・ディオン

CelineDion実は私はセリーヌ・ディオンが苦手である。

歌はうまいし、特にバラードならば現役世界ヘヴィー級チャンピオンであるのは間違いないと思う(国宝バーブラ・ストライサンドは殿堂入り、元世界チャンピオンのウィットニー・ヒューストンは私生活のぼろぼろでリタイア状態、宿敵マライア・キャリーは離婚後お色気、ヒップポップ方向へ暴走)。しかし、年上旦那との愛を強調、家庭円満(子作りも旦那の病気も美談へ転化)を売りにして、そしてなによりも「私はうまああああああああああああいいいいいのよおおおおおおおおう」と自信満々・朗々と歌い上げる優等生ぶりがどうしても鼻について避けて通って来た。ベストアルバム1枚だけのお付き合いである。

しかし大晦日にラスベガス・シーザースパレスにて見た彼女は実に素晴らしいものだった。
勝因その1:日本ではドームや大阪城ホールクラスで公演してきたが、基本的に彼女の強みである歌唱力を生かすのはこのシアタークラスのサイズである。大会場では歌唱力以外にマドンナのようにダンスで引っ張る事や大掛かりな仕掛け必要だが、ここではその必要は無い。今回はなんといっても自分専用劇場。彼女の陣地へ誘い込まれてはかなう訳も無い。
勝因その2:今回の舞台の演出は(フランコ)ドラゴーネ、今ラスベガスの夜の王者となりつつある「サーク・デ・ソレイユ」の演出家だった大物。ポスター等にもセリーヌとたった二人だけクレジットされている。大物演出家を起用して弱点(うまさとバラードでは長時間持たせるのは厳しい)を矯正して勝負をかけて来たという事。「サーク」風幻想的かつ異国情緒を織り込む事での味付けを施し、ダンサー達の見せ場のリズミカルなナンバー、ペギーリーやシナトラのオールディーズを盛り込みそして切り札のバラードを適所に配置、そして必殺技「My Heart Will Go On」を期待通りに炸裂させるという鮮やかな展開は強烈。

全体的にはユーミンといい勝負なんだけれどもなんだけどやっぱり歌唱力と常設劇場というプラスで勝ち。という事でセリーヌ苦手を自認していた私がまたチャンスがあれば見てみたいとまで思った次第。このラスベガスに常設劇場というスタイル、エルトンジョンがセリーヌが休みの間同じスタイルで出るそうだが、今後結構ポピュラーになるかも知れない。

January 02, 2005

ラスヴェガスでニューヨークII

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ラスヴェガスでニューヨーク

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そもそも「ニューヨーク・ニューヨーク」というホテルがあり、上の名所の殆どはこの中にあるのだが、MGMグランドホテルの中には「スタジオ54」がある。「ママミーア」、「ブルーマン」も上演中(ロンドンでヒット中の「We will Rock You」というミュージカルはブロードウェイ登場より先(。本物の「ブルーノート」でJazzを聴くことも出来るし、「ノブ」、「パーム」「チルコ」等で食事も出来る。近々「タオ」も出来るそう。

でも残念ながらここにはあの緊張したNYの空気はない。ラスヴェガスでニューヨークを眺めながら、早くも「NY行きたい」病が発症している事を感じるお正月である。

ラスヴェガスのカウントダウン

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          年々派手になるラスベガスのカウントダウン。今年は約30万人が集まっているという(ニューヨークのカウントダウンは50万人)。ニューヨークとの違いはタイムズスクエアのような中心は無く、新興ホテルの集まるストリップ(中心大通り)を自動車進入禁止・歩行者天国状態にして通り全体・街全体で祝う事。それぞれのホテルの前に出ればそこでカウントダウンが出来るのはちょっと肌寒いだけに便利(NYの極寒の中で5時間待つのに比べれば特に・笑)。

12時近くになると無料で帽子や笛が配られ、無料シャンパンが振舞われるという大盤振る舞い(その前にみんな酔っ払いですが)。で、カウントダウン、で12時と共に花火、花火、花火。それぞれのホテルが競うように打ち上げるのでこれはゴージャス、かつど迫力。また「パリス」ホテルのエッフェル塔からはレーザー光線が飛び交い興奮に拍車。

で、興奮さめやらぬうちに皆、バーへカジノへ繰り出してお金を落とすという誠にラスベガスらしい年明けでした。

January 01, 2005

Happy New Year from Las Vegas

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ディズニーランドからスタートした2004年はここラスベガスにて終わり、新たなる年がスタートしました。今年もよろしくお願い致します!

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