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February 28, 2005

イーストウッド、スコセージをKO。アカデミー賞速報

MillionDollarBabyイーストウッドVSスコセージの巨匠対決が話題だった第77回アカデミー賞。結果は受賞数で“The Aviator”が上回った物の、作品賞・監督賞・演技等の主要部門をイーストウッドの“Million Dollar Babyが獲得するという結果になりました。

以下22日に書いた「アカデミー賞予測III 総まとめ編」の反省と言い訳を。以下★が受賞です。

作品賞(Best motion picture of the year)
 本命:“The Aviator”
 ★対抗:“Million Dollar Baby”

監督賞(Achievement in directing)
 本命:Martin Scorsese “The Aviator”
 ★対抗:Clint Eastwood “Million Dollar Baby”  
  やはりこれは作品の出来が人情(スコセージへの同情)を上回ったという事でしょう。60歳になり”Unforgiven”で作品賞・監督賞を受賞した時は誰もがこれがキャリアの頂点と思ったのに。70歳を超えて更に磨きがかかるイーストウッド恐るべし。昨年も「Mystic River」の演技部門で二人、今年も二人。神懸り状態。

主演男優賞(Performance by an actor in a leading role)
 ★本命:Jamie Foxx in “Ray”
 対抗:Johnny Depp in “Finding Neverland”

主演女優賞(Performance by an actress in a leading role)
 本命:Annette Bening in “Being Julia”
 ★対抗:Hilary Swank in “Million Dollar Baby”

助演男優賞(Performance by an actor in a supporting role)
 ★本命:Morgan Freeman in “Million Dollar Baby” 
 対抗:Thomas Haden Church in “Sideways”
 
助演女優賞(Performance by an actress in a supporting role)
 本命:Virginia Madsen in “Sideways”
 ★対抗:Cate Blanchett in “The Aviator”  
  アフリカンアメリカンパワー炸裂、は予想していましたが、女優ではずしました。監督賞もそうでしたが、取って欲しい人ととる人は違うという事ですね。反省。

脚色部門(Adapted screenplay)
 ★本命:“Sideways” (Fox Searchlight/20th Century Fox)  
 対抗:“Million Dollar Baby” (Warner Bros.)

オリジナル脚本賞(Original screenplay)
 本命:“The Aviator”
 ★対抗: “Eternal Sunshine of the Spotless Mind”

アートディレクション(Achievement in art direction)
 ★本命:“The Aviator” 対抗:“The Phantom of the Opera”

撮影賞(Achievement in cinematography)
 ★本命:“The Aviator” 対抗:“The Passion of the Christ”

コスチュームデザイン賞(Achievement in costume design)
 ★本命:“The Aviator” 対抗:“Finding Neverland”

編集部門(Achievement in film editing)
 ★本命:“The Aviator” 対抗:“Million Dollar Baby”
 このあたりは予想通りで“The Aviator”(&私の予想も)快調だったのですが。

メイクアップ部門(Achievement in makeup)
 本命:“The Passion of the Christ”
  ★ Lemony Snicket’s A Serious of Unfortunate Events
  まるで無視の 「“The Passion of the Christ”」に同情して外しました。アカデミーの、というかジューイッシュコミュニティのこの作品無視には徹底しています。神をも恐れないアカデミー会員。

オリジナル楽曲部門(Achievement in music written for motion pictures)
 ★本命:“Finding Neverland”
 対抗:“The Passion of the Christ”

オリジナル主題歌部門(Achievement in music written for motion pictures )
 本命:“Believe” from “The Polar Express”
 対抗:“Learn To Be Lonely” from “The Phantom of the Opera”
★ ” Al Otro Lodo Del Rio” from “The Motorcycle Diaries”
  ビヨンセに3曲も歌わせておいて他人(アントニオバンデラス+サンタナ!)が歌った曲にあげるなんて。外国語映画賞がスペイン、ペネロピ・クルズとアントニオ・バンデラスが喜んでいたのが印象的。今年はアフリカン・アメリカン+ラテンの影響が強いってまるでグラミー賞?

サウンド編集部門(Achievement in sound editing)
 本命:“Spider-Man 2”
 ★ The Incredibles

サウンドミキシング部門(Achievement in sound mixing)
 本命:“The Aviator” ★対抗:“Ray”

特殊効果部門(Achievement in visual effects)
 ★本命:“Spider-Man 2”

最優秀アニメ作品賞(Best animated feature film of the year)
 ★本命:“The Incredibles”

 という事で本命の受賞が10部門、対抗の受賞が6部門、完全はずれは3部門とまあまあだと思いますが、作品賞をはずしたのが痛い。反省しましてもっと沢山の映画を見て来年は完全予想を目指します。

ではさよなら、さよなら、さよなら~

速報、第25回ゴールデンラズベリー賞発表!

catwoman2004年度に公開された映画の中での最悪だった作品を選ぶゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞・毎年アカデミー賞の発表の前日に発表)が、発表され「キャットウーマン」が最悪作品賞を初めとするの4部門の栄冠に輝いたが、「華氏911」がブッシュ大統領が最悪主演男優賞とライス国務長官とのコンビでカップル賞のダブル受賞、ライス国務長官とラムズフェルド国防長官がそれぞれ助演女優、助演男優賞を獲得して4部門を獲得し、両作品で最多受賞を分け合う形となった。

見事最低主演女優賞に輝いたハリー・ベリーは史上3人目*となる本人が表彰式に参加、興奮しながら「神様、私は自分の人生でまさかここに来てラジー賞を受け取る事になるとは思っても見なかったわ。来たかったわけではないけど、でもありがとう」と興奮気味に語った。
*過去、ポール・ヴァーホーヘン監督(Showgirls)が作品賞、監督賞を、またコメディアン・トムグリーン(ドリューバリモアが冗談で結婚した相手。対象作は"Freddy Got Fingered”)が主演男優賞を本人が引き取りに来ている。

各受賞者には約500円のラズベリーを模ったプラスチックの置物が送られた。ホワイトハウスがこの賞を受け取るかどうかについての正式なコメントはない。

以下News Source:
http://www.razzies.com/asp/directory/25thWinners.htm

以下受賞者(25回を記念して過去25年の最低作品にも賞が贈られた)

最悪作品賞WORST PICTURE
CATWOMAN (Warner Bros.)

最悪主演男優賞WORST ACTOR IN A LEADING ROLE
George W. Bush / FAHRENHEIT 9/11

最悪主演女優賞WORST ACTRESS IN A LEADING ROLE
Halle Berry / CATWOMAN

最悪助演男優賞WORST SUPPORTING ACTOR
Donald Rumsfeld / FAHRENHEIT 9/11

最悪助演女優賞WORST SUPPORTING ACTRESS
Britney Spears / FAHRENHEIT 9/11

最悪カップル賞WORST SCREEN COUPLE
George W. Bush & EITHER Condoleeza Rice OR His Pet Goat / FAHRENHEIT 9/11

最悪続編賞WORST REMAKE OR SEQUEL
SCOOBY DOO 2: MONSTERS UNLEASHED (Warner Bros.)

最悪監督賞WORST DIRECTOR
“Pitof” / CATWOMAN

最悪脚本賞WORST SCREENPLAY
CATWOMAN Written by Theresa Rebeck and John Brancato & Michael Ferris and John Rogers

過去25年最悪ミュージカルWORST ‘MUSICAL’ of Our First 25 YEARS
FROM JUSTIN TO KELLY* (2003 / Nominated for 8 Awards, “winner” of 1)

過去25年最悪コメディWORST ‘COMEDY’ of Our First 25 YEARS
GIGLI* (2003 / Nominated for 9 Awards, “winner” of 6)

過去25年最悪ドラマWORST ‘DRAMA’ of Our First 25 YEARS
BATTLEFIELD EARTH* (2000 / Nominated for 9 Awards, “winner” of 7)

過去25年最悪パフォーマーWORST RAZZIE LOSER of Our First 25 YEARS
Ah-Nuld Schwarzenegger (With 8 Nominations, including one for 2004)

February 27, 2005

雪の中の「The Gates」

グレイハウンドがリンカーントンネルを越えた丁度その時、iPODから流れる音楽がThe Chemical BrothersからP. Diddy(当時パフ・ダディ)の”Come With Me”に変わって身震いがした。映画GODZILLAの主題歌だったこの曲は、というかジミー・ペイジの刻むギターのリフがマンハッタンには良く似合う。

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久方ぶりのマンハッタンは土曜の朝だというのに、人々がせわしなく歩き回り、イエローキャブが走り回っていて活気に満ちている。ポートオーソリティから8番街を徒歩で北上、スープ・キッチン・インターナショナルを横目に見ながらタイムワーナーセンタービルが見えてくれば、もうそこはお目当てのセントラルパーク。「The Gates, Central Park, New York, 1979-2005」の開催の場所である。

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思っていたよりちょっと濃い目のオレンジ色の垂れ幕から下がる「The Gates」はまるで手招きをしているようだった。今週降った雪がまだ十分に残っており、通常は灰色の冬のセントラルパークは白とオレンジの対決。寒さで張り詰めた空気の中を観光客やそしていつも通り黙々とランニングを続ける人たちが行きかう。

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「The Gates」とセントラルパーク、そして雪のコントラストがどうしても見たかった。雪がまだ残っていると聞いて、10時間かかるバスに乗り込んだ瞬間にもうクリスト夫妻の仕掛けた壮大な「企て」に乗ってしまったのである(で3時間で戻った)。後はあと数日でこの雪のように消え去ってしまう存分それを受け止めるのみ。

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最初はその色鮮やかさに心を奪われてどうしても「The Gates」にカメラを向けてしまうが、だんだん慣れてくると、これだけの「企て」を受け止めながら、いつもの通りのたたずまいを保つセントラルパークの奥の深さがしみてくる。無料で配られていたパンフレットによれば、NYに住んでいたクリスト夫妻は息子が小さかった時に、毎日セントラルパークに来ていたとの事。この「企て」は良くパークの深みを知る夫妻が、セントラルパークという壮大なカンバスにオレンジ色の「The Gates」を書き込む事で、そのカンバスと「The Gates」の双方の存在を際立たせている。

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まるで対象は違うがアメリカ版のGODZILLAはニューヨークに出現してしまったばかりに、結局ニューヨークの大きさの中に埋没してしまい、我々観客にNYの観光ガイドをするだけの存在だった。今ではどんな存在だったかも覚えられていない。それに比べれば(比べられたら怒るだろうが)、「The Gates」は堂々とセントラルパークと渡り合っている。少なくともセントラルパークを訪問した人の心の中にはこの不思議な色が残像の如く残って行くだろう。

たった16日で消えてしまうこの「酔狂」に私財を数十億使ってしまうというのは、何とも「粋」。年齢の問題や資金の問題もあるが夫妻には是非またこんなことを続けて欲しいものである。

天気の良い日の「The Gates」が見たい方はよっちゃんさんのブログ「ABC249★ニューヨーク・スローライフ」の「セントラルパークがアートに変身」の巻をご覧下さい(今回は日本酒で一杯やれずに残念)。

February 25, 2005

氷の世界

Snow3 Sea
本日のペンシルバニアの山の中は吹雪。写真では良く見えませんが車を運転していて前が良く見えなくなる時あり。こんな日は早く帰ってTVを見るくらいしか楽しみがありません。つい先日のカリフォルニア(左はロマ岬からのサンディエゴ市内)とここは同じ国?(「花のカリフォルニア I」・「花のカリフォルニア II」も是非ご覧下さい)。

February 23, 2005

アカデミー賞予測III 総まとめ編

Poster77という事で「アカデミー賞予測I」「アカデミー賞予測II」で触れた分も含めて、アカデミー賞(2月27日・日曜日)の予測をまとめてみます。

本日のUSATODAYのTOP(Life面ではなく、なんと総合の一面)記事「Oscar's hottest contest」にもなっていましたが、完全に勝負は“The Aviator” 対“Million Dollar Baby” というか、ロックのスコセージ*VSジャズのイーストウッドという高年齢巨匠対決。作品の出来は“Million Dollar Baby”が上という評価が高く、ここに来て本命の声が高いのですが、まだ一度もオスカーを取っていないスコセージへの同情(イーストウッドは「Unforgiven」で作品賞・監督賞受賞済)も強く、久方ぶりのスリリングな対決(昨年は「LOTL:王の帰還」でガチガチだった)。私個人もスコセージへの思い入れがあり(*「The Last Waltz」はロック映画の最高峰)、あえて“The Aviator”を中心に勝負!としてみました。とすると“The Aviator”が7部門で受賞、“Million Dollar Baby”は助演男優賞1冠のみ(昨年の「Mystic River」パターンですね)。“Sideways”が2冠というのが私の予想です。

作品賞(Best motion picture of the year)
 本命:“The Aviator” (Miramax, Initial Entertainment Group and Warner Bros.)
 対抗:“Million Dollar Baby” (Warner Bros.)

監督賞(Achievement in directing)
 本命:Martin Scorsese “The Aviator”
 対抗:Clint Eastwood “Million Dollar Baby”

主演男優賞(Performance by an actor in a leading role)
 本命:Jamie Foxx in “Ray”
 対抗:Johnny Depp in “Finding Neverland”

主演女優賞(Performance by an actress in a leading role)
 本命:Annette Bening in “Being Julia”
 対抗:Hilary Swank in “Million Dollar Baby”

助演男優賞(Performance by an actor in a supporting role)
 本命:Morgan Freeman in “Million Dollar Baby”
 対抗:Thomas Haden Church in “Sideways”
 視聴率低下が噂されるアカデミー。音楽界のHip Pop時代を追って司会がクリス・ロックでジェイミーフォックスの主演、モーガンフリーマンの助演とアフリカン・アメリカンパワーを見せ若手視聴者を取り込む・・・とまでは投票者は考えないでしょうが。

助演女優賞(Performance by an actress in a supporting role)
 本命:Virginia Madsen in “Sideways”
 対抗:Cate Blanchett in “The Aviator”
 ケイト・ブランシェット(素晴らしい演技でした)が取ればキャサリン・ペップバーンには5度目のオスカー(“The Aviator”で彼女が演じたヘップバーン本人は4度受賞の記録保持者)。でも彼女もいつでもとれそうな感じ(メリルストリープ化)がマイナスなのでここはあえて突如「旬」のヴァージニア・マドセン。premier-cover

尚予測からはずしましたNatalie Portmanのインタヴューが「Premier」誌最新号に出てます。これが非常に知性的かつ繊細さを感じさせるものでした。恐るべき20代。いつかアカデミーとるでしょうね

脚色部門(Adapted screenplay)
 本命:“Sideways” (Fox Searchlight/20th Century Fox)
 対抗:“Million Dollar Baby” (Warner Bros.)

オリジナル脚本賞(Original screenplay)
 本命:“The Aviator”
 対抗: “Eternal Sunshine of the Spotless Mind” (Focus Features)

アートディレクション(Achievement in art direction)
 本命:“The Aviator” 対抗:“The Phantom of the Opera”

撮影賞(Achievement in cinematography)
 本命:“The Aviator” 対抗:“The Passion of the Christ”

コスチュームデザイン賞(Achievement in costume design)
 本命:“The Aviator” 対抗:“Finding Neverland”

編集部門(Achievement in film editing)
 対抗:“The Aviator” 本命:“Million Dollar Baby”

メイクアップ部門(Achievement in makeup)
 本命:“The Passion of the Christ”
 超話題作+ビジネスも大成功だったにもかかわらず、アカデミーからは無視された「パッション」。技術系部門にて同情票というのが予測。

オリジナル楽曲部門(Achievement in music written for motion pictures)
 本命:“Finding Neverland”
 対抗:“The Passion of the Christ”

オリジナル主題歌部門(Achievement in music written for motion pictures )
 本命:“Believe” from “The Polar Express”
 対抗:“Learn To Be Lonely” from “The Phantom of the Opera”
 「Rolling Stone」誌が、この部門の保守性(Rockは認められないの?)を批判。ミックジャガー&デイブ・スチュワートで「オールド・ハビッツ・ダイ・ハード」(アルフィーの主題歌)をやって欲しかった。当日はビヨンセが3曲歌うとか。

サウンド編集部門(Achievement in sound editing)
 本命:“Spider-Man 2” (Sony Pictures Releasing)
 個人的には作品賞にノミネートされてもおかしくないと思う本作品。これも技術関連で幾つか取るのではないでしょうか。

サウンドミキシング部門(Achievement in sound mixing)
 本命:“The Aviator” 対抗:“Ray”

特殊効果部門(Achievement in visual effects)
 本命:“Spider-Man 2” (Sony Pictures Releasing)

最優秀アニメ作品賞(Best animated feature film of the year)
 本命:“The Incredibles” ( Buena Vista )

さてさて27日が楽しみです。

February 21, 2005

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ

IndySpeedWay3本日はデイトナ500(アメリカでは無茶苦茶人気の高いオートレース・NASCARの今期第1戦)の日、素晴らしい天気のフロリダからお伝えします・・・と書きたいのだが、何と本日は冷たい小雨交じりのインディアナポリス・モーター・スピードウェイからの日記です。

日本ではF1人気の方が高いので、F1アメリカグランプリの開催地(今年は6月19日)と言った方が良いこのスピードウェイは何と1906年(日露戦争の頃です)にテストコースとして作られ、1911年に最初の「インディアナポリス500マイルレース」が開催されたという、興味のない人には全く関係の無い、でもモータスポーツに興味がある人には聖地みたいな所(「“レース”の世界の首都」というのがコースのキャッチフレーズ)。

IndySpeedWay5月に開催される500マイルレース(今年は決勝が5月29日)は1周2.5マイル(4km)のオーバルコース(楕円型のレースコース)を200周、合計500マイル(約800km)を最高速度400km/hを吹っ飛ばすという豪快なもの。その長い歴史と伝統、観客数40万人、賞金総額約10億というスケールはル・マン24時間、F1のモナコGPと並んで世界三大レースの一つに数えられているとの事。5月の開催時には全米から観客が集まり、無料ライブが開催される一種の巨大なお祭り。

IndySpeedWay2レース場の内部には“Hall of Fame Museum”というコースとレース、レーサーにまつわる博物館(写真)があり、小さいながらも1911年当時のレースカー等も展示されている。でもレースのある時にくればもっともっと楽しいでしょうね。F1の方はチケットがまだあるらしいので密かに狙っております

February 20, 2005

アンディ・ウォーホール美術館

Warhol

ニューヨークではクリストがアートであるかどうか?等が話題になっていますが、ニューヨーク・モダンアートといえばこの人・アンディ・ウォーホール。そのウォーホールの故郷・ピッツバーグの「アンディ・ウォーホール美術館/The Andy Warhol Museum」に久方ぶりに行ってきました。

このミュージアムはピッツバーグ・ダウンタウンにあり、彼の作品、シルクスクリーン、ドローイング、映像作品群、関係者(キースヘリングやバスキア)達の作品約3000点が納めらおり、見所十分。毛沢東、エルビス、ジャッキー(ケネディ)、マリリン、そしてキャンベル・スープとウォーホール作品が一度にこれだけ見れるのはここだけ。ただ・・・写真を見ていただいて頂ければ判るとおり、建物が普通のダウンタウンのオフィスビルで、ぜんぜんPOPじゃないのが不満(笑)。

LoveYouLive私にとってのアンディ・ウォーホールとは、POPアートの旗手というより、ストーンズ(「スティッキー・フィンガース」、そして「Love You Live」)やベルベットアンダーグラウンドのアルバム・ジャケットのデザイナー、そして「悪魔のはらわた」とか「処女の生血(今回、日本語ポスターが展示してあり懐かしかった)」とかの70年代のへんてこホラー映画の製作者(実際には何もしておらず、名前を貸しただけだそうな)のイメージが強かった。その後アート・デザイン、そしてPOPカルチャーの事を深く齧るようになって初めてその60年代に果たした役割の偉大さを知った次第。

ただ今でも「アーティスト」としてより「ニューヨークのPOPカルチャーワールドに君臨した帝王、メディアの寵児」としての存在が大きかったと思うので、ちょっとひなびたピッツバーグで作品に触れるよりもやはりニューヨークで見たかったというのはちょっと贅沢な悩み。

thewarholちなみにこの美術館のWebサイトでは「あなたも作れるウォーホール・シルクスクリーン」の企画があってこれが楽しい(右がサンプル)。美術館の中でも土日にFactory(もちろん、NYにあった彼のスタジオ名にちなんでます)と称して実際に作品作りに取り組んだりウォーホール好きが集まっておしゃべりをしたりのコーナーあり。定期的にパフォーマンス等もひらかれてます。

The Andy Warhol Museum
117 Sandusky Street, Pittsburgh, Pennsylvania 15212-5890 USA
Telephone: 412.237.8300 Fax: 412.237.8340
Sunday -- 10:00am - 5:00pm
Monday -- Closed
Tuesday -- 10:00am - 5:00pm
Wednesday -- 10:00am - 5:00pm
Thursday -- 10:00am - 5:00pm
Friday -- 10:00am - 10:00pm
Saturday -- 10:00am - 5:00pm

Adults -- $10
Senior citizens (55+) -- $7
Students with valid ID -- $6
Children (children 3 - 18) -- $6
Members of the Carnegie Museums of Pittsburgh - Free
Fridays -- 5:00pm - 10:00pm Half-Price as part of the special Good Fridays program.

February 19, 2005

USA発Music News 3

AC/DC、アンソロジーDVD発売へ
AC/DCはTV出演、ビデオクリップ等の貴重な映像満載の2枚組DVD“Family Jewels”を3月29日に発売。1枚目はBon Scottヴォーカル時代の 1975-1980年が中心でその死のたった10日前のTV出演模様が収録。2枚目は現ヴォーカルBrian Johnson 時代の内容で"Who Made Who" や"You Shook Me All Night Long" のヴィデオクリップやライブヴァージョンの "For Those About To Rock (We Salute You)" 等も含むとの事。
*日本では地味、アメリカでは“神”のAC/DCの貴重なDVD。でも通常のライブDVDも良いんですこれが。最近ではLive at Donington を是非ご覧下さいませ。
元ネタ:AC/DC Got Fans by the 'Jewels'

スプリングスティーン、新作は"Devils & Dust"
ブルース・スプリングスティーンの新作、"Devils & Dust"は4月26日発売。12曲を収録したこのアルバムは2002年リリースの“The Rising”以来の新作。今回はE Street Bandを全面的にフューチャーした前作に比べソロアルバムの色彩が強い模様。
*外向きの内容のアルバムの後は内省的なアルバムの来るスプリングティーン。とすると“The Rising”の後は内省的な内容の番か?
元ネタ:Springsteen Stares Down 'Devils' on New Album

ビリージョエル、無事退院
USA発Music News 2でお伝えしたビリージョエル・入院のお話ですが、無事に退院できた模様。コンサートツアーに復帰出来るかどうかは未定。
元ネタ:Joel Movin' Out of Hospital

アラニス・モリセット、米国籍取得
カナダ人Alanis Morissetteは先月念願だった米国籍をロスアンゼルスで取得。でもカナダ国籍もそのまま維持の二重国籍となるとの事。先頃ジム・キャリーも同じ事をしていたはず。アメリカ・カナダは共に二重国籍を認めている。私ももう10年近くアメリカに税金を納めているのでそろそろ国籍くらいくれても良さそうなもんですが(笑)。ちなみに日本は二重国籍を認めていません。

グリーンデイ、北米ツアー開始
グラミーでのパフォーマンスも素晴らしかったGreen Dayが北米ツアー開始。予定は:
April 2005
15 - Coral Gables, FL - University of Miami Convocation Center
16 - Orlando, FL - TD Waterhouse Arena
18 - Tampa, FL - USF Sundome
19 - Jacksonville, FL - Veterans Memorial Arena
20 - Charlotte, NC - Cricket Arena
22 - Norfolk, VA - Convocation Center
23 - Pittsburg, PA - Mellon Arena
24 - Atlantic City, NJ - Trump Taj Mahal (on sale 2/12)
25 - Albany, NY - Pepsi Arena
27 - Binghamton, NY - Binghamton University
28 - Portland, ME - Cumberland County Arena
29 - Manchester, NH - Verizon Wireless Arena
30 - Amherst, MA - Mullins Arena

May 2005
2 - Quebec City, Quebec - Colisee Pepsi Center
4 - London, Ontario - John Labatt Center
5 - Columbus, OH - Schottenstein Center
6 - Cleveland, OH - CSU Convocation Center
7 - Grand Rapids, MI - Van Andel Arena
9 - Madison, WI - Dane County Coliseum
10 - Peoria, IL - Peoria Civic Center
11 - Cedar Rapids, IA - US Cellular Arena
13 - St. Louis, MO - Savvis Center
14 - Kansas City, MO - Kemper Arena
15 - Omaha, NE - Qwest Arena
17 - Winnipeg, Manitoba - MTS Center
19 - Edmonton, Alberta - Rexall Place
20 - Calgary, Alberta - Saddledome
しかし、これも地道な会場ばかり。
ネタ元:Green Day reveals North American tour plans

よっちゃんさまへ:
コメントにも書きましたが、グラミーでのジャニス・トリビュートはR&Bの新進気鋭Joss Stoneと御大Melissa Etheridge
素晴らしい熱唱だったメリッサ・エスリッジは乳がんの治療後の初のパブリックへのお目見え。坊主頭がかわいかったですね。

February 16, 2005

グラミー賞遅報

日曜の夜はグラミー賞、だったですが外出していた私が戻った時には半分が過ぎていたので以下、番組を半分見た上での感想。詳細に関してはトラックバックを頂いたTAKさんのブログ「三十路過ぎのロック談義 -My favorite albums -」の「47th Grammy Award : 今年のパフォーマンスは超保存版!」にちょ~詳しい内容がありますので是非ご覧下さい。

正直レイ・チャールズ追悼色が色濃く出すぎでなんだかな、というのが正直な気持ち。8部門で受賞した「Genius Loves Company」も良いアルバムでしたが、結局は企画物で総花アルバム。偉大なミュージシャンへの追悼はわかりますが、昨年ならばやはりUsherかGreen Dayという「旬」のアーチストにあげなきゃ(この2つのライブは流石)。流石はメタリカではなくジェスロ・タルに「ベストハードロックグループ」をあげたグラミー(長い事、メタル・ハードロックファンの間でジョークのネタでした)。

で、総花と言えばやっぱり津波被災者チャリティ・オールスターによるビートルズナンバー「Across the Universe」。これはVelvet Revolverの演奏(+Alison Kraussがヴァイオリン)。その上にヴォーカルとしてBono, Stevie Wonder, Billie Joe Armstrong(Green Day), Alicia Keys, Norah Jones, Brian Wilson, Scott Weiland、Tim McGraw そしてSteven Tylerがメドレーで歌うという豪華版。歌詞もオリジナルの「Nothing gonna change my world(何も私の世界を変える事は出来ない)」という内省的な歌詞を「Something gonna change the world(世界を変える事が出来るものがある)」という風にポジティブなメッセージに変えたもの。でも、しかし、やっぱり、これがオールスターの弱みと言うか、4番打者ばかりの野球チームというか、盛り上がりに欠ける出来でした。残念。

個人的にはビートルズのインド傾斜の責任者ラビ・シャンカールの娘・ノーラ・ジョーンズはどんな気持ちで歌ったんだろうとか、スラッシュとスティーブンタイラーの絡み(昔ガンズのパリ・ライブにスティーブンとジョーがゲストで出た)、スーツにネクタイのダフにやっぱりこのメンバーだと浮いてるぞ、ウェイランド(笑)とかに気をとられていたのも事実ですが。

驚いたのはジャニス・ジョプリン(今、伝記映画企画が2本進行中・一本はPink、一本がレニー・ゼルウィガー)のトリビュートに出てきたメリッサ・エスリッジ。乳癌の治療中という事で坊主頭にはびっくりしましたが(シンニード?)、その熱唱は素晴らしいものでしたが、これもトリビュート。

というかな~り後ろ向きだった今年のグラミー、この10年で最低の視聴率だったそうな。

February 15, 2005

花のカリフォルニア II

昨日に続きまして、カリフォルニアから「春」の先取りの空気をお届け致します。尚写真の下2枚は我が家の相方のブログ写真デビュー作です。ご意見、ご感想をお寄せ下さい。

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February 14, 2005

花のカリフォルニア

カリフォルニアでは雨季にあたるこの時期は実は花の最も美しく咲く時期。
公園等に行かずとも、色とりどりの美しい花が街中で見る事が出来ます。
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from San Diego

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久方ぶりのカリフォルニアの週末。ちょっと雲は多いけれどやっぱり海は
良いなあ~という事でロマ岬からの太平洋。

February 13, 2005

The Gates, Central Park, New York, 1979-2005

TheGatesのんびり亭でも話題になりましたが、「梱包の作家」として知られ、人工建造物("Wrapped Reichstag" ・Berlin, 1995)や自然(丘陵・海岸、そして島を丸ごと)包み込み、また傘(アンブレラ)等を使って風景を変貌させてしまうインスタレーション*で名高いクリストとその妻ジャンヌ・クロードによるプロジェクト'The Gates'(正式には"The Gates, Central Park, New York, 1979-2005")が、本日からニューヨークのセントラルパークでオープンしました。昨日はブルームバーグ市長も来てましたね。
CNNの記事

その正式タイトルが示すように最初に構想された1979年から26年の時間を経て実現されたもの。構想から実現・解体までの全ての活動ー行政との交渉も含むーもまたアートの一部。20億円以上の経費は企業スポンサーの援助を受けず過去の作品やドローイングを売り払って調達するもの。

彫刻や建造物と違い、その「限られた一定の期間(今回は16日間)」と「特定の場所」との結びつきを重視する(「一期一会」の考え方に近い)アートなので期間が過ぎれば泡沫の夢の如く消え去ってしまうこのプロジェクト、NY在住の方もこの時期に訪問されるかたも必見。期間中雪でも降ればまたこれも一興。私も何とか見に行ける様に計画中。

*インスタレーション
元々「設置」を表す言葉だが、70年代以降「絵画」「彫刻」そして「建築」といった言葉で括れないアート、特に空間と作品との関係を大切にし、空間全体を作品としてみせる表現方法に対して用いられるようになった美術用語。故に一定の時期が過ぎれば解体されてしまう。クリストの場合は自然環境、大地そのものを制作し素材とした「アースワーク」という分野にもカテゴライズされる。

上の写真は「The Gates ドローイング (c)Christo」。報道だともっと赤っぽく見えました。さて肉眼だと如何に?

February 11, 2005

USA発Music News 2

レニー・クラビッツ、北米ツアー開始
Live Dailyによればレニー・クラビッツが4月より久方ぶりの北米ツアーを開始する。"Electric Church: One Night Only!,"とうたわれたこのツアーはタイトル通り各都市で1晩だけコンサートを行うもので、これが小会場ばかり。2月19日にチケット発売だが、入手はかなり厳しそう。
*U2(シアトルやフェニックスの追加公演が発表になってますが、焼け石に水)といいレニクラといい、需要をまるで満たさないツアー戦略?U2は秋にスタジアムツアー、レニクラは夏にアリーナツアーが噂されていますのでまずは前哨戦という事でしょうか?

参考記事:Lenny Kravitz to tour North America this spring

April 2005
5 - Grand Prairie, TX - Nokia Live
7 - Houston, TX - Verizon Wireless Theater
9 - Atlanta, GA - Tabernacle
10 - Charlotte, NC - Ovens Auditorium
13 - Miami Beach, FL - Jackie Gleason Theater
16 - Philadelphia, PA - Electric Factory
17 - Atlantic City, NJ - Borgata Hotel/Casino
20 - Washington, DC - DAR Constitution Hall
21 - New York, NY - Beacon Theatre
23 - Wallingford, CT - Oakdale Theatre
24 - Boston, MA - Orpheum Theatre
26 - Cleveland, OH - Cleveland Music Hall
27 - Toronto, Ontario - Massey Hall
29 - Detroit, MI - State Theatre

May 2005
1 - Chicago, IL - Congress Theatre
4 - Minneapolis, MN - State Theatre
6 - Milwaukee, WI - The Rave/Eagles Club
7 - Saint Louis, MO - The Pageant
9 - Kansas City, KS - Memorial Hall
11 - Denver, CO - Fillmore Auditorium
13 - Portland, OR - Arlene Schnitzer Hall
14 - Vancouver, British Columbia - Orpheum Theatre
16 - Seattle, WA - Paramount Theatre
18 - San Francisco, CA - Bill Graham Civic Auditorium
19 - San Diego, CA - Copley Symphony Hall
21 - Las Vegas, NV - The Joint, Hard Rock Hotel
22 - Los Angeles, CA - The Wiltern LG

ビリー・ジョエル復活なるか?
こちらも久方ぶりにツアー開始か?と期待されたビリー・ジョエル。3月26日のラスベガスと3月31日のフェニックスのコンサートチケットは発売されたものの、先週急な胃痛を訴えて病院に担ぎこまれ本当にコンサートツアー復帰が出来るのか危ぶまれている。ちなみに公式サイトには何のニュースも載ってません。
*とにかく早く復帰して欲しいです。「New York State of Mind」が久々に生で聞きたい~っ。

Sat, 03/26/05 08:00 PM Billy Joel Hard Rock Hotel Las Vegas, NV
Thu, 03/31/05 08:00 PM Billy Joel America West Arena Phoenix, AZ

ミック・マーズ、元ガールフレンドに訴えられる
msmbc.comによればモトリークルーのギタリスト、ミックマーズが元ガールフレンドに今週$10ミリオンの訴訟を起こされました。理由は「一生面倒を見ると約束したのに約束を果たさなかった」というもの。
*完全にやってる事が80年代・・・・せっかくオリジナルメンバーで再結成ツアーに出るところなのに。

ネタ元記事

February 08, 2005

愛しき味わい「Sideways」

SIDEWAYS2何だか冷静にアカデミー賞予測(作品・監督賞編俳優部門編)なんて書いてますが、実は個人的な今までの*昨年のベストは「Sideways」。

お話は至ってシンプル。離婚後2年間落ち込みっぱなしのさえない中年小説家志望中学教師(サンディエゴ住民)と結婚式を1週間後に控えたその学生時代からの悪友・三文役者(LA住民)が二人でサンタバーバラ近辺で1週間、ワインとゴルフ三昧ののんびりとした休暇を取りに行く話。所謂男二人の旅物語・バディ・ムービーという分類に属しますが、別に犯罪を起こして逃げる訳ではないし、悪と対決するというようなドラマチックな内容ではありません。

ストーリーの表面的には甘くコメディ仕立てで大笑い出来、でも中年にさしかかった人生のほろ苦さがじわじわと効いて来るという、そうこれはこの映画の影の主役であるワインの様な映画。中心になる4人の男女のそれぞれに陰影のある人生が、淡々とかつ濃密な綾を成していく面白さは所謂ハリウッドの大作にはない大人の味わい。

アカデミー賞の作品賞というような華やかさはありませんが、多くの人に愛され大切にされて行く、そんな映画です。

主演のPAUL GIAMATTIも素晴らしいのですが(主演男優賞ノミネート位はして欲しかった)、その無茶苦茶いい加減かつ憎めない友人役のTHOMAS HADEN CHURCH(助演男優賞ノミネート)と主人公の憧れの人、VIRGINIA MADSEN(助演女優賞)が美味しい役。是非とも二人には受賞してもらいたいと応援しております。

映画のホームページには主人公たちが寄ったサンタバーバラ近辺名所&ワイナリーの紹介マップが付いていてこれはお値打ち物。是非ご覧下さい。

*何で今までのと書いているかといえば、まだイーストウッドの新作「Million Dollar Baby」を未見の為。人によればあの完璧だった「Mystic River」より良いらしい。ただ内容的には暗く落ち込むそうで・・・・すごく楽しみ。

February 07, 2005

スーパーボウル・ハーフタイムショーレポート

いや~スーパーボウル、いい試合でしたね。ちょっと前までは良くスーパボウルに名勝負無しと言っていましたが、今日の試合は接戦で見ていて面白い試合でした。

音楽に関して言えば試合前のEarth Wind& FireやBlack Eyed Peasも面白かったけれど、やはりレイチャールズの映像とシンクロさせながら、それでいて自分の世界をきっちり見せたアリシア・キーズと御大ポール・マッカートニーが出色。

ポールは完全にロックンローラーモード。スタジアムのコンサートでスロウな曲をやると元に客の興奮を戻すのが大変、とはストーンズのメンバー(多分ロン)が言ってましたね。リッケンバーガーを抱えてDrive My Car/Get Backとビートルズナンバーで盛り上げてそこでLive and Let Die。ガンズのカバー*でもお馴染みのこの曲はWINGS時代の代表的なロックナンバーで007の映画主題歌。曲調の変化にあわせ昔からポールのコンサートではマグネシウムが炸裂するのがお決まり(ガンズは演出までコピーしてました・笑)。今回もこの変化にあわせ花火が炸裂するという昔ながらのポールファンには涙物の演出でした。最後はお決まりのHey Judeで観客参加コーナー。ううむ、じじいは元気。さすが最近子供を作っただけの事はある(笑)という事で今年の後半と噂されるツアーが楽しみです。

参考:「VOL.4 GUNS N' ROSESのルーツを探せ~HANOI ROCKS」by yumiko-98さん
*ガンズのルーツに関してはハノイ・ロックスの影響、パンク、特にピストルズやダムドの影響、クイーンの影響もありますが、どうもアクセル君は私の中学時代と同じものを聞いていたようで、このWINGSの「Live and Let Die」、ボブ・ディランの「Knockin' On Heaven's Door」(映画「ビリーザキッド」の主題歌・映画にディランも出ていて話題だった)、ナザレスの「LOVE HURTS」なんかをコピーしています。さすが同年代。後はエルトンジョン好きも有名でフレディ追悼コンサートの「ボヘミアン・ラプソディ」での共演をきっかけに翌年のMTVアワードで「ノウベンバー・レイン」を嬉々として共演してました。このあたりにももう一つのガンズの根っこがありそう。

February 06, 2005

USA発Music News1

今週はスーパーボウル・ウイークエンド
アメリカンフットボール(NFL)の王座をかけてペイトリオッツとイーグルスが激突するスーパーボウルXXXIX(6日)。アメリカの最大の非公式祝日、そして最も盛大にパーティが昼間から行われる日。昨年はハーフタイムショーのジャネットジャクソンが話題を独占したが、今年はアリシア・キーズが”America The Beautiful”を歌いポール・マッカートニーがハーフタイムショーのパフォーマンスを行う。
*2002年のスーパーボウルでは格下の試合前のパフォーマンスをやらされたポール(ハーフタイムはU2)。今年の選考基準は「脱がない事」と揶揄されていたが、どんなステージになりますか。こんな条件下だと天才ポールは燃えるはず(?)。ちなみにスーパーボウル関係者のハーフタイムショーの第一候補は常にローリング・ストーンズ。今年は活動停止中だが来年はツアーの最中なので期待できるかも。

ブラック・クロウズ再結成
2001年から活動を停止していたブラック・クロウズが再結成。ニューヨークのHammerstein Ballroomで5日間(3/22、23、25、26、27)のコンサートを行う。チケットは本日(2/5)発売。メンツは勿論クリスとリッチのロビンソン兄弟を含み、オリジナルメンバーに近くなるとの事。今後これが本格的な復帰になるかどうかは未定。
*ブラック・クロウズ、私がはじめてアメリカで見たコンサート(1990年にロバート・プラントの前座だった)。ジミーペイジとのジョイントツアーを日本からアメリカまで見に行って前日ドタキャン(ジミーの腰痛)。呆然としたのも良き思い出。ちなみにケイト・ハドソン(「Almost Famous/あの頃、ペニーレインと」)はクリスロビンソンの奥様。

ロバート・プラント、ニューアルバムとツアー
そのロバート・プラントは5月3日に2001年の”Dreamland”、2003年のベストアルバム"Sixty Six to Timbuktu(ロバート・プラント・アンソロジー),"以来となるニューアルバム"Mighty Rearranger"を発売。小会場を回るツアーに出る。
rp010802写真はプラントが2002年8月1日のThe Whoの前座をやった時に私がMSGで撮ったもの。ある海外のZepサイトに投稿したら採用されました。紹介したいのですが実名が書いてあるので・・・

*完全にやりたい事だけをやる仙人と化しつつあるプラント翁。ううむ、たまには久方ぶりのジミーと何かして欲しいもんです。そのジミー・ペイジは曲ごとにヴォーカルとギターを変えたソロ・アルバム準備中の模様。

ジューダス・プリースト、ニューアルバム
ロブ・ハルフォードの15年ぶりのヴォーカル復帰作が"Angel of Retribution"は3月1日発売。アルバム自体が2枚組(1枚は30分メイキングドキュメンタリーDVD)となるが、発売時限定セットはハードカヴァーのジャケットに1時間以上の内容のDVDが付くとか。
*Tomokoさ~ん、このジューダスのロブ・ハルフォードの脱退・新ヴォーカルの経緯が映画「ロック・スターROCK STAR」のモデルになったんです。ちなみに私、アーバインのボンジョビのコンサートのアンコールにロブ・ハルフォードが出てきて「Bad Madison」を一緒にやったのを見ました。

2月13日はグラミー賞の日
昨年はいきなりプリンスとビヨンセのデュエットで幕を開けたグラミー賞。本年も色々な計画があるようだが目玉の一つはジェニファー・ロペスとマーク・アンソニー夫妻のデュエット。他にもU2、Eminem、Green Day、Alicia Keys、Usher、Norah Jones、Destiny’s Child, Maroon5等がパフォーマンス予定。レイチャールズへのトリビュートも予定されている。
*昨年のジョージハリスン・トリビュートのプリンスによる「While My Guiter Gentry Weeps」、1昨年のスプリングスティーン&コステロの強烈な「London Calling」。レイチャールズ・トリビュートは楽しそうだけどJ・Lo夫婦デュエットはちょっと・・・濃そう。

February 04, 2005

アカデミー賞予測 II

MillionDollarBabyIに続きまして俳優関連部門。主演男優賞候補は
Don Cheadle in "Hotel Rwanda"
Johnny Depp in "Finding Neverland"
Leonardo DiCaprio in "The Aviator"
Clint Eastwood in "Million Dollar Baby"
Jamie Foxx in "Ray"

日本の色々なサイトでは"The Aviator"が最もノミネートが多かった事もあり、ディカプリオがオスカー本命等と書いている所もあるようですが、現地の本命視されているのは"Ray"でのジェイミー・フォックス。これにディカプリオの「グルバートグレイプ」兄弟、かつ若手最高の演技派と認定されつつあるジョニデことジョニー・ディップが対抗馬で穴がドン・チーデル。私は今年の司会がクリス・ロックな事もあり、アフリカンアメリカン有利+コラレタルの助演分がプラスとみてやはりジェーミー・フォックスに1票。ちなみにジェイミー・フォックスの新作はコリン・ファレルと組む人気TV「マイアミ・ヴァイス」のリメークだそう(音楽はヤンハマー?)。

主演女優賞候補
Annette Bening in "Being Julia"
Catalina Sandino Moreno in "Maria Full of Grace"
Imelda Staunton in "Vera Drake"
Hilary Swank "Million Dollar Baby"
Kate Winslet in "Eternal Sunshine of the Spotless Mind"
これが難しい。元々昨年末まではアネット・ベニングで決まりの感があったが、最近ヒラリー・スワンクの評価も高まりつつある。ケイト・ウェンズレット&ディカプリオの「タイタニック」カップル受賞も楽しそうだが、ここは回り道してきたアネット・ベニングに一票(「グリフターズ」でノミネート、「キャットウーマン」にも決定していながら、「バグジー」で共演したウォーレン・ベイティと結婚しちゃって落ち着いてしまった)。

助演男優賞候補
Alan Alda in “The Aviator”
Thomas Haden Church in “Sideways”
Jamie Foxx in “Collateral”
Morgan Freeman in “Million Dollar Baby”
Clive Owen in “Closer”
評判で言うとこれ、モーガン・フリーマンが断トツ。ジェイミー・フォックスは主演の方があるのでこちらは無し。クライブオーエンは「キングアーサー」がマイナスで自爆(笑)。個人的には「サイドウェイズ」のトーマス・ハーデン・チャーチを押したいのですが、予測としてはモーガン・フリーマン本命。となるとジェイミー・フォックス、モーガン・フリーマンとアフリカン・アメリカンパワー炸裂か。

助演男優賞候補
Cate Blanchett in “The Aviator”
Laura Linney in “Kinsey”
Virginia Madsen in “Sideways”
Sophie Okonedo in “Hotel Rwanda”
Natalie Portman in “Closer” (Sony Pictures Releasing)
どこでも出てくる&上手い(昨年の「ミスティックリバー」「ラブ・アクチュアリー」、殆ど別人)ローラ・リニーにも上げたいのですがここはバージニア・マドセンを押します。B級映画ヒロイン(「キャンディマン」とか)、もしくはビッチーな役回り(「ホットスポット」とか)で苦節数十年(?)。今回の役にはオーディションを受けて望んだとか。結構アメリカ人も浪花節好きなので。

その他部門に続きます。作品賞、監督賞予測はこちら

February 03, 2005

Guns N' Roses 1991

GNRこのブログに良くお越し頂いているyumiko-98さんのブログ「洋楽フリークス」に影響を受けましてガンズンローゼスの思い出等をしばし。

80年代LAメタルにちょっと距離を感じていた私には正統的ブルース基盤のハードロックバンド・ガンズは80年代~90年代前半最も聞き込んだバンド。そんな我が生ガンズ体験は91年9月。それもガンズの地元ロスアンゼルスのコンサートの殿堂・フォーラム。

この時期は7月に「タミネーター2」が公開されMTVでは「You Could Be Mine」がかかりまくり、9月に「ユーズ・ユア・イリュージョン I&II 」が発売されるという直前。アルバム発売前にもかかわらず、スキッド・ロウを前座に5月頃から開始されたツアーは各地で売り切れ。それにも関わらず7月頭にはセントルイスでアクセルが途中で引っ込んじゃって暴動が起きるというまさにある意味ガンズやり放題の頂点の時期。

スキッド・ロウの素晴らしいステージ(こちらも「スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド」発売直後で最高の時期。ビースティの「ファイト・フォー・ユア・ライト(Licensed to Ill)」が大音響で鳴り響きそこに「ズドーン」という感じでギターが絡むというオープニングはまじ鳥肌もんでした)の後、待たされること1時間半(途中会場にいる派手目のおねーちゃんを暇なのでオーディエンスが「脱げ、脱げ」コールで脱がして遊ぶ)、待ちに待たされたコンサートは「Right Next Door to Hell」で開幕。いきなり観客沸点。アリーナは海の様に客がうねってる。スラッシュ・イジー・ダフに当時新加入のマーットソーラムのドラムがかみ合ってタイト・かつぶ厚い音。その音の壁に後押しされたアクセルが絶好調で客席に突っ込んで行きそうな勢い。うそか本気か途中裏に引っ込むそぶりをして見せたり(暴動の事を知ってるオーディエンスがぎゃーぎゃー叫ぶ)しての完璧な観客コントロール。全メンバーがとにかくステージ上を疾走するような2時間半以上の音の爆撃。最後の方はオーディエンスの方が皆、騒ぎすぎ、歌いすぎ、酸欠でぱくぱくしているような凄まじいもの。

アンコールはニューアルバムからの新曲という事で「Don’t Cry」と「November Rain」。特に後者は初めて聞きながら「これはガンズの“天国への階段”になるかも」と聞き惚れていた記憶があります。トドメの2ndアンコール「Paradise City」が終了した時には時計は深夜1時近く。

この時にLA公演は北米ツアーの最終、すなわち地元打ち上げ(最終日は3時間以上やったとか)。で、このツアーを最後にイジーがガンズを脱退する事になった為に、ある意味ではさよならコンサート的な意味合いもあったのでしょうか。イジーを失ったガンズはこの後、「Use Your Illusion I&II」からの曲のヴァラエティも増え、バックコーラス等を入れて華やかにスタジアムバンドになって行ったが、この時のような「シンプルな激しさ」は失われて行った気がします。

翌年の「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」「ガンズ/メタリカツアー」、そして「2002年のMSGコンサート」のお話は近日。

関連記事
・ガンズ・アンド・ローゼズ、新たにSanctuary Music Groupと契約

アカデミー賞予測 I

Aviatorさてさて本年もやって来ましたアカデミー賞シーズン。色々な所で予想をやっておりますが、私も予想なんていうものをやって見ます。

作品賞候補
The Aviator” (Miramax, Initial Entertainment Group and Warner Bros.)
Finding Neverland” (Miramax)
Million Dollar Baby” (Warner Bros.)
Ray” (Universal)
Sideways” (Fox Searchlight/20th Century Fox)

まずは作品賞ですが、結構小粒な作品同士の対決。アカデミーの作品賞に関してはいくつか法則があって:
1) 作品評価は重要
2) でもそれなりにヒットした作品でないと厳しい(興行も作品評価のうち)
3) 競った場合にはスタジオのアピール力が物を言う。

この観点で行くと、
1)昨年末からのありとあらゆる評価・ランキングで行くと
Sideways/Million Dollar Baby/The Aviatorが上から3本(他のRayとFinding Neverlandは演技は絶賛されているが、作品評価は上3本には負ける)。
2)ヒットという観点ではThe Aviator/Ray/Milion Doller Babyの順(に最終的に落ち着きそう)。現時点では5本足しても昨年の「LOTR/王の帰還」に及ばないが。
3)賞取りの達人ミラマックスは作品賞に“Finding Neverland”ではなく“The Aviator”を押して来ると見られる。
という事で本命:“The Aviator”、対抗:“Million Dollar Baby”

監督賞候補
"The Aviator" Martin Scorsese
"Million Dollar Baby" Clint Eastwood
"Ray" Taylor Hackford
"Sideways" Alexander Payne
"Vera Drake" Mike Leigh
よって今年は“The Aviator”が主役の年。巨匠と誰もが認めているのにアカデミー賞には縁がなかったスコセージの受賞本命と見ています。

演技関連各賞予測に続きます。

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