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June 28, 2005

山の暮らし1

 お蔭様を持ちましてYahoo掲示板「マンハッタンでのんびりと」から派生したこのブログ「USAのんびり亭」日記も半年を経過する事が出来ました。三日坊主の私が書いた記事も100を超えましてほとんど2日に一度の更新。今や元祖「マンハッタンでのんびりと」よりもコメントが多くなってきた?という事で本当にありがとうございます。

ただ「のんびり」という題目と違って濃い目の音楽ネタ、映画ネタが多くなってきたのでたまには原点にもどってのんびりと地域ネタを。
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このペンシルバニアの家の周りは住宅街で立派なショッピングモール(映画「ゾンビ」で生存者がたてこもる)もあり、フリーウェイの入り口もそばな便利な場所ですが、野生が一杯。家の近所の公園・コミカレの近辺には鴨が戯れ、ターキーが道を横切り、今の時期はタヌキ、アライグマ、秋には鹿が沢山道に寝ていて(悲)、そして家から車で10分以内に立派なスキー場があるという(笑)場所。
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なかなか近所までいらっしゃる事もないとは思いますが、お近くにお立ち寄りの際は是非お知らせください。
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June 26, 2005

祝ロメロ復活! ランド・オブ・ザ・デッド

landofthedead1「死霊のえじき(Day of the Dead)」以来の20年ぶりとなるジョージ・A・ロメロの新作ゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド(Land of the Dead)」を公開初日に見てまいりました。以下ネタバレはゾンビ映画ファン常識内(過去記事こちら)。

 映画の出来は・・・・傑作。笑っちゃうくらいわかりやすく今のアメリカを反映した政治的寓話を盛り込みながら、アクションとスリル満載。そして個々の登場人物のキャラが立ってる点は普通のアクション映画として立派なもの。そこに神経を逆なでする内臓ずるずる、ぐちゃぐちゃの残虐描写*とロメロらしい荒涼とした映像、そして過去の作品からの世界をきちんと継承している(ピッツバーグ!!**)味付けはこの分野の映画が好きな人には涙ものです。ちなみに昨日の全国紙USA Today(四星満点)では★★★で★★だった同日公開の「奥様は魔女」に勝っています。ゾンビVS魔女はゾンビの勝ち。

 ゾンビ分野の中で何故ロメロだけが特別なのか?それは彼がこのロメロ・ゾンビ・ワールドの創設者であり、かつ65歳にして1年365日24時間ゾンビの事を考えているであろうゾンビ学の現在でも世界最高権威者な点でしょう。その意味でロメロとはラブクラフト、トールキン、アシモフみたいな存在。彼にとっての映画はゾンビ学の報告書にして「作品」。他の「ゾンビ・残酷はもうかる」「比較的安い制作費で作れる」という理由で生み出される凡百の商品ゾンビは敵いません。20年に渡り「作品」の発表の場を持てなかったロメロ教授、その欲求不満が噴出しています。

 最新号のPremier誌の記事によれば彼は最近の足の速いゾンビを批判していて「走っちゃいかん。思うに、まず頭脳の進化が先で、ジョギングを始めたりジムに入ったりにはまだ時間がかかるんだ***」と発言しています。今回のLandでは20年前の「死霊のえじき(Day of the Dead)」で描かれたゾンビ・バブの「生前行動継承」「感情の芽生え」から進化の次のステップ、まず進化した個体が生まれ、他が模範してゆくさま、そして「道具」、「コミュニケーション」との出会いが描かれます(ちょっと早すぎると思うのは、この報告が20年ぶりの発表だったからでしょう)。ゾンビ版「2001年宇宙の旅」。

 願わくは次の作品まで20年も待ちたくない事。是非是非結構なヒットになって次回作資金を稼げるように期待しています****。是非皆様も怖いもの見たさで映画館へ。

*残虐描写:ほんとうにきついシーンはDVD用にとってあるとの事でしたが、どうしてどうして。よく「R」で済んだものです。
**ピッツバーグ:「Night」「Day」等と同じく現在私の住んでいるピッツバーグが舞台なので映画館では「ユニオンタウン」「マウントワシントン」等具体的地名に観客が反応してました。3つの川に囲まれたダウンタウン、そのダウンタウンを飛び道具で狙うのに絶好のマウントワシントンの地理が頭に入っていると面白さが増します(マウントワシントンからのダウンタウン風景はこちら)。また街を支配するデニスホッパーの役名が「カウフマン」。これはピッツバーグ出身のデパート王と同じ名前。今回見た映画館の横に「カウフマンズ」あります。実際の撮影はトロント。
***”You can’t run. I figure they should develop mentally first. They’re not out jogging; they’re not joining gyms yet”
****今回の復活は最近のゾンビ物映画(Dawnのリメーク、28 Days later、Resident Evil等)の成功によりというより彼の過去DVDが商売になっている点に着目しての復活ではないかと個人的には睨んでいます。

June 24, 2005

Live8、Up-Date

 さてさて後10日を切ったLive 8ですが、ミュージシャンの追加やら会場の追加(カナダ、日本、アフリカ)も決まってきて益々賑やかになってきました。公式サイトの発表によると最後まで発表出来なかった日本(東京)は「幕張メッセ」でビョーク様登場。

東京-Makuhari Messe
(千葉にあっても東京ディズニーランド、新東京国際空港・・・)
Bjork ・McFly ・Good Charlotte ・Dreams Come True ・Def Tech ・Rize
だそうです。他の会場と比べるとちょいとラインアップが弱い感じが。時差の関係で幕開けを飾るのですから、ロンドンからだれか回ってくれないものでしょうか?

ロンドン
最強布陣のロンドンはスパイスガールズの再結成がぎりぎりの交渉中の模様。他にThe Whoが参加する事を表明していますが、まだ公式発表になっていません。ドラマーのザック・スターキー(リンゴの息子)がオアシスとの掛け持ちなんて(当日別の場所でコンサートがある)調整中なのでしょうか。セックスピストルズとライブエイドの華だったQueen(+ポールロジャース)も参加の可能性が高いようです。

パリ&ベルリン&アフリカ
パリではボッチェーリがナショナルフィルと競演。そしてシャキーラ、シェリル・クロウと元気な女性陣が加わって楽しそうな面子になってきました。が、グリーンデイ、オーディオスレイブ、そしてロキシー・ミュージックが加わったベルリンも充実。アフリカのコンサートは地元アーティスト中心ですが、オーガナイザーがピーター・ガブリエル。是非ライブにも出て欲しいのですが。ネルソンマンデラ氏引っ張り出し計画もあるようですので「BIKO」を!

トロント&フィラデルフィア
追加のトロントにはモトリークルーとディープパープル!地元ブライアン・アダムスは当然として、せっかくなので一緒にツアー中のデフ・レパードも出てモトリー、デフレパ、パープル競演で「スモークオンザウォーター」なんて如何でしょうか(トロントは普通ストーンズがツアーリハーサルをやるとこなんでひょっとして・・・は期待しすぎ?)。公式サイトではまだですが、地元のセリーヌディオンもどうやら登場の模様(アラニスは?)。50センツがでなくなったフィラデルフィアには“解散”ディスティニーズ・チャイルドが決定。ブルース・スプリングスティーンへの交渉は続いているらしいのですが。

と簡単にご紹介しましたが、この中で「夢の競演」がいくつも用意されているらしい(今月号の「ローリングストーン誌」より)ので楽しみです。

June 22, 2005

ミュージック・バトン0621現在

  昨日から本日未明にかけてミュージック・バトンの波が私のいるペンシルバニアの山中にまで押し寄せているので思わず参加(Thanks Tomokoさん!)。ただチェーンメイルはどんなにポジティブでも参加しないようにしておりますので、興味のある方・触発された方へお勧めだけで直接勧誘はしないでおきます。それでは行きます:

その1:今パソコンに入っている音楽ファイルの容量
1606曲、6.35GB。私のiPodは40GBなのでまだ15%しか使ってません。日本の倉庫に眠るCDを持って来たいのですが。

その2:今聴いている曲
Comfortably Numb by Pink Ployd
Live 8に出演が決まった事に触発された訳ではなく、Shuffleの偶然です。次にガンズがかかるかダイアナ・クラークがかかるかは判りません。アルバム「The Wall」からのこの曲はフロイドのライブの最大の山場。

その3:最後に買ったCD
Joe Cooker「Heart & Soul
joecockerRod Stewartと並ぶBlue Eyed Soulの大御所のカバーアルバム。他人の曲ばかりでつまらんと昔は敬遠していましたが、最近聞きなおしております。ハードなもんが苦手なかみさんと車の中で一緒にかけられる(笑)。ここではU2の「One」、マービンゲイの「What’s Going On」、ポール・マッカートニー「Maybe I’m Amazed」、ジョン・レノン「Jealous Guy」、REMの「Everybody Hurts」等の名曲を歌っています。後はジョー・ペリーのソロアルバム「Joe Perry」、ロバート・プラント「Mighty Stranger」、エイミー・マン「The Forgotten Arm」もほぼ一緒に買いました。

その4:よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
iPodを買ってまだ半年くらいですが、10回以上聞いている曲・各アーティスト一曲限定を基準にして選んだ19曲・アーティストのリスト作成(下に書いておきます)。その中から思い入れを加味して5曲を選びますと

zep11.  「Dancing Days」 by Led Zeppelin, アルバム 「How The West Was Won」より
  発売2年を経過しても尚、現時点で未だ私の「無人島の一枚」であるZeppelinの3枚組ライブから。好きな曲は一杯ありますが、「カシミール」「アキレス」「天国」ではなく比較的マイナーなこの曲がTop。ボンゾの太鼓を中心にベース、ギターが生み出す「うねり」、天下無比。

2.  「Honky Tonk Women (Live) 」 by The Rolling Stones 、アルバム「Live Licks」より
  最新コンサートも楽しみなストーンズの現時点での最新ライブから。この曲はシェリル・クロウ共演ですが、私の声も収録されています(これが収録されたマジソンスクエアのライブに行ってました)。

3.  「Won't Get Fooled Again」 by The Who, アルバム「The Ultimate Collection」より
  で、そのZepもStonesもガンズもエアロも敵わない最強のライブバンド・ザ・フーの代表曲。破壊力、切れ味最高の逸品。

4.  「Nobody Does It Better」 by Carly Simon, アルバム「Carly Simon Anthology」より
  セリーヌ・ディオン、マライヤ・キャリーが苦手な私の一番好きな女性ボーカルはこの人。「You are so vain」とか「Let The River Run」とか色々好きな曲はありますが、この「007」の主題歌を一番回数多く聞いています。声質最高。

kellyclarkson5.  「Breakaway 」 by Kelly Clarkson
  上の4曲は70年代色が過ぎるのでバランスで(笑)。ご存知アメリカン・アイドル出身者の一番出世。最近の曲では一番良く聞いています。この曲も「Princess Diary 2(日本は「プリティ・プリンセス2」かな)」の主題歌。

参考までに
「Black And Blue」 by Van Halen, from "The Best Of Both World"
「Black Cat」 by Janet Jackson, from "Design Of A Decade: 1986-1996"
「Breakaway」 by Kelly Clarkson, from "Breakaway(download"
「Dancing Days」 by Led Zeppelin, from "How The West Was Won"
「Dr. Feelgood」 by Mötley Crüe, from "Red, White & Crüe"
「Free Bird 」 by Lynyrd Skynyrd , from "Millienumium Collection"
「Here For The Party」 by Gretchen Wilson, from "Now 17"
「Heroes」 by David Bowie, from "Changesbowie"
「Honky Tonk Women (Live)」 by The Rolling Stones, from "Live Licks"
「I Don't Want To Miss A Thing」 by Aerosmith, from "O, Yeah! Ultimate Aerosmith Hits"
「Lady」 by Lenny Kravitz, from "Now That's What I Call Music! Vol. 18"
「Most High」 by Page & Plant, from "Walking into Clarksdale"
「Nobody Does It Better」 by Carly Simon, from "Carly Simon Anthology"
「Piano Man」 by Billy Joel , from "Greatest Hits Vol. 1"
「Sympathy For The Devil」 by Guns N' Roses , from "Greatest Hits"
「Thunderstruck」 by AC/DC, from "AC/DC"
「Vertigo」 by U2, from "Vertigo(download)"
「Won't Get Fooled Again」 by The Who, from "The Ultimate Collection"
「1985」 by Bowling For Soup, from "Now 17"

ううむ、良く聞いているつもりのノラ・ジョーンズやダイアン・クレールといった落ち着いた傾向はこうして見ると入ってこなくて、まるで高校時代みたいな展開。

June 18, 2005

暗い魅力:バットマン・ビギンズ

batmanbegins 別の星からやってきたエイリアン・ジョー・エル(クラーク・ケント=スーパーマン)、突然変異蜘蛛に噛まれて能力を身に着けたピーター・パーカー(スパイダーマン)、両親が大魔法使いだったハリーポッター、新人類であるX-Men達と違ってブルース・ウェインは親はお金持ちだけれども普通の人間(この違いについてはクエンティン・タランティーノが「Kill Bill Vol.2」でビルに長々と語らせています・ウマサーマンは第四作の悪役)。どんな理由でその超人的な能力を身に付けたのか?何故大金持ちの彼が悪と戦う事になったのか?は映画のテーマとしては面白いもので、そこにスポットを当てたのが、新しく始まった新シリーズ(にしたい)「バットマン・ビギンズ」。

 イギリス人のクリストファーノーラン(「メメント」と「インソムニア」。まだ30代半ば)が監督なので、アメコミ(アメリカン・コミック)原作なのにイギリス映画の香りがするなあと思ってみていたら、比較的無名のクリスチャン・ベール(ウェールズ出身・「サラマンダー」っていう怪獣映画がありましたね)とヒロインのケイティ・ホームズ(米・本日トムクルーズと婚約発表)の周りをリアム・ニーソン(北アイルランド)マイケル・ケイン(ロンドン)、モーガン・フリーマン(米)、ゲイリー・オールドマン(ロンドン)、ルトガー・ハウアー(オランダ)に、渡辺謙(日本)、新鋭チリアン・マーフィ(アイルランド・28 Daysの人です)、トム・ウィルキンソン(リーズ-ザ・フーの「Live at Leeds」ですね)といういったい合計でアカデミー賞に何回ノミネートされたんだという英国中心重厚なキャストが囲むのはハリーポッターと同じ感覚。実際に撮影もイギリスが中心。コミックの映画化だからこそ役者にお金を使ってドラマを重厚に、内容をリアルにという目的は十分に果たされていて見ごたえ十分な、大人のヒーロー映画(日本だと「デビルマン」とかいう酷い事になっちゃいます・・とほほ)。「バットマン」本来の暗い魅力に満ちています。

batman1 しかあし、逆に優等生過ぎてティム・バートンが監督しジャック・ニコルソンがエキセントリックに暴れ周り、プリンスの音楽が冴えていた最初の「バットマン」のような「Coolな熱気」が感じられないのが残念。最大の弱点はヒロインのケイティ・ホームズが小娘っぽく見えて、キム・ベイシンガー(当事旬)の大人の魅力に惨敗している点でしょうか。昔はレベッカ・デモーネイ、ミミ・ロジャースという色気年増系からニコール・キッドマン(第三作のヒロインでしたね)、ペネロペ・クルズを経てロリ系に走ってしまったトム君、大丈夫でしょうか(話が脱線)。

June 17, 2005

F-1:USA Grand Prix開始!

usgrandprix アメリカでは人気がないないと言われていますが、どうしてどうして開催地のインディアナポリスでは今日から開催のF1;US Grand Prixに向けてお祭り気分が盛り上がっていました。「いました」というのはなんと開始の前日の 昨日までインディアナにいて、世界から続々と人が集まってくるのに戻ってきたこと(涙)。でも市内のほとんどのホテルは一杯でした。レースの状況は:インディアナポリス・モーター・スピードウェイのサイトをチェック。

 水曜はまだスピードウェイの中にある博物館の中まで入れて、準備が進んでいるところを見せてくれます(木曜日は入れてくれなかった)。チケットはまだまだ売っていて・・後ろ髪を引かれる思いとはこの事。というのも14年前に当事はフィニックスで開催されていたUSグランプリを見に行こうとして「まあ、来年いけばいいや」と思って見逃し、セナの優勝と中嶋の入賞を見逃してしまい、翌年からUSがなくなってしまったという苦い思い出あり。ううう、仕事が恨めしい。

indysppedway2indysppedway1

          下の写真はインディアナポリスのショッピングモール内のベビーカート。この街ではカートもレース仕様です(スピードだし過ぎたらどうするんでしょ)。mallracer1
mallracer2

         6月30日 追記:
結局このレースがタイヤ問題によって茶番劇に終わってしまったのは、ご存知の通り。行かなくて良かった(いけなかったんですが・笑)と思う反面、行けば歴史の証人になれたかという複雑な気持ち。一部観客が裁判を起こすという話もあるし、来年はアメリカグランプリ無しとの話もあるし・・・・

June 14, 2005

LIVE 8:ピンク・フロイド電撃参戦決定

atomheartmotherもうあちらこちらで報道されていますが、Live 8のロンドンにロジャー・ウォータース*込みのピンク・フロイドの参加が決定しました。あれだけいがみ合っていたのに一緒にやるなんて、まあ皆年をとって丸くなったという事でしょうか?ピンク・フロイドとしては10年ぶり、ロジャー・ウォータースが一緒にステージに立つのは24年ぶりだそうで、クリーム、ストーンズ、ポールといい今年は蘇った恐竜が暴れる年。今年は1967年でしたっけ?

 さすがと思うのはこの仕掛け人ボブ・ゲルドフ。Live Aidの時にはツェッペリン(プラント、ペイジ、ジョーンズ、トンプソン名でしたが)、ザ・フー、ブラック・サバス、そしてワム!等を再結成させたり、ミック・ジャガー&ティナ・ターナー、ミック・ジャガー&デビットボウイのサテライト・デュエット(当時の技術が追いつかず、「ダンシング・イン・ザ・ストリーツ」のビデオになりましたが)、フィル・コリンズ&スティング、エルトン・ジョン&ワム!、マドンナ&トンプソン・ツインズ等を実現させたりのやり手。単なるチャリティ男じゃなくてオーディエンスのニーズをうまくつかんでいます。確か前回もアフリカ系のミュジーシャンが少ないと批判された時に、「お金を集められるメンバーを優先させた」と言い切った男(笑)。

darksideofthemoon
 しかし今回はロンドンが偏って豪華メンバー。ピンク・フロイドの皆さんにはベルリンで「Wall」をやるか、ローマで「原子心母」、エッフェル塔をバックにレーザーを飛ばしながら「狂気」なんて如何でしょうか?

*ロジャー・ウォータースとピンク・フロイド
 ピンク・フロイドの創設者シド・バレットが精神に変調をきたし脱退した以降、各アルバムのコンセプトメイキング、作詞、そしてボーカルとグループの柱を務めてきたが、他のメンバーと対立、脱退。以降のロジャーウォータース抜きのフロイドは「生演奏付レザリアム」なんだなあと、1987年に代々木プールで始めて彼らを生で見て思った次第。1992年頃にLAのチャリティコンサートでロジャー・ウォータース、ドン・ヘンリー、ニール・ヤング、ジョン・フォガティを一緒に見たが、「コンフォタブリーナム」でウォータースXヘンリーというデュエットを聞いて違和感を感じる。1994年にLAのローズボウルでフロイドを見た時は周りの人たちが特殊なたばこを吸っていて、日本とアメリカのコンサートの違いを実感。

June 12, 2005

ドン・ヘンリー&スティービー・ニックスコンサート(ネタバレあり)

donandstevei2 アメリカのコンサートビジネスはシビアな所で、大会場を埋める為に、前座-主役ではなく同格の大物同士の組みあわせツアー(ダブルヘッドライナー)が良くあります。過去に見たのはクラプトン&エルトン、ガンズ&メタリカ(この2つはスタジアム用ですな)、エルトン&ビリー・ジョエル、キッス&エアロスミス、キングクリムゾン&ジョン・ポール・ジョーンズ(!)、見れなかったのがザ・フー&ブラック・クロウズwithジミー・ペイジなどなど。この夏もデフ・レパード&ブライアン・アダムス、シカゴ&EW&F(渋い)等色々やっています。

 そんな中、双方単独公演中ながら、地方限定でやっているのがイーグルスの看板ドン・ヘンリーとフリートウッドマックの看板娘・スティービー・ニックスのダブル・ヘッドライナーコンサート。土曜の夜に近くでやっていたディープ・パープルのコンサートにはいかずこっちに行って参りました。

 LAで解散コンサートを見たフリートウッドマック(既に脱退していたリンジーバッキンガムがゲストでスティービーと抱き合いながら歌った“ランドスライド”は涙が出るほど感激的だった)、大学生の時に武道館で見、そしてLAで93年再結成コンサートを見逃した(チケットを持っていながら、いけなかった)イーグルス。ある意味では70年代のライバル同士の看板がこうやって共演するのを見るのもまた感慨深いものがあります(懐古趣味)。

 普通の共演だとなかなかサプライズ(夢の共演)はないのですが(お互いの持ち歌を逆にやって見せたエルトンジョン&ビリジョエルは最高)、このコンサートはまずいきなりドンヘンリーでびっくり。4曲目にいきなり「ホテル・カリフォルニア」でびっくり。そしてその演奏中にラフなカッコで後ろから現れたスティービーにまたまたびっくり。スティービー・ニックスの歌う「ホテル・カリフォルニア」に観客大興奮。ここから4曲ドンヘンリーのソロ、イーグルスの曲で二人がデュエット。ドンヘンリーのステージに戻り後半は「Boys of Summer」「駆け足の人生」「All She Want is Dance」とヒット曲で締めてアンコールの絶品「デスペラード」。

donandstevei1 30分の休憩後のスティービーのステージも2曲目にいきなり「ドリームス」、そして中盤で「リアノン」とマックの代表曲で盛り上げておいて、後半ドン・ヘンリーが登場。元々はトムペティとデュエットの「Stop Draggin’ my Heart Around」等4曲ほど競演。そしてソロに戻って最後はライブの切り札(マックのライブではやらない)「Edge of Seventeen」。デスティニーズ・チャイルドがサンプリングしたり、一昨年の映画「スクール・オブ・ロック」でジャック・ブラックが踊って見せたりで有名になった、のこの曲では相変わらずワディ・ワクテル(70年代-80年代最高のウエストコーストスタジオミュージシャン。スティービーのソロツアーには常に同行)のギターが冴えまくり。で、アンコールではドンヘンリーが再登場して二人がデュエットしたナンバー「Leather and Lace」、そしてバーズの「So You Want Be a Rock’n Roll Star」で賑やかに締めるという充実の内容でした。

 再結成後のイーグルス(秋には米国内ツアー。今月ライブDVDが出ます)は94年(LA)、2003年(サンディエゴ)で、フリートウッドマックは2004年にサンディエゴで見ましたが、残念ながら古の輝きはありませんでした。でも昨晩の二人は観客が何を見たいのかをちゃんとわかってやってくれている点で大満足。

 問題はこういうものを見てしまうと次は単独で来ても行く気がなくなっちゃう点でしょうか。観客はそのうち「イーグルス&フリートウッドマック」ツアーじゃないと来てくれないかも。

June 10, 2005

Happy Birthday、レスポール

lespaul”ギターの神様”クラプトンの60歳のお誕生日でびっくりしていた私ですが、6月9日に“神様の神様、エレクトリックギターの開発者”レス・ポールが90歳の誕生日を迎えました。そうです、あの「ギブソン。レスポール(モデル)」のレス・ポール。日本ならばもうとっくに人間国宝。

ローリングストーン誌の記事“Les Paul Turns Ninety”によれば、これを機会に1978年(!)以来のニューアルバムを出すそうで、このアルバムに収録される曲はPaul McCartney, Johnny Winter, Warそして Robert Palmerの曲。で、ゲストがEric Clapton, Jeff Beck, Keith Richards, Billy Gibbons(ZZ Top), Peter Frampton, Kenny Wayne Shepherd 、Richie Sambora.(Bon Jovi)、Joss Stone, Sting and Johnny Rzeznik (Goo Goo Dolls)とまあオールスター。

ニューヨーカーならばご存知の通り、相変わらず毎週月曜日に名門JazzクラブIridiumできっちり一晩2ステージをこなしているレス・ポールですが、今月19日にはニューヨークのカーネギーホールでスペシャル・コンサートを予定。このコンサートのゲストはFrampton, Sambora, Derek Trucks, Steve Miller, Joe Walsh そしてJoe Perryとこれまた豪華。

でもお勧めはやっぱり毎週のIriduimのステージ。数年前に見ましたが、椅子にすわりながらも矍鑠とした演奏(いいところしか弾いてませんが・笑)、ステージの前後も気軽にお客さんと談笑していました。私もヒゲをさわられて「こりゃどうしたんじゃ」とからかわれました(写真はその時のもの)。

是非100歳の記念コンサートもお願いしたものです。

June 05, 2005

トニー賞とモンティパイソンズ・スパムロット

montypyson 本年もやってきました米国演劇界の最高栄誉トニー賞の季節。日曜の夜には発表ですが、特に興味があるのは新作ミュージカル部門。ノミネート作品は以下の4本。ショックなのは昨年から今年は対象作を一本も見ていないこと(涙)。昔は新作はプレヴューで見ていたのに(「ママミア」とか「ムービングアウト」)。今年の後半はちょっとネジを巻きなおします。

Best Musical
・Dirty Rotten Scoundrels
・The Light in the Piazza
・Monty Python's Spamalot
・The 25th Annual Putnam County Spelling Bee

 新作ミュージカル部門は、やはり「Dirty Rotten Scoundrels」(11部門ノミネート)と「Monty Python's Spamalot」(同14部門)のほぼ一騎打ち。モンティ・パイソン*好きの私としては絶対に「スパムロット」の独占を祈っております。でも「スパムロット」も応援しておいて、本当に主要部門独占なんかしたら、ますますチケットが取りにくくなるなあと心配している小心者(笑)。

 「スパムロット」ですが、このヒットでピンク・フロイドのメンバーにお金が入るという記事が、映画雑誌Premierに出ておりました。というのも、この「スパムロット」の元になっているのは、モンティパイソンが1975年に作った「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」という映画。で、この映画に出資しているのが当事のブリティッシュロックの重鎮・ピンク・フロイド、そしてレッド・ツェッペリン、ジェネシスで(ううむ、ヒプノシスな取り合わせ)、このミュージカルがヒットすると今でもそれぞれのメンバーに送金されるらしいのです。

*大英帝国が世界に誇る(?)コメディ集団。英国で大うけした元々のTVシリーズ「モンティ・パイソンズ・フライング・サーカス」は、日本でも昔々東京12チャンネルでひっそり放送されていましたが、これは今や伝説の存在(吹き替えでタモリがデビューした)。ビートルズ好きには「ラトルズ」といういうパロディバンドでも知られています(「4人もアイドル」)。影響を受けてアメリカで生まれたのが、サタデーナイトライブ(SNL)。そのSNLの影響で出来たのが「俺たちひょうきん族」。勿論その毒は後に従って薄まりますが。

**モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
モンティ・パイソンがTVシリーズ終了後に本格的に映画進出した作品。アーサー王と円卓の騎士の聖杯(ホーリーグレイル)探求物語を歴史に忠実(時代考証も美術考証も精密らしい)にブラックコメディ化した傑作。ちなみにこの映画が監督デビューだったのが、テリーギリアム。今では巨匠です。新作「ブラザーグリム」ももうすぐ公開。

June 01, 2005

Live 8, 7月2日に開催

先週噂をお伝えした通り、5月31日に大規模コンサート「LIVE 8」が遂に発表になりました。仕掛け人はLIVE AIDの立役者ボブ・ゲルドフ。7月2日に欧米5都市で開催される今回のコンサートはチャリティ・イベントではなく、アフリカの諸問題に喚起を促す事がテーマだそうで、LIVE AID IIではないとの事。6月7日からスコットランド(エジンバラ)で開幕されるG8に引っ掛けての今回のタイトル。アメリカではUSA(ケーブルTV)とAOL(ウェブキャスティング)が中継するそうです。

で出演者ですが、やはり噂通りちょー豪華。

Hyde Park, London:
Mariah Carey, Coldplay, Dido, Keane, Elton John, Annie Lennox, Madonna, Muse, Scissor Sisters, Paul McCartney, Joss Stone, Stereophonics, Sting, Robbie Williams, U2, R.E.M., Velvet Revolver, Bob Geldof, the Killers, The Cure, Snow Patrol
★ 圧倒的に充実のラインアップ。しかしREM、マライヤとかヴェルヴェット・リヴォルバーそしてマドンナはアメリカ側で出て欲しいなあ。
★ 今の所、噂のスパイスガールズ再結成とストーンズの参加は入っていない模様。
★ 今回の勝ち抜きバンド合戦。やっぱりU2が貫禄勝ちかな?またラストがポール・マッカートニーでレットイットビーというパターンは避けて欲しいです。

Museum of Art, Philadelphia:
Bon Jovi, Maroon 5, P Diddy, Stevie Wonder, Jay-Z, the Dave Matthews Band, Sarah McLachlan, Rob Thomas, Keith Urban, 50 Cent, Kaiser Chiefs
★ロンドンのメンバーの半分を貸してくれたらバスに乗って見に行くのに(笑)。時差の関係でトリになると思いますが、昔のフィルコリンズのように、みんなロンドンからくるのはどうでしょうか?コンコルドはもうないけれど。
★7月4日のエルトンジョンの無料コンサートはどうするのでしょうか?ボンジョビとデイブ・マシューズで十分美味しくもありますが。

Eiffel Tower, Paris:
Jamiroquai, Craig David, Youssou N'Dour, Yannick Noah, Andrea Bocelli, Calo Gero, Kyo, Placebo, Axelle Red, Johnny Halliday, Manu Chao, Renaud
★渋い(笑)。ボッチェーリとジャミロクワイ、でユッスンドゥール。ローマに出演予定のデュラン・デュランはエッフェル塔で「View to a Kill」をやって欲しい!

Brandenburg Gate, Berlin:
A-ha, Crosby, Stills and Nash, Brian Wilson, Lauryn Hill, Bap, Die Toten Hosen, Peter Maffay
★A-haって、あのA-haですよね?Take on Me。CSNとブライアンウィルソンは面白いけれどそこにローリン・ヒルとA-haというのは不思議な顔合わせ。でもせっかく元ベルリンの壁なんですから、ここでピンクフロイドの再結成とデビットボウイが「Heros」では如何でしょうか

Circus Maximus, Rome:
Duran Duran, Faith Hill, Irene Grandi, Jovanotti, Tim McGraw, Nek, Laura Pasini, Vasco Rossi, Zucchero
★何故かカントリーっぽいメンバーがイタリアっぽくなくて何だか新鮮?せっかくなんでシャナイア&ズッケーロ競演とかはどう?

あれれ、「8」だったら日本、ロシア、中国も入れて欲しいなあ(20年前のLive Aidにはえーちゃんやラウドネスが参加して世界へ向けて中継されている)。楽しみなイベントです。

ネタ元
Rolling Stone : DMB, U2 Lead Live 8 Shows

Live Daily : Bob Geldof unveils five Live 8 shows

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