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April 14, 2006

スティーブン・キング“セル/CELL”読了

体調不良でベットにいた時間が長かったことを利用して残りわずかだったスティーブン・キングの最新作“セル/CELL”を読了。1月にお伝えした通り2月には読了目標だったのですが、結局4月になってしまいました。でも今年の目標“原書で小説を読む”の達成第一号。

第二弾として3月に遂にペーパーバックになった“ダ・ヴィンチ・コード(翻訳版は読了済)”に着手しましたがさあて、こちらは映画版の公開(5月)までにいけるかどうか。

CELLbyKing1スティーブン・キング“セル/CELL”
ごく普通な天気の良い秋の午後、世界は突然破滅する。携帯(CELL)を利用していた人間が突然狂人、というかほとんどゾンビとなってしまった世界。ボストンに出張中だったコミック作家のクレイは仲間たちと共に、離れ離れになった家族を求めて北に向けて旅立つ。しかし狂人化した人たちもまた謎の進化を遂げ始める・・・果たしてクレイは家族と再会できるのか、そもそもクレイと仲間たちはそこまで生きてたどり着けるのか?妻と息子は正気を保っているのか?

いきなり理由もなく世界が壊滅する(これは帯に書いてある)のはまるで“ゾンビ”か“世界最後の男”。そう思って読み始めると、いきなり“リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに“で幕をあけます。あっという間に読者を地獄の真っ只中に連れ込むキングの筆力はさすが(販売促進の為に、この最初の章は”Weekly Entertainment Magazine”-キングがコラム執筆中にそのまま掲載)。が、中盤に映像的にスペクタキュラーな見せ場があるものの後は、静謐な筆致でどちらかというと”家族愛“、切なさ”の方が読後感として残ります。主人公たちグループVS狂人たちの派手な大攻防戦を期待する向きには不向き(最近のキングは皆、そうですが)。既に残虐ホラーのイーライ・ロス監督(「キャビン・フィーバー」「ホステル」)の手で映画化が決まっているそう(一時期はロメロ御大自らという話もあったのですが)ですが、ううむ、かなり不安。

巻末に今年の10月26日に刊行の新作”Lisey’s Story”のキング手書き原稿予告編付。

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