村上春樹「1Q84」、その一

1q84 村上春樹とは結構長いつきあいで最初に読んだのが「羊をめぐる冒険」。そこから「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」に遡ってその後の新刊小説は基本的に全部読んでいます(「アンダーグラウンド」はノンフィクション・ジャンルだと思うので除く。これだけは色々抵抗があって未読)。同じ頃に良く読んでいた村上龍の小説に手が出なくなったのに比べると穏やかで長くて良いお付き合い。

 よって「ノルウェイの森」以降のベストセラー騒ぎはあまり気にならず、ただ淡々と読んでいました。ただ今回困ったのは、とにかく上巻が買えなかったこと。この出版不況の中で”手に入りにくい”というのも話題作りの一つだったとにらんではいるのですが、とにかく参りました。

 この所、やっと楽になったのでやっと購入。昔のように一気読みをする余裕はなくなりましたが、相変わらずの村上ワールドにひたっています。夏休み(?いつだか不明)にビーチでゆっくり読みたい”物語”です。

リンク: 村上春樹の「1Q84」 発行部数200万部に - 速報:@niftyニュース.

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『おきらくヘルシーごはん—ニューヨーク・スローライフ』発売

 本日はちょっと宣伝を。ニューヨーク時代からの知人でNY関連ブログ界では超有名人のよっちゃんことフードジャーナリスト、フォトエッセイスト向井余史子さんがついに本を出版!!その名も『おきらくヘルシーごはん—ニューヨーク・スローライフ』。AMAZONでは”立ち読み”が出来るようになっておりますので是非ご覧になってください。

 知り合いのニューヨーク本も「生にゅー」「ニューヨーク ちょっぴり泣いた。たくさん笑った!―海外でたくましく生きる!楽しく暮らす! 」等だんだん増えてきました。

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以下、プレスリリースより・作者の紹介などは”続き”に入れてあります。

 簡単でヘルシー、お野菜たっぷりなレシピ、普段着おしゃれなフードコーディネートが光る料理写真、都会にいながらスローでロハスな暮らしぶりが大人気のブログ、『ニューヨーク・スローライフ』が、このほど書籍に。 『おきらくヘルシーごはん—ニューヨーク・スローライフ』(二見書房)として出版されました。8月より好評発売中。 
 
『おきらくヘルシーごはん—ニューヨーク・スローライフ』は、ブロガーよっちゃんこと、ニューヨーク在住のフードジャーナリスト、フォトエッセイスト向井余史子が、 作って、スタイリングして、撮って、書いたデビュー作。ブログ未発表の書き下ろし、撮り下ろしコラムやお料理レシピがぎゅうっと満載。

 従来のヘルシー料理本の枠を越え、科学的根拠に基づいた安全な食材の選び方から、生ゴミ減らし&窓際ガーデニング土作り用ミミズの飼い方まで。台所を拠点に、自分だけでなく、地球にもやさしい健康な暮らし方を徹底解剖。自分にも、地球にも効く。今だけでなく、子供が大人になった時までハッピーに。おいしいスローライフの作り方の全てがわかる一冊です。
 
 健康は今や地球規模の大問題。老若男女料理する人しない人問わず、現代必携の書です。


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「The Return of Led Zeppelin」

Rs480 予想はしていましたが、最新号の「Rolling Stone」誌の表紙はこれ。白髪に染めた(?)ジミー・ペイジ、太ったロバート・プラント、そして節制のせいか一番元気そうなジョン・ポール・ジョーンズ。期待と不安の再結成コンサートはいよいよ12月10日。

別館:The Song Remains The Sameは只今ZEP祭り開催中。

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スティーブン・キング“セル/CELL”読了

体調不良でベットにいた時間が長かったことを利用して残りわずかだったスティーブン・キングの最新作“セル/CELL”を読了。1月にお伝えした通り2月には読了目標だったのですが、結局4月になってしまいました。でも今年の目標“原書で小説を読む”の達成第一号。

第二弾として3月に遂にペーパーバックになった“ダ・ヴィンチ・コード(翻訳版は読了済)”に着手しましたがさあて、こちらは映画版の公開(5月)までにいけるかどうか。

CELLbyKing1スティーブン・キング“セル/CELL”
ごく普通な天気の良い秋の午後、世界は突然破滅する。携帯(CELL)を利用していた人間が突然狂人、というかほとんどゾンビとなってしまった世界。ボストンに出張中だったコミック作家のクレイは仲間たちと共に、離れ離れになった家族を求めて北に向けて旅立つ。しかし狂人化した人たちもまた謎の進化を遂げ始める・・・果たしてクレイは家族と再会できるのか、そもそもクレイと仲間たちはそこまで生きてたどり着けるのか?妻と息子は正気を保っているのか?

いきなり理由もなく世界が壊滅する(これは帯に書いてある)のはまるで“ゾンビ”か“世界最後の男”。そう思って読み始めると、いきなり“リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに“で幕をあけます。あっという間に読者を地獄の真っ只中に連れ込むキングの筆力はさすが(販売促進の為に、この最初の章は”Weekly Entertainment Magazine”-キングがコラム執筆中にそのまま掲載)。が、中盤に映像的にスペクタキュラーな見せ場があるものの後は、静謐な筆致でどちらかというと”家族愛“、切なさ”の方が読後感として残ります。主人公たちグループVS狂人たちの派手な大攻防戦を期待する向きには不向き(最近のキングは皆、そうですが)。既に残虐ホラーのイーライ・ロス監督(「キャビン・フィーバー」「ホステル」)の手で映画化が決まっているそう(一時期はロメロ御大自らという話もあったのですが)ですが、ううむ、かなり不安。

巻末に今年の10月26日に刊行の新作”Lisey’s Story”のキング手書き原稿予告編付。

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Stephen King “CELL”

CELLbyKing1いきなり“リチャード・マシスンとジョージ・ロメロに“で始まるキングの最新作(1月24日発売ほやほや)。このところ「回想のビュイック8」とか、小話の如くのこじんまりとした話の多かったキングですが、今回はスケールも大きく、最初の数ページで世界を壊滅させて見せます。ここでいう”CELL“とは、携帯電話の意味で(多分)携帯嫌い(持っていない)のキングの悪意が炸裂しています。

ただ今の所全体の1/3程度を読みましたが、何とか2月中旬までには終わらせるぞとの目標で取り組み中。

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「回想のビュイック8」byスティーブン・キング

buick8_1buick8_22久方ぶりに小説読了。この所、ビジネス書等ばかり読んで、心が荒れていたので(笑)、一服の清涼剤。考えてみてもブログをはじめてから書評は一度もない・・・巻き直さねば。

小説の感想については、キング堂さんのブログに書かれている通りで全く異議なし。ネタとしては小話程度の西ペンシルバニア警察署怪異譚を、こうして語りつくしてしまうキングの名人技に感嘆、堪能しましたが、同時に語り過剰でキングファン以外にはつらいかも。

Thecoloradokid1キングという人は、多分脳の中に別世界への扉があって、別世界から言葉が漏れてくる人。偶然にその言葉がポピュラリティを獲得=普通のアメリカ人のニーズに合致して、怪物的ベストセラー作家になったのでしょうが、ところがどうも「IT」くらいから、言葉の方が暴走して人々のデマンドの容量を超え始めてしまった様子。さてさてここから先はどうなりますか。本屋の店頭で見た新作「The Colorado Kid」はやけに薄いのですが、いかなる中身か(今度こそ、原書で読みたい!)

この小説の舞台は、いつものメイン州ではなく、今私が住んでいる西ペンシルバニア。「アイアン・シティ(地ビールのブランド名)」、ジャイアント・イーグル(地元大手スーパーマーケット)等がペンシルバニア郊外の風景(道路)と共に散りばめられていていますが、訳文はちょっとそのあたり不親切な感あり。

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ニューヨーク本の決定版「生にゅー!」

namaNYニューヨークについての本は山ほどあれど、私の選ぶ決定版は「生にゅー!・生でリアルなニューヨーク通信」。インターネットの普及、特にブログの登場で誰もが音楽、映画、そしてニューヨークの専門家のふりが出来るのですが(お前がその最たるもんと言われそう)、やっぱりプロとアマの仕事の差と言うものは歴然と存在しています。ニューヨーク関連本もアマの人が書いた体験記が多いのですが、そんな中、やっぱりプロの仕事っ!と唸らされるのがこの一冊。

作者の黒部エリさんは元々「週間現代」や今はなき「Hot Dog Press」で連載を持っていたライターさんで、同時に青山えりか名義で少女小説(ジュニア小説)を30数冊書きまくっていた(累計部数はたぶん250万〜300万冊くらいだそうな)本物のプロ。93年から現在に至るまでニューヨーク生活(私と被ってたじゃん)との事で、凄くリアル&視点が鋭くてやっぱりプロは違うなあと思うことしきり。

ご本人は絶対に覚えていないと思いますが、私がまだ一度もアメリカに来る前にご本人と数回お目にかかりました。LA行きが決まっていた私に「LAじゃつまらん。NYが良い。NYならば遊びに行く」とおっしゃっていたのは一生忘れません(笑)。言うならば私のNYの師匠(?)。NY時代が被っていたにも関わらずお目にかかれなかったのが、残念ですが、次回続編が出たら今回はNY紀伊国屋までサインをもらいに行きますので宜しくお願いします。

ホームページもいつも読んでいたのですが、この所、更新がなく寂しく思っていたら、最近ご本人によるブログ「黒部エリぞうのNY通信」が始まりました。これもやっぱり流石の出来ですので是非是非ご覧下さいませ(右の写真をクリックするとそのままとびます)。今一番NYの空気を伝えてくれるブログです。

KurobeErizou目次:
INTRODUCTION
トレンド分析チェケラッチョ
◎イカす日本語ブーム
◎お色気ヒルトン・シスターズ
◎噂のアトキンズ・ダイエットで大減量!
◎和のこころが生む盆栽メイク
◎激突! おっぱいフラッシュとお尻シェイク
◎本物のサイキックか? 噂のデヴィッド・ブレイン
◎世界のまずいもの大賞 なんちゃってジャパニーズ
◎いま民芸調がイン? 人気のマリタイム・ホテル
◎都会に増加中。メトロセクシャルな男ってなんだ?
◎日本とアメリカでここまで違うネイル事情
◎マイウェイをつらぬく不屈のヴィーガン道
◎どこでもナマステ 大ブームのヨガにケツのり!

アメリカ生活サバイバル道場
◎急患に運び込まれて12時間 悶絶!ニューヨーク闘病記
◎世界をゆるがすアイロン問題
◎ブレードヘアで鏡獅子の巻
◎実録! わが家にあったサダム・フセインの置き時計
◎壮絶! ニコレットガムで禁煙大作戦
◎ニッポンの心、ジベタリアン
◎ぜんぜん「つかみ」がオッケーじゃない世界の認識力
◎アホでマヌケなアメリカンおやじギャグ
◎ベールを被ったシロガネーゼ
◎立ち食い好きのニューヨーカー
◎アメリカ人気質ってやつは……

恋愛サドンデス
◎ニューヨークに潜むアジ専男のワナ
◎コミットメント・フォビア男にご用心
◎ロンドンの美少年と、ニューヨークの短パン青年
◎ロリコン好きの日本男子ってどうよ?
◎エッチの出会い系サイトが大人気 その実態とは?
◎日本人ギャルはモテる説は、本当か?
◎日本人男子は海外でどのくらいモテるのか?
◎フェロモン磁石ギャルの男運
◎オンライン長距離恋愛の結末は?

どすこいグルメ
◎うまいワカモーレといえば、ドス・カミノスどす!
◎押し合いへしあいの店内でアジアを満喫できるキン・カオ
◎勝負デートはここで決める Bストリート
◎アメリカンな郷愁の味 メアリーズ・フィッシュ・キャンプ
◎クラフトでぼくもわたしもドウイット・ヨアセルフ!
◎大仏さまの前でナンパできるタオ
◎アートな若造たちが集まるプラネット・タイランド
◎66でセレブに大接近!
◎バースデイをするなら、ローズ・オブ・インディアで
あとがき

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ロード・オブ・ザ・リングス「王の帰還」特別編集版

lotr_rotk1「指輪物語」は私にとって30年以上やり残して来た宿題であった。
中学生以来の我が神様・レッド・ツェッペリンの歌詞の多くが「指輪物語」なる英国の文学に強い影響を受けていると聞いて原作チャレンジ・・・・その長さ、というか最初の世界紹介と人物紹介で挫折してしまった。「徳川家康」や「新平家物語」ならば行けたのに・・・。ラルフ・バクシによるアニメ版「指輪物語」も同じ頃なのだが、こちらは途中で話が終わってると聞いて触らないようにしてきた。「スター・ウォーズ」やキングの「ザ・スタンド 」が「指輪」の影響を受けているという話も勿論知識として持ち合わせていたが、指輪を読んでいないが故に語る事の出来ないもどかしさを味わって来たのだった。

そんな私に30年の年月を経てやっと物語の詳細と結末を知る事が出来た!というのが今回のピーター・ジャクソンによる映画「ロード・オブ・ザ・リングス」3部作なのである。第一作の「フォローシップ・オブ・ザ・リング・旅の仲間を見たのが2001年末、「ザ・トゥー・タワーズ・二つの塔.が、2002年末、最終編「ザ・リターン・オブ・ザ・キング(王の帰還)」が2003年、やっと「滅びの山」へたどり着く事が出来たフロド君の如く、私の「指輪」との宿題の旅も終わったのでした。目出度し、目出度し。

ところがこの宿題には延長戦がある。一度はまってしまうと細かいところまで皆見たくなるという問題が発生。結局多くの人が通常DVDにては飽き足らず、多くの未公開シーンを含んだスペシャル・エクステンデッド・ヴァージョン(特別延長版)に手を出してしまうようになってしまう。これが本編公開から約1年後。私なども結局完結から一年、こうして映画会社の戦略にはまり、延々と宿題の延長に取り組んでいる。

米国にては昨年末に発売になった「ザ・リターン・オブ・ザ・キング(王の帰還)特別編集版」では特に本編にて明らかにされなかったサルマンと蛇の舌のその後や、いつの間にエオウィンとファラミアが?等の点がきっちり語られており胸のつかえの取れる内容である(そりゃ、あれだけの熱演シーンをカットされれば怒ります)。そうでなくてもこの「王の帰還」は、善と悪の最終決戦、そしてその終焉、エピローグというまさに「大団円」。他の三部作、例えば旧スターウォーズ、ゴッドファーザー、最近ではマトリックス等のトリロジーが「あとづけ」であるのに対し、こちらは最初から3本一緒の話を一緒に撮っている強み。鮮やかに三部作にて着地が決まる。お祝いにアカデミーの作品賞までついて来てしまった。

延々と続くエピローグの最後の最後、主題歌であるアニー・レノックスの「Into the West」が心地よい。しかしここはやはり「天国への階段」が鳴り響いて欲しかった、というのはツェッペリンファンの悲しき願いか。

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